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2021年8月 3日 (火)

UQモバイルのテレビCMについての雑感

当ブログでテレビCMをテーマに取り上げるのは今回が初めてです。それは筆者がテレビ東京の「孤独のグルメ」など、限定したテレビ番組だけを観ているためかもしれません。

本題に入る前に、参考情報として「UQモバイル」サービスを展開する「UQモバイルコミニュケーションズ」について概説します。同社は日本の大手通信会社であるKDDI20078月に設立した会社ですが、同年に行った株式の第三者割り当てによりJR東日本と京セラなどが主要株主に加わりました。なお、UQUniversal Quality(普遍的な品質)を意味しているそうです。

ユニークな通信技術であるWiMAX(注釈:ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信方式の高速通信サービス(説明:ADSLや光回線を施設するのが困難な場所におけるラストワンマイルの接続手段)を提供。現在も“UQ WiMAX“のブランド名でサービスを提供しています。

2015年にKDDIの携帯電話サービス子会社との合併により携帯電話サービスのメジャー・ブランドである"au"の"4G LTE"を利用するMVNO事業者(仮想移動体通信事業者)、実質的にはKDDIの携帯事業"au"のサブブランド、として「UQモバイル」のブランド名です。契約者数を当時の110万から着実に増やし、20213月期には契約者数約200万、売上高2,818億円、純利益は378億円に達しました。

2021年5月14日の決算会見でKDDIは「UQコミュニケーションズ」の「UQモバイル」事業を会社分割により2021年10月1日付けでKDDIに統合することを発表しました。なお、"au"と「UQモバイル」の各ブランドはそのまま継承されるそうです。KDDIの営業・管理分野における業務を効率化するとともに、スマホ向け格安通信サービス分野を強化することが狙いとみられます。

                             ☆

さて、本題である「UQモバイル」のテレビCMです。1953年に特殊法人であった日本電信電話公社(注釈:現在のNTTグループ)から分離独立して特殊会社(国有会社)の国際電信電話株式会社(KDD)となり国際電気通信事業を独占していました。1998年に民営化されたことで、2000年に第二電電(DDI)および日本移動通信(IDO)と合併して現在のKDDIができました。そういう経緯があるお硬い企業としては珍しく、初期のテレビCM20163月4日から)には「ピンクガチャ」(母)と「ブルームック」(父)が登場。女優の堀田茜さんが共演しました。

そして、同年10月25日から放送されたテレビCMに「ピンクガチャ」と「ブルームック」の子供として「UQ三人娘」が登場しました。深田恭子さん(長女)、田部未華子さん(次女)、永野芽郁(めい)さん(三女)です。CMではピンク・レディーの「UFO」のイントロが流れ、歌い出しの「UFO」を「UQ」に言い換えるユニークな演出がお茶の間に受けました。

2020年3月には3姉妹が女性デュオWinkの楽曲「淋しい熱帯魚」に合わせて踊るCMが公開され、これも好評でであったことで「UQの三姉妹」は認知度を高めました。

2020年8月からテレビCMではなぜか 「シニア三姉妹」篇が流され、松坂慶子さん、大地真央さん、田中美佐子さんがシニア三姉妹」として登場しました。「60歳以上(シニア割)を強調するテレビCM」はインパクトがありましたが、奇を衒(てら)い過ぎた感もありました。

2020年9月になると元の「UQ三姉妹」に戻り、テレビCMめ組のひと」篇が放送されました。

2021年4月には"WiMAX+5GCM

2021年6月から放送されたCMの「スマホ&顔のヨリ」篇では突然でしたが「UQ三姉妹」が深田恭子さんと永野芽郁さんの二人だけになりました。「深田さんがいっぱい、永野さんがいっぱい」篇も同様。田部未華子さんの姿がないのです。産休のためとみられます。

その数日前の5月26日には深田恭子が体調不良(適応障害)で休養することが発表されました。その後も深田恭子さんが登場する「UQモバイル」のテレビCMが流れていましたが、このままでは「UQの三姉妹」が永野芽郁さん一人だけになるのは時間の問題です。もしや「シニア三姉妹」の再登板かと懸念しました!?

しかし、突然でしたが、7月30日には田部未華子さんがCMに復帰したのです。深田恭子さんに緊急事態が発生したため、復帰が前倒しされたのかもしれません。CM内の設定は映画監督に挑戦する次女の多部未華子さんと、撮影を担当する三女の永野芽郁さんです。この「映画撮影」篇ではアップルの"iPhone 12"が6月10日から「UQモバイル」でも使えるようになったことを強調する内容です。注釈:大手3社より8か月遅い発売

その前の週の7月24日には永野芽郁さんが新型コロナウィルスに感染したことが発表されていました。深田恭子さんが復帰するまでは綱渡り状態が続きそうです。長女であり中心人物である深田恭子さんの姿がないことは寂しいのですが、筆者が好きな田部未華子さんを「UQモバイル」のCMで観られることは嬉(うれ)しい限りです。

蛇足です。今秋、KDDIに統合された後も「UQモバイル」と"au"は別ブランドのまま継続するそうですから、それぞれのテレビCMである「UQ三姉妹」と「au三太郎」が統合されることはなさそうです。◇

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