岐阜県と愛知県の史跡を巡るドライブ旅(その9) 岡崎市の岡崎城に初登城①
投稿を再開します。
名古屋市守山区の「白鳥塚古墳」を出発して国道155号線を西進しました。ルートとしては少し戻る形になりますが、春日井ICから東名高速道路へ入るためです。
東名高速道路のこの区間を走るのは久しぶりですが、道路の状況は特に変わったところはないようです。
44.2㎞先の岡崎ICを出て、国道1号線(下り)で名古屋方面を目指しました。手入れが行き届かないのか、路肩の雑草が伸びて鬱蒼(うっそう)とした感があります。なお、前方に見えるのは県道26号線が立体交差する陸橋です。
3㎞余り先の左手に岡崎城公園乗用車駐車場(150台)がありました。『岡崎公園 岡崎城・家康館 P』の標識にしたがって国道1号線から細い脇道に入ると、右手に料金所まで車の列が続いているのが見えます。
駐車場内に入りましたが、空きスペースを探すのが大変です。なお、駐車場から出る車の列が中央に見えます。
何とか駐車できました。お城と思われる方向へ歩くと、城郭の地図がありました。地図の右側で上下(東西)に伸びるのが国道1号線で、中央下にある「菅生曲輪(すごうくるわ)」がこの駐車場ですから、掘に囲まれた天守閣は西方向のようです。注釈:地図の向きが変則で西方向が上になっている
直線的に続く遊歩道を歩きます。右手の広場では催しものがあるようです。なお、右手に見える白い塀と二層の櫓(やぐら)がある場所は「東曲輪(ひがしくるわ)」です。
「菅生曲輪」の説明看板には、菅生緑地は本丸東側に位置し、下級武士の居住地であったと説明されています。
広場にはテントが設置され、キッチンカー(食堂自動車)も何台か停まっているのが確認できます。また、中央奥には赤白の横断幕で飾られたものがあります。
岡崎市の立て看板です。いろいろなポスターが貼られていますが、その意味が・・。看板下部の地図によれば多目的広場と表示されています。
多目的広場を振り返って見ると、中央にあるのは間違いなく盆踊りのやぐらでした。
直進する道には店舗が並んでいますが、筆者は右手に続く階段が気になります。「東曲輪」を経由して本丸と天守閣へ続くと思い(勘違いして)、この階段を上がることにしたのです。
「二の丸」(左手)に出ました。右手にある「東曲輪」との間にある塀に沿う遊歩道を歩きながら悪い予感がしてきました。このままでは「東曲輪」に沿って城外へ出てしまいそうなのです。
突然現れたこの建物は大手門のようです。
門は開いていますから、出入りは自由です。
「岡崎城総構え案内」の地図がありました。しかし、地図を確認すると、この場所は七間門(しちけんもん)付近であり、大手門は浄瑠璃(じょうるり)曲輪とともに左下に小さく示されています。注釈:この地図はなぜか上下(南北)が逆さま
門を潜(くぐ)って外へ出ました。なお、次の写真は振り返って撮影したものです。
左手の生垣の中に「岡崎城大手門」の案内が彫られている大きな石を見つけました。
写真では読みにくいと思いますので、次に説明文を引用します。
岡崎城大手門
この大手門は、岡崎公園の表玄関にふさわしい建物として建築したものです。
本来の岡崎城大手門は、現在の浄瑠璃寺の南(北東約200m)にありました。
江戸時代の記録によれば大手門は「桁行十間、梁行二間四尺)でした。
近代になって、岡崎城の城郭北側を横断する形で国道1号線が建設されたため、元の大手門が城郭から切り離されたのです。なお、ここで分かったことがもうひとつありました。東曲輪にはバス優先駐車場(身障者の小型車も駐車可)があることです。
大手門についての経緯(いきさつ)を知ったところで、元来た道を引き返すことにしました。そして、やっと気づいたのは「二の丸」には集合写真を撮る場所と土産店「おかざき屋」があることです。また、左奥にある建物は「二の丸能楽堂」と思われます。
(続く)
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