神奈川県のダムを巡るドライブ旅と下九沢温泉(その4) 宮ケ瀬ダム④
「天端(てんば)」の脇を過ぎたところで「宮ケ瀬ダム」を真横から見学しました。手前から下方へ続くのは保守点検用の階段です。そして、水平方向に伸びる点検用通路が上下に2か所あることも確認できます。
階段は見た目には歩きやすそうですが・・。
「天端(てんば)」に入ります。
右手には「インクライン」の「山頂駅」とそこから続く急傾斜のレールが見えました。そして、駅舎内にはその車両も。
2組のレールが下方へと続いています。遠方には「あいかわ公園」の「風の丘」(芝生の広場)が確認できます。なお、界が良い日には、「天端(てんたん)」から約40㎞離れている横浜市の中心部にある「横浜ランドマークタワー」「横浜グランド インターコンチネンタル ホテル」「クイーンズスクエア横浜」などのビルを見ることができるそうです。
「天端(てんば)」の先には「エレベータ」と表示された建物があります。前回の記事で紹介したように、「宮ケ瀬ダム周辺のご案内」のパネルには 『注意! ダムのエレベーターは利用できません』 と書かれたラベルが貼られていました。高低差120mのエレベーターは右岸直下とダム管理事務所のある堤体頂上までの間を昇降します。展望塔にもなっているようです。
「宮ケ瀬ダム」のhpによると、『ダム堤体内部には2基のエレベータが設置されており、宮ヶ瀬ダム堤体内の放流設備などの機器の交換や、点検等の維持管理に利用されています。そのうち1基のエレベータは、ダムの体験学習を目的として、どなたでも自由にご利用いただけます。』 とあります。
「宮ケ瀬湖」を撮影しました。オレンジ色のブイがロープで繋(つな)がっています。これは「網場(あば)」と呼ばれるもので、ダム湖に流れ込んできた木やゴミがダムの取水設備に入らないように、ダム上流側でキャッチするための網が下(水中)に付いています。なお、対岸に続いている道路は後で走る予定の「町営宮ケ瀬湖北岸林道」です。
林道沿いに建物らしきものがありますから、ズームアップして撮影すると、展望台であることが分かりました。これも後で確認すると、ダム工事見学用の展望台跡で、現在は使われていないようです。
少し左方向を見ると、筆者が車を停めた駐車場と県道514号線を確認できました。祝物が生えていない白っぽい部分がほんの僅(わず)かですから「宮ケ瀬湖」の水位が高いようです。後になってこの日の貯水率は98%であったことを知りました。
「天端(てんば)」をの中央付近まで歩いたところで引き返して「インクライン山頂駅」近くまで戻りました。
「インクライン山頂駅」内の左手にある掛け時計は午前9時50分を指しています。
シャッターが下りた窓口には大人料金が片道300円、往復500円と表示されています。
『重要なお知らせ 新型ウィルスの拡散防止のため、当面の間、宮ケ瀬湖周辺の乗り物を運休・休止します』 との張り紙があります。
「インクライン」について図と写真で簡潔に説明されています。ダム本体の工事中に使われたダンプトラックや生コン車を運んだ「インクライン」の一部をダムの維持管理用の施設として活用するとともに、来訪者も利用できる観光施設になっていることが説明されています。諸元は、傾斜角度:30~35度、昇降工程:216m、高低差:121m、定員:46人/基。
なお、ケーブルに繋がれた急斜面のレール上にある車両をウインチなどで巻き上げる鋼索鉄道を「インクライン」と呼びますが、「ケーブルカー」との違いは前者が産業用(貨物輸送用)であるのに対して、後者は旅客輸送を目的とする鋼索鉄道です。注釈:”incline”は英語で「傾斜させる」を意味する
「インクライン」と似た鉄道として「アプト式鉄道」あるいは「ラック式鉄道」がありますが、これらはケーブルを使用しないで、車両に搭載した動力を「アプト」と呼ばれるラックレール(鋸歯がある3本目の中央レール)とピニオンギア(動力伝達用歯車)を使うことが特徴です。なお、「ラック式鉄道」は総称で「アプト式鉄道」はその一種。
当ブログで紹介した「インクライン」は京都の「蹴上インクライン」(全長582mの世界最長、関連記事:琵琶湖疎水、南禅寺)があり、コロラドのパイクス・ピークの山頂駅(海抜4,303m)で見た「パイクスピーク・コグ・レイルウエー」は「アプト式鉄道」でした。
次いで、休館中の「水とエネルギー館」へ向かいます。建物の手前に「遊覧船」の乗船券売場がありますが、その窓口のシャッターは閉まっています。
「水とエネルギー館」の前にある「宮ケ瀬ダム・ダムサイト案内」にはテープで目隠ししてある施設が何か所かあります。現在、利用または見学ができない施設のようです。しかし、「インクライン」だけはそのままですが・・。
「水とエネルギー館」の正面入口ドアが開いて館内に入ることができました。ただし、トイレ利用に限定でした。
「ダムカード」の配布は休止中とのこと。
正面には「レイクサイド・カフェ」がありますが立ち入れません。なお、1階には「ウォーターミュージアム」、2階には「宮ケ瀬ダムギャラリー」があるようです。前者には水道・電気・宮ケ瀬周辺のコーナーなどがあり、後者には宮ケ瀬ダムの建設・役割・自然環境・全国のダムを紹介するコーナーがあるそうです。
駐車場に引き返す途中に、「ダム湖百選 宮ケ瀬湖」と「宮ケ瀬湖憲章」の碑を見かけました。
(続く)




































































































































































































































































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