丸亀製麺で毎月1日に「釜揚げうどんの日」が実施されていることは知っていましたが、タイミングが合わなかったことで、そのサービスを利用したことはありませんでした。名称から推測できるように、この日は「釜揚げうどん」の料金を半額に値引きするサービスがあるのです。つまり、並340円が170円に、大500円が250円に、得(大)660円が330円になります。
なお、筆者は「釜揚げうどん」を一ニ度食べたことがありますが、うどんの味を楽しむことができる最適メニューだと思います。筆者の好きな「野菜かき揚げ」との組合せが最高でしょう。今回もこの組合せにする心づもりです。
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8月1日は神奈川県に「熱中症警戒アラート」(暑さ指数/WBGTが33℃以上)が出されていましたが、予定通りに自宅を出ました。「丸亀製麺」は3か月半ぶりの利用になります。昼時の混雑時を避けるために開店時間(午前11時)の直後に店舗に到着しました。ところが、筆者の思惑(おもわく)は外れて、駐車場はほぼ満車状態であり、入店者の最後尾が店外にまで出ていました。
同行者は店外にある「毎月1日 釜揚げうどんの日」の立て看板の隣にある写真入りのメニュー看板で 『9月上旬までの期間限定で提供されるメニュー』 を眺(なが)めています。
「鬼おろし豚しゃぶぶっかけ」と「鬼おろし肉ぶっかけ」はいずれも夏向きのメニューです。ただし、筆者たちが訪れた店舗では「鬼おろしシリーズ」のうちで「鬼おろし鶏からぶっかけ」は提供していないようです。
こちらは店内にあるコンパクトな写真入りメニュー
注文カウンターで筆者は「釜揚げうどん並」(340円→170円)を注文しました。「釜揚げうどん」用の桶(おけ)が積み上げられて、「釜揚げうどんの日」を盛り上げているようです。
同行者はと振り返ると、予想通りね「鬼おろし豚しゃぶっかけ冷並」(820円)を選んでいました。昨年の夏に「鬼おろし肉ぶっかけ並」の方を食べたことを覚えていたのです。
初めて見るこの日限定である「釜揚げ定食」のPOPです。「親子丼」は筆者の好物ですが、食が細くなった現在の筆者には両方を食べることは無理でしょう。
「丸亀うどーなつ」も見つけました。同行者はこの新メニュー?に興味を持ったようです。
「釜揚げうどん」を受け取った筆者は次の「天麩羅コーナー」で「野菜かき揚げ」(180円)に加えて、「えび天」(190円)と「いか天」(170円)を選びましたが、〆て710円と格安です。
同行者は「鬼おろし豚しゃぶぶっかけ」に加えて「えび天」(190円)「いか天」(170円)「さつまいも天」(150円)を選んでいました。
なお、この日の会計は二人分の合計で2,010円です。いつものように"PayPay"で支払いました。
幸いにも「小上がり」の席が空いていましたのでゆっくり食べられそうです。同行者はこの日もサービスカウンターでお茶に加えて薬味を取ることを忘れません。
筆者は「天かす」と「青ねぎ」をお裾分(すそわ)けしてもらいました。
この薬味に助けられて、筆者は「釜揚げうどん並」を3種の天ぷらとともに美味しく完食することができました。ただし、「野菜かき揚げ」の半分は同行者のドギーバッグへ! 「うどん湯」(説明:つゆのお湯割り)のことは失念しましたが・・。ごちそうさまです!!
筆者と同行者が退店する正午の20分前には入店を待つ長い行列が極暑の店外にできていました。やはり、毎月の1日目は来客が特に多い日なのです!
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雑題です。前日の7月31日には日本銀行が15年7か月ぶりに政策金利を今年3月の値上げによる『0〜0.1%程度』から『0.25%』 へ利上げすることを決定しました。この決定を見込んで円/ドルが大きく円高・ドル安方向へ振れていましたが、午後の発表により大きく円安と円高の両方向に揺れ動きながら150円/$に迫る『円高・ドル安』 の水準となりました。
これは2022年(120円/$水準)からの円安・ドル高の長期傾向に歯止めを掛けるとともに円高・ドル安へ反転する転換点になるとみられます。米FRB(中央銀行の機能を持つ連邦準備制度理事会)が7月末には見送った利下げを今年9月には実施する可能性が高くなったことと、年内に日本銀行が追加利上げをする可能性があると見られています。
ちなみに、1990年ころに『バブル経済が崩壊』 した時に緊急避難的な経済政策として採用されたのが「ゼロ金利政策」です。2000年ころにこの政策の解除が試みられましたがすべて失敗。上記した今年3月に政策金利が値上げされるまで「ゼロ金利政策」が続きました。30年以上にわたる「デフレ経済」 との戦いでした。
為替のこの急変(政策金利の値上げ)にともない同日の株式市場では半導体や輸出株など大きく変動した個別株式もがありました。しかし、長く待たされた重要な行事(政策金利値上げ)が大きな混乱を引き起こすことがなかったことで、日経平均株価は大きな波乱は無く安定した上昇基調が続き、取引が終わる30分前から急な上昇に転じました。安心した買い方が積極的に動いたようで、この日の日経平均株価の終値は前日比628円高の39,154円でした。
しかし、翌日の8月1日には150円/$を超えて148円/$代半ばの円高に移行したことで、日経平均株価は一時1,300円ほど値下がりして日本の株式市場の不安定さ(政策金利の余震によるもの? あるいは『バブル化傾向がある株価』 の適正水準化?)を示しました。それでも、これまでの日銀による慎重な対応(注釈:遅すぎる・早すぎる両面の批判はある)が何とか上手く市場に受け入れられたと言えるようです。
政策金利が15年7か月前の水準(金利のある正常な世界)に戻ったことで、『日本経済の失われた30年』 の半分弱の時間を取り戻したと言えるかもしれません!? この長期円安傾向からの脱却に加えて、連日、テレビ画面を埋め尽くしているパリ・オリンピックにおける日本選手団の大活躍とで、久しぶり(10数年ぶり?)に明るい空気(雰囲気)が日本社会に戻ってきたようです。『景気は気から』 かもしれません。◇
<追記>2024年8月4日 日経平均がさらに急落!!
8月1日に続いて8月2日も日経平均株価は2,000円以上下落しました。これは1987年10月19日(月)のブラックマンディ時の下落幅3,836円に次ぐレベルです。今回の日経平均株価は日本銀行による7月31日の政策金利引き上げによる下げ圧力に加えて、アメリカの経済指数(雇用統計)が業界の予想を下回ったこと(注釈:経済の後退懸念)でアメリカ株が売られたこと(注釈:NYダウ工業株価平均が610ドル安、一時は900ドル超安)に大きく影響されたようです。
と言うのは、日本の株式市場で40%以上のシェアを占める海外の投資家はアメリカ株の下落に対応するため日本株を大量に売却したとみられるからです。この背景は日本国内の経済情勢よりもアメリカ市場の影響を大きく受ける体質になっているからなのです。つまり、『円高・ドル安』 の進行(当面140円/$)と日米両国で株価が低迷する構図が出来上がりつつあるようです。第二のブラックマンディは?◇
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