東高根森林公園を散策(その2)湿性植物園のC/D(湿性樹林/湿性野草)ゾーン
左手のやや低い場所には並行する木道が見えます。
前日の雨の所為(せい)か、泥濘(ぬかるみ)がありました。歩く速さが鈍(にぶ)った同行者が何か不満らしい言葉を発しています・・。
鉄製の柵が左手に現れました。ここは公園の敷地外なのでしょうか?
その先は足を踏み入れない方が良いと判断した筆者は同行者に声を掛けて引き返すことにしました。後で地図アプリで確認すると、やはり隣接する住宅地へ伸びる小径でした。
木道へ戻ったことで同行者の足取りが軽くなって再び先行します。カルガモがいる池はこちら側にも続いているようです。
木道の左手にある敷地には輪切りにされた太い木材が置かれています。「ナラ枯れ」など、病害虫に侵されて伐採された樹木かも知れません。
薄紫の花を見つけました。「ジャコウソウ」のパネルがあります。
調べると、日本固有の山野草で、長い筒状の花が段になって数輪ずつ咲き、大きなガクは開花後も長く残るので、ドライフラワーとしても利用できるとのこと。
木道の先に竹林が見えてきました。
木道が緩(ゆる)やかにカーブする場所にあるこの池にもカルガモががいます。
野草の「オオハナワラビ(大花蕨」の開花時期は9月から10月とあります。
気がつくと竹林が目の前に聳(そび)えていました。
「モウソウチク(孟宗竹)」の名前の由来が説明されています。筆者は『禅僧の道元が中国杭州から孟宗竹を持ち帰えって長岡京市の寺に植えた』 ことは知っていましたが、名前の由来は初めて知りました。「イネ科」の植物であることも。
「サラシナショウマ(晒菜升麻)」はキンポウゲ科の植物で花期(開花時期)は8月から10月と説明されています。難しい名前から想像できるように根茎には解熱・鎮痛・抗炎症などの薬功があるそうです。
「ムクノキ(椋木)」は甘酸っぱい果実を実らせることから、ムクドリ(椋鳥)などが集まるそうです。また、成長が早く大木になるようです。
現在地は曲がり角付近の「湿性樹林」エリアです。同行者は「古代芝生広場」に興味があるようです。
木道は緩(ゆる)やかな上り坂になりました。左手には潺(せせらぎ)があります。
(続く)
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