川崎市緑化センターを訪れる!(その8) ときめき温室⑤ ラン(続き)
「コウモリラン」(ウラボシ科ビカクシダ属、正式名称は「ビカクシダ(麋角羊歯)」)は、ジャワ、小スンダ列島、ニューギニア、オーストラリア東部の熱帯に分布し、樹上(じゅじょう)や岩上(がんじょう)に着生(ちゃくせい、意味:地面ではなく、他の樹木や岩などに付着して生育すること)、乾期と雨期のある地域を好む傾向がる。
「コウモリ」が羽を広げたような姿に例えて、「コウモリラン」といわれています、と説明されています。
温室の高い場所に「黄緑色の可憐(かれん)な花」が咲いています。
長い茎(くき)を辿(たど)ってみると、
「バニラ」(ラン科バニラ属のつる性植物)でした。熱帯アフリカ、タンザニアに分布し、「香料植物」として熱帯地域で大量に栽培されている。花は一輪ずつ徐々に開花し、「一日花(いちにちばな)」である。果実を発酵(はっこう)させたものが「バニラ・エッセンス」となる、と説明されています。
なお、日本の気候でも「観葉植物」として室内で育てることができるそうです。ちなみに、「花言葉」は「永久不滅」とのこと。また、「川崎市農業支援センター」から当緑化センターへ2015年11月に移植されました。当センターでは、2019年2月10日に初めて開花しました、と経緯(けいい)が紹介されています。
上から吊(つ)り下げられている「不思議な植物」は上記した「コウモリラン」のようです。「インテリア」として人気が高く、「吊り下げ(ハンギング)」や「板付け」(説明:着生植物を木の板や流木に着生(ちゃくせい)させて育てる栽培方法)にして楽しむのが「定番」とのこと。
なお、「鹿の角(つの)」のように細長く伸び、胞子(ほうし)をつくるため成長した「胞子葉(ほうしよう)」と下に伸びる「貯水葉(ちょすいよう)」(説明:水分や養分を溜(た)め込(こ)むための葉)が背後にいる同行者と一体化して、「不思議な写真」になってしまいました。
(その7)で紹介した「オンシジューム」(ラン科の多年草、別名:群雀蘭(むれすずめらん))です。
「レリア アンセプス チラペンシス(L. anceps fma. chilapensis)」(ラン科レリア属)は、「メキシコ原産」の着生(ちゃくせい)ランで、全体に気品のある「セミアルバ(準白色)系の銘花(めいか、意味:特に名高い花)です。
「花弁(かべん、英仏語でペタル)は「純白」、あるいはわずかに「ピンク」や「ラベンダー」がかる上品な色合いをしています。
「リップ(唇弁)」の奥に鮮(あざ)やかな濃い「紫紅色(しこうしょく)」や「美しいストライプ模様」が入るのが大きな特徴です。冬場には長い「花茎(かけい)」を伸ばして非常に美しい花を咲かせる、愛好家の間でも人気の高い非常に上品な「蘭(らん)」です。
「ラン・コーナー」の「右手エリア」をまとめて撮影。
「リンコレリオ カトレヤ パストラル ’イノセンス'」は、開花期が主に冬から早春で、「カトレヤ白花大輪花(しろばなたいりんか)」を代表する歴史的花。交配親として実績も高く、多くの美花(びか)を生み出しています。'イノセンス' は最も知られた品種で、育てやすく丈夫(じょうぶ)。
「大株仕立(おおかぶじた)て」(説明:間引いて、立派で大きな株に育てるテクニック)にも向き、「ラン展」での入賞も豊富。甘い香りも魅力(みりょく)です、と説明されています。
「デンドロビウム クリソトキサ スワビツシマ」は、トウマンアジア原産の原種です。鮮(あざ)やかな黄金色の花をブドウの房のように垂れ下げて咲かせ、甘い香りを放つのが特徴で、原種の中でも特に人気が高い「美しいラン」です。
こちらは「花の色」が違(ちが)います。「デンドロビウム・ガットン・サンレイ(Dendrobium ’Gatton Sunray')」のようです。鮮(あざ)やかな「イエロー(黄色)」の花を咲かせ、喉(のど)の部分に「暗赤色」の大きな模様(もよう)が入ります。
「花弁」のフリルとふわふわとした質感(しつかん)、「ハーブ」のような心地(ここち)よい香りが魅力です。茎(くき)の節(ふし)から長い「花茎」を下に垂(た)らすように伸ばし、「ぶどうの房」のように豪華(ごうか)な花を咲かせます。開花期は春~初夏(5月~6月頃)にかけてとのこおt。

「エピデンドラム ポーパックス」は、メキシコ~ベネズエラが原産地で、開花期は冬、ごく強健(きょうけん)で生育旺盛(せいいくおうせい)。花径2.5㎝ほどの小さな花を数多く付け、ツヤツヤとした「あずき色のリップ」が目を引きます。
短い茎(くき)がよく分枝(ぶんし)して密生(みっせい)し、這(は)うように広がって育つので、「コルク」(説明:コルクの樹皮に着生(ちゃくせい)させて育てる栽培(さいばい)方法)や「板付け」(説明:板に縛(しば)り付けて育てる栽培方法)などに仕立(した)てて楽しめます、と説明してあります。
「シンビジューム ’一葉'」(ラン科シュンラン属)は、開花期が冬で、清楚(せいそ)で趣(おもむき)のある「東洋ラン」と華(はな)やかな「洋ラン」を交配して生まれた「和蘭(わらん)」です。
本品種は「和蘭」の生みの親・山梨県の「向山蘭園」作出で、山梨ゆかりの「樋口一葉(ひぐちいちよう)」に因(ちな)ので命名された、と説明されています。気品のあるたたずまいで、「有香(ありか)」(意味:香りのある植物)。
「シンビジューム・コーナー」の全景です。
「チランジア」は、中米、南米の乾燥地帯から熱帯雨林まで、さまざまな環境に自生(じせい)します。自生地では、主に樹木や岩などに着生(ちゃくせい)して、育ちます。根はあまり発達せず、〇などの表面にある毛状の鱗片(りんぺん、意味:植物の一部に見られる、うろこ状の小さな薄片(はくへん)の総称)から水分、養分をとります。土がなくても育つため、「エアブランジ」と呼ばれ、「室内インテリア」として人気があります。
この先は「バックヤード(作業スペース)」のため、「立入禁止」です。

ここも作業場のようで、"STAFF ONLY"のシールが貼(は)られています。

「フラワーロード」に出ると、「白いアジサイ(紫陽花)」が見事(みごと)に咲いていました。そのなお、その先に見えるのは「ランの花」を鑑賞(かんしょう)した「ラン温室」であり、さらに先には「多目的トイレ」でしょう。
ここで「アジサイ」に関する蘊蓄(うんちく)です。「七変化」と言われる「アジサイの花」の「花色(はないろ)」を変えるのは「土の酸度」と「色素(アントシアニン」ですが、「白いアジサイ」はこれを持たないため、「土の酸度」に関わらず常に「純白の花」を咲かせます。
その主な品種には、大きな「毛毬状(けまりじょう)の花を咲かせる「アナベル」や、葉の形が特徴的な「カシワバアジサイ」があるとのことです。この「アジサイ」は前者のようです。「花言葉」は「寛容(かんよう)」や「ひたむきな愛」などです。(続く)


































































































































































































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