文化・芸術

2019年7月17日 (水)

北欧4か国を駆け巡る旅(その32) フログネル地区のヴィーゲラン公園(後編)

橋の上から小さく見えた石柱の上の像が、正門を入って最初に見た彫像ととよく似た人と怪獣の彫像です。
 
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橋を渡り終えると噴水とその奥にある石柱が近づきました。
 
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噴水の周りには青銅製の彫像が多数並んでいます。
 
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いずれも樹木に登って遊ぶ人物像でした。
 
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それらの下にある壁には動物と戯れる子供たちのレリーフがいくつも貼り付けられています。
 
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中には不気味な骸骨を表現したものも
 
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振り返ると、噴水前の広場は2色のタイルで幾何学模様が描かれていることに気づきました。
 
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同行者は奥のステージへ向かって先を歩いています。
 
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石段を上がった場所に男性たちを描いた透かし彫りレリーフのフェンスがありました。
 
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その先にある石像が並ぶ階段は石柱の下まで続いているようです。
 
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近くから見ると石柱は無数の人たちが積み重なって塔を形作っていることが見て取れました。
 
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女性と子供たちが集合する石像を現地ガイドさんが説明してくれましたが、周りの石像に気を取られてぼんやりしていたようで、その内容はすっかり失念してしまいました。
 
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ここで振り返ると正門までを見通すことができました。
 
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反対側(奥の方)は芝生が敷き詰められた高低差のある空間が広がっていて、中央の散策路状にモニュメントが2つあることが確認できました。
 
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ステージの奥にも透かし彫りレリーフが飾られたフェンスがありました。こちらは女性たちです。
 
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低い場所にあるのは日時計のようです。
 
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そして、さらに階段を上がった高みには何人もの人達が手足を絡ませて大きなリングを作っている奇抜な彫像がありました。
 
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右手に続く散策路から専用バスが待つ裏口へ向かいます。
(続く)

2019年7月16日 (火)

北欧4か国を駆け巡る旅(その31) フログネル地区のヴィーゲラン公園(前編)

専用バスは路面電車(トラム)の路線11番に従って北西方向へ走りました。
 
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専用バスは1kmあまり先で”Kirkeveien”通りへと左折すると、市の北西部・フログネル地区にあるヴィーゲラン公園にほどなく到着しました。正門は花崗岩と錬鉄で作られています。
 
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フログネル公園の一部であるヴィーゲラン公園(別名:ヴィーゲラン彫刻公園)は面積が32ヘクタールと、王宮公園の約1.5倍の広さがあります。ちなみに、この公園のテーマは「人生の諸相」だそうです。
 
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ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲラン(Gustav Vigeland、1869-1943年)の作品だけを展示する彫刻公園です。ブロンズと花崗岩でできた大小212点の彫刻(人物は600以上)を公園内の6つのエリアに屋外展示してあるのだそうです。それは、正門・橋・子供の遊び場・噴水・ものリスの台地・生命の環の6つです。
 
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フログネル公園とヴィーゲラン公園の案内図には、『フログネル公園はオスロの市街地では最大の公園で、年間を通して24時間開園している。ヴィーゲラン公演はその一部で構成。グスタフ・ヴィーゲラン(1869-1943年)のライフワークは青銅・花崗岩・錬鉄製の200体以上の彫刻(彫像)で構成されてい有る。」とあります。注釈:”og”はノルウェー語で「と」を意味する
 
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右手にグスタフ・ヴィーゲラン(Gustav Vigeland)の像がありました。その前にはコペンハーゲンで見かけた電動キックボードに乗る若者がいます。
 
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少し先へ進むと両側に多数の青銅像が並んでいました。
 
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その右端には、モニュメントのように、石柱の上に人と怪獣の像が飾られていました。
 
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そして、左奥にある父子像
 
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さらに進むと池の畔に出ました。その前方にも石柱に乗る彫像が確認できます。
 
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これも父子像でしょうか?
 
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美しい花が咲き乱れています。
 
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よく見ると奇妙なポーズを撮る赤ちゃんの像が
 
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橋の欄干にある彫像の一つ目は怒る子供のようです。
 
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次いでリングで戯れる男女
 
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仲の良い父子
 
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子供たちを蹴散らす男
 
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(続く)

2019年7月15日 (月)

北欧4か国を駆け巡る旅(その30) オスロ市内観光(その2) 王宮公園

我われが乗車した専用バスは市庁舎付近から路面電車のルートを横切って右前方(北方向)へ進みました。路面電車はロータリーを直進しますが、優先権は車よりも路面電車にあるのでしょうか・・。ちなみに、左前方に見える木立は王宮公園のようです。
 
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フレデリック通り(Frederiskgate)を北上して横切ったカール・ヨハン通りKarl Johans gate)の突き当り(左方向)が王宮でした。注釈:”gate”はノルウェー語で「通り」を意味する
  
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反対側(右手)には同じくカール・ヨハン通りに面したオスロ大学があります。

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王宮公園沿いの道を進むと敷地内に建物が見えました。現ノルウェー国王ハーラル5世とその家族が実際の住居としている建物のようです。
 
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坂を上りきった辺りで専用バスを下車。
 
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坂道を少し下って王宮公園の中に斜めに続く道を歩きました。
 
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王宮公園は広さ22ヘクタールで、ノルウェー王室の居城を囲む公園です。王宮の建設がすでに始まっていた1820年代に公園の建設工事が始まったそうです。

19世紀初頭に造られた王宮の前面は、
 
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化粧漆喰(しっくい)の外壁が美しい。
 
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正面にある玄関は意外に質素です。
 
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宮殿前広場にはこの王宮を建てたスウェーデン国王およびノルウェー国王のカール3世ヨハンの騎馬像(1875年建立)が立っています。台座に刻まれている” DET NORSKE FOLK REISTE DETTE MINDE.”はノルウェー語で、直訳すると「ノルウェーの人々はこの最小の旅を」となりますが・・。
注釈:スウェーデン国王としての名前はカール14世ヨハン
 
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振り返ってみた王宮から続くカール・ヨハン通り
 
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左手の芝生内にある女性像はイギリス王太子の末子であり、1905年にノルウェー王ホーコン7世の王妃になったモード(MAUD)王女です。ちなみに、1319年以来、単独の王国として絶えていたノルウェーに約600年ぶりに復活した王妃です。
注釈:ホーコン7世はデンマーク王とスウェーデン=ノルウェー国王の娘との間に生まれた二男。ホーコン7世が即位するまでの約600年間はデンマークあるいはスウェーデンの王がノルウェー王を兼ねる同君連合が続いていた
 
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“Slottsparken”(王宮公園)の案内にある地図によると変則的な形をした傾斜地を利用して南東方向へ向いて王宮が建てられています。
 
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王宮の警護を行う衛兵の詰所です。ちなみに、衛兵の交代は毎日ランチタイムに約40分かけて行われるそうです。
 
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左手にある門から王宮の裏手へ回ってみることにしました。
 
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西洋風の小さな庭園にはコーン形に刈り込まれた植栽が並んでいます。この形状から昔(1961年公開)のフランス-イアタリ合作映画「去年マリエンバードで」の印象的なシーンを思い出しました。この映画の奇妙で難解なストーリーは黒沢明監督の映画「羅生門」(原作:芥川龍之介の「藪の中」)に影響を受けた脚本家アラン・レネロブ=グリエによるものです。
 
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王宮の脇の散策路は奥の方へと続いていました。
 
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裏庭にある「氷の池」はスイレンが美しく、昔はこの池に張った氷を切り出して王宮内などで使われたことから、その名前があるそうです。
 
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“DETKONGELIGE HOFF THE ROYAL COURT”(宮廷)と表示された立て看板があります。そこには、『工事のため道路は閉鎖されています。歩行者は閉鎖されたエリアを迂回して公園の通路にしたがっても構いません。自転車に乗っている人は次の出口を利用してください。』 と書かれていました。
 
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王宮の門がありました。奥に立派な玄関が見えますから、こちらが正門なのでしょうか。ちなみに、夏の間、王宮の内部を見学するガイドツアー(有料)が行われるそうです。
   
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ノ王宮の脇へ回ると、少し離れた場所にルウェーの女性作家“CAMILLA COLLETT”(カミラ・コレット、1813-1895年、男女平等のパイオニア)の像がありました。
 
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衛兵控所の前を通り抜けて、騎馬像の近くで待つ同行者と合流しました。
 
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なお、王宮庭園内には彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの彫像もあるようです。ちなみに、この後はヴィーゲランの作品を屋外展示するヴィーゲラン公園へ行く予定です。(続く)

2019年7月14日 (日)

北欧4か国を駆け巡る旅(その29) オスロ市内観光(その1) オスロ市庁舎とオスロ港周辺

ノルウェーの首都であるオスロ(県/市)の名前は日本人にも良く知られていますが、どんな都市であるかはあまり知られていないと思います。北欧4か国の首都のなかで一番人口が少なく(市内:約66万人、都市圏:約86万人)、その中心部はほぼ徒歩圏内といえる小ぢんまりとした町です。日本からの直行便がないことも影響しているのかも知れません。ちなみに、名称のオスロは古い言葉で「尾根の下の牧草地」を意味するとされますが、諸説があるようです。
 

トーン・ホテル・テルミナスが角にある交差点を左折して東へ1ブロック進んだところにある公園Vaterlands Parkenの北側で専用バスが停車しました。変則5差路の角にあるCafé Con Barで遅いランチをすることになりました。テラス席がある外観通りに昼間は店内も明るくカジュアルなカフェですが、夜は落ち着いた雰囲気のバーに変身する店のようです。
 
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先ずサーブされたのはサラダとバゲット
 
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次いでメインのポークソテーの野菜添えには北欧料理らしくベイグドポテトが入っています。
 
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ポークソテーは濃い目の味付けをしたソースにポークが負けていましたが、野菜が好きな同行者には好みのランチでしょう。サービスも良かったと思います。
 
専用バスを待つ間、隣の”Vaterlands Parken”へ入ってみると、公園内の舗装された場所を利用して大きなチェスを楽しむ人たちがいました。
 
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公園の南隣に建つ現代風のガラス張りのビルは“Radisson Blu Plaza Hotel, Oslo”で、34階に展望レストラン&バーがあるようです。
 
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レンタサイクルが多数駐輪されていました。これは”Bysykkel”(シティバイク)と呼ばれるサービスです。
 
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元来た道を戻って王宮脇の道路に反れました。
 
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古代ノルウェーの遺品やヴァイキング時代の生活用品などを展示する歴史博物館の前を通過
 
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右前方に特徴あるのは外務省の建物
 
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その手前で道なりに左へ折れ、オスロ市庁舎の近くで専用バスを下車
 
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港へ向かって歩くと、オスロ市庁舎の脇に出ました。
 
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オスロ市庁舎は市制900年を記念して1950年に建てられたオスロ市のランドマークで、毎年12月10日にノーベル平和賞授賞式が開催されることで知られます。
 
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市庁舎の右上にあるレリーフ(彫刻)をズームアップして撮影すると、北欧神話(バイキング)を描いたもののようです。
 
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オスロ・フィヨルドの最北部(最奥部)に位置するオスロ港の最西部にある埠頭"Radhusbrygge"の左前方には、16-17世紀にデンマークとノルウェーの王であったクリスチャン4世ゆかりのアーケシュフース城が見えます。スウェーデンの軍隊などによる攻撃に備えて建設されたそうです。ちなみに、アーケシュフース城はディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」でアレンデール王国のお城のモデルになったともいわれます。
 
 
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港から戻る時に見かけた“NOBELS FREDSSENTERNOBEL PEACE CENTER”(ノーベル平和センター)にはノーベル平和賞の歴史や受賞者の功績を称える展示があるそうです。
 
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広い歩道にはキッチンカーが並んでいます。
 
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その先には昆虫の写真パネルが並んでいました。
 
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(続く)

2019年7月 2日 (火)

北欧4か国を駆け巡る旅(その19) フロムでランチと博物館を楽しむ

フロム駅の西側にある博物館の前を通過して、ランチを食べるレストランへ向かいました。フロムの町並みの背後にはそそり立った岩山が迫っています。
 
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ウィーンのシェーンブルン宮殿でも走っていた蒸気機関車型ミニバス
 
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左手に大型クルーズ客船を見ながらフィヨルド沿いの道を歩きました。
 
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右手には小型電気自動車のレンタル店があります。
 
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ウッドデッキに入ったところで振り返って見るフロム港方面
 
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フィヨルド沿いに約6分(400mほど)歩いた場所にノルウェー料理の店Flam Marina and Appartment Cafeがありました。名前の通り、小さなマリーナがある全面純白に塗られた建物(屋根は海老茶色)にあるレストラン(1階部分)です。2階は宿泊施設になっており、写真右端には増設されたと思われるガラス張りのテラス・エリアがあります。注釈;トリップ・アドバイザーによれば、フロムにある14軒のレストラン中、第3位にランキングされている
 
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レストランの店内(フィヨルド側)
 
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先ず、食パンとトマト・スープがサーブされました。日本のものに近い食パンは濃い目の味付けのスープとよく合いました。
 
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次いで、メインである鶏肉のグリル料理は、薄めの味付けで食べやすく、美味しく楽しめました。実は配膳されるまで鮭料理またはトナカイの肉料理を期待していたのですが・・。
 
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ランチを終えた30分後、フィヨルドの景色を楽しみながら同じルートを戻ります。フィヨルドの遠くに小さくなった客船を確認することができました。ちなみに、停泊中の大型クルーズ客船には "PRINSENDAM"号と表示されています。後日、ネット検索で調べたところ、オランダの"Holland America Line"社所有の客船(2002年6月就航)で、総トン数約3万8千トン、長さ約200m、乗船客数835、乗組員数470との情報が得られました。
 
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フィヨルド・クルーズまでの時間(30分弱)を利用して駅に隣接する博物館に入ることにしました。同行者は土産物のショップがあることに惹(ひ)かれたようです。ネット検索で調べると、博物館の建物は旧駅舎だったとのこと。
 
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ショップエリアに留まる同行者を残して、奥の博物館エリアへ入りました。1940年に開通したフロム鉄道の建設をはじめ、フロムに関する様々な記録と遺品などが展示されているそうです。最初の展示は乗用馬車と荷馬車、手前にあるのは牛乳缶、右端に写るのは荷物を運ぶためのソリかもしれません。右端に写る説明書きにはベルゲン鉄道の山岳区間における建設工事のため、船で運ばれた工事材料などが陸揚げされたフロムからベルゲン鉄道が通るミュドラールまでのアクセス道路"Rallarvegen"が整備され、最も安全であった馬を使う輸送方法が採用されたことが書かれていました。ちなみに、そのアクセス道には21のヘアピンカーブがあり、最大勾配は1:5だったそうです。
 
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写真展示のコーナーにあるのは乗用ソリでしょう。
 
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フロムにおける郵便配達員の装備は真っ赤な旗、スキー、灯油(または鯨油)ランプ、ラッパであることが一目で分かります。
 
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こちらは鉄道建設現場で使われた測量機器と手押し一輪車など
 
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線路のゲージを図る道具(治具)と犬釘を打つ様々な工具類
 
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一番奥のエリアには電気機関車とゲージ調整用治具などの実機が展示されていました。
 
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館内で折り返すと、「フロム-ミュルダール-フロム」の表示があるパネル上に貼られた多くの写真には当時の様子がリアルに写っていました。『フロム鉄道のトンネルはほとんど手掘り(注釈;直径1-2mの穴を何本も穿(うが)った上、ダイナマイトで広い空間を造る方法)で行われ、岩石はレーキ(熊手)とトレイ(受け皿)で取り除かれた、大きな岩についてはスタンプ・プラー(根抜機)を用いた』 と説明されていました。
 
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最後はフロム地区の立体模型です。いかに急峻なエリアで道路と鉄道の建設が行われたかが良くわかります。
 
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(続く)

2019年6月30日 (日)

北欧4か国を駆け巡る旅(その17) フロム鉄道の車窓風景とショース滝(前編)

海抜57mのヴォス駅からほぼ東方へ約50km(約50分)走行したベルゲン鉄道の電車はほぼ定刻に海抜866mのミュルダール駅に到着。800m以上も高度を上げたことになりました。次は同じホームの反対側に停車するフロム鉄道の列車に乗る迫力ある山岳列車旅です。
 
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フロム鉄道の列車にはクラシックな客車(B3型)が接続されていました。ちなみに、客車に大きく書かれた"Flomsbana"はノルウェー語でフロム鉄道を意味します。
 
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乗り込んだ車両に設置された案内用ディスプレイにはノルウェー語と英語とともに日本語モードもありました。それによると、フロム鉄道は世界でも有数の急勾配があることで知られ、フィヨルド(海抜0m)に面したフロム駅(海抜2m)から山岳地帯にあるミュルダール駅(海抜866m)まで20.2kmの景観の変化の大きさに人気があるそうです。ちなみに、我々が乗る列車はフロム駅へ向かって20のトンネルを抜けながら864mも降ることになります。最大傾斜は1:18(55パーミル)。
   
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1940年に運行が開始(1944年に電化)し、現在は、側面に絵が描かれたドイツ製EI17型機関車が6両の客車を牽引しています。確認はできませんでしたが、後方にも同型の機関車が接続されたプッシュ・プル方式になっており、接続したままで折り返すことができるようです。
 
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客車の座席はミュルダール駅方向に向いた座席が2席とフロム駅方向を向いた座席が3席(横に5席)でした。ただし、座席の向きは変えられませんので、後ろ向きの座席が苦手な同行者とともに3席側に着座することに。
 

出発するとほどなく右手に大きな湖が現れました。
 
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その反対側(左側)には崖から深い渓谷へ流れ落ちる滝が見えます。
 
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左へ大きくカーブした時、右側にその渓谷を見下ろすことができました。その右手にはフロム鉄道の線路とトンネルも確認することができます。
 
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ミュルダール駅を発車して数分後に小さなトンネルを抜けて到着したショース滝駅(Kjosfossen、海抜630m)では最大落差が225mもあるショース滝がありました。衛星地図で確認すると、先ほどの湖の一番低い場所にある崖を流れ落ちる大量の水がショース滝(Kjosfossen)となっているのです。
 
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鉄製のプラットフォームへ下りると自由落下距離93mのショース滝が迫力で迫りました。
 
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プラットフォーム上はショース滝を見ようとする人たちで溢れました。滝の右手に通路のようなものが見えますから、滝口付近まで行けるのかもしれません。
 
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進行方向にもあるトンネルの上にそそり立った岸壁にも小さな滝があります。
 
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その時、音楽が鳴り始めました。何事かと思っていると、滝の右手の崖に赤いドレスを着た金髪の女性が現れて踊りはじめました。
 
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姿が見えなくなったと思うと滝のすぐ近く、石垣の脇に現れ、
 
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次は石垣の上に移動
 
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そして、最初の位置に戻ると、パフォーマンスが終了しました。
 
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滝の飛沫(しぶき)が降りかかる中、足場が濡れた場所で激しく踊る姿にはインパクトがありました。フロム鉄道の魅力の一つと言えるでしょう。(続く)

2019年6月20日 (木)

北欧4か国を駆け巡る旅(その9) ノルウェー第2の都市ベルゲンと魚市場の賑わい

ベルゲン・フレースランド空港のターミナル内(到着ロビー)から見える景色
 
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到着出口とバゲージクレームへ向かいます。
 
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空港とベルゲン市を結ぶベルゲンライトレール(トラム)のフレスランド駅
 
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先ほど遠目に見た“BERGEN ?”の文字が真正面に現れました。
 
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専用バスに乗車してベルゲン市街地へ向かいます。ちなみに、ベルゲン市はノルウェー西岸ヴェストラン地方にあるホルダラン県の都市(基礎自治体)です。注釈;ノルウェーには19の県がある
 
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ベルゲンはノルウェー南西部、人口約28万人の港町。1070年にオーラフ国王によって建設された町で、13世紀にはノルウェーの首都となり、14~17世紀はハンザ同盟の交易都市として栄えました。現在は貿易と漁業に加え、フィヨルド観光の玄関口、ベルゲン沖の北海油田の開発基地として発展しているそうです。
 

東方向へ走ってベルゲンライトレールと立体交差
 
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専用バスは緩やかに左へカーブする道路を走行しながら小さな町を通過しているようです。
 
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北方向へ進路が変わってフィヨルドの脇に出ました。山の斜面にまで住宅が立ち並んでいます。
 
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空港を出発して約25分でベルゲン市街地に入りました。前方に港町の雰囲気が漂いますから、ベルゲンの中心地である世界遺産のブリッケンン地区に到着したようです。前方に見えるのは魚市場で、左手がヴォーゲン湾でしょう。
 
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ヴォーゲン湾の南側で専用バスを降りたあとは自由行動です。湾岸に建つ建物の裏手(ヴォーゲン湾側)に有料の公衆トイレがありました。我われは利用しませんでしたが、クレジットカードが使えると聞いて、その仕組みを見学するために立ち寄ったのです。各ドアにはにカード情報を入力する設備が備えられているのは不思議な光景でした。ちなみに、場所柄を考えて写真撮影は控えました。
   
対岸(湾の北東側)に北欧らしい尖がり屋根の建物が約300mの範囲に並んでいます。写真で見た通りのブリッケン(世界遺産の木造家屋群)です。ちなみに、ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」(2013年公開)ではこのブリッケンがアナたちが住むアレンデール王国の街並みのモデルになったといわれています。(出典:TapTripの記事Naverまとめの記事
 
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ブリッケンンへ向かうためヴォーゲン湾の周りを反時計回りに歩きました。湾の南東端にある大きな建物のガラス戸に書かれた“FISKETORGET”はノルウェー語で「魚市場」です。ガラス張りのモダンな「新魚市場」内には多数の店舗が並んでいました。ちなみに、上階には観光案内所と両替所などがあります。
 
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岸壁に沿って左に折れたところに昔ながらのテントが並んでいました。現在は魚市場と食堂がミックスしたカジュアルな場所になっています。
 
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飲み物のようなものが並ぶ店にはなぜか”Reindeer”(トナカイ)、”Whale”(クジラ)、”Moose”(ヘラジカ)の大きな写真があります。ノルウェーらしい動物ばかりですから、これらは人寄せ用の看板代わりでしょうか?
注釈; 「トナカイ」は鹿科で唯一雌雄ともに角がある。走行能力に優れているため、サンタクロースのソリを曳く動物として知られる。「クジラ」については良く知られるようにノルウェーで商業捕鯨が行われている。また、「ヘラジカ」は鹿科に属する大型動物で、ユーラシア大陸と北米の北部に生息しており、英語では生息地に応じて"elk"と"moose"と呼び分けられる
 
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(続く)

2019年6月 5日 (水)

欧4か国を駆け巡る旅(その4) デンマークのコペンハーゲンに到着(後編)

チャーチル公園から南へ約600m、集合住宅が立ち並ぶエリアにアマリエンボー宮殿がありました。現在はマルグレーテ女王など王室が暮らしているそうです。海沿いの道路で専用バスを下車して宮殿の敷地内へと歩きました。噴水の先にある西洋風庭園の間を抜けるとクリスチャン7世の騎馬像がある円形の宮殿広場に出ました。ちなみに、遠く(宮殿の先)に見えるのは緑色のドームが美しいバロック様式で建てられたフレデリクス教会です。
 
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いくつかある入口には衛兵が立ち、時々移動するシーンが見られました。
 
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もともとは旧市街の中心にあるクリスチャンボー宮殿が国王の住いとして使われていましたが、大火に見舞われたことで、当時の国王クリスチャン7世がアマリエンボー宮殿を仮の住い選んだ経緯があるそうです。しかし、この宮殿が気に入ったのか、あるいは経済的な事情があったのか、現在も女王の宮殿として使われているのは質素を重んじるデンマーク人気質を反映しているようです。
 

次の目的地であるニューハウンへ向かう途中、土産物店に立ち寄りました。無料トイレを利用させてもらうのが主目的です。
 
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入口脇に置かれている人形はデンマーク神話に登場する妖精でしょうか。被(かぶ)っているヘルメットはバイキング風。
 
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ニューハウンは17世紀に開かれた港で、色鮮やかな家々が立ち並んでいました。
 
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海を眺めながら食事ができるレストランやカフェが沢山あります。
 
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人魚姫の装飾看板
 
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アンデルセンが住んでいたという部屋の窓
 
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運河クルーズの発着場には人影がほとんどありません。事前に調べておいた情報によれば、ニューハウンを出発する運河クルーズはいくつかの運河を約1時間巡りながらオペラハウス・人魚姫の像・救世主教会・デンマーク王立図書館新館・クリスチャンボー城・旧証券取引所などを水上から眺めることができるそうです。時間に余裕のある方はレンタサイクルでこれらの観光スポットを巡る方法と運河クルーズを組み合わせるとコペンハーゲンの旧市街を立体的に観光することができると思います。
 
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停泊中の船は夏季に運行される水上バスのようです。
 
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遠くにある橋にも観光客の姿があります。様々な船が通過するはずですから、恐らくは跳ね橋になっているのでしょう。
 
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(続く)

2019年4月18日 (木)

淀川河川公園「背割堤の桜並木」を再訪(後編)

淀川の河川敷では花見客が思いおもいの場所に陣取っており、川縁では「船着き場」に人の長い行列があります。
 
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左手、木津川の河川敷には屋台の目立つテントが並んでいます。
 
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同行者たちは「背割堤」の桜の花を見ながら順路にしたがって木津川の河川敷へ下りるようです。よく見るとすでに葉桜になっている桜の木があります。
 
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河川敷の散策路から見上げる「背割堤」の桜並木
 
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屋台街に指しかかりました。最初は「からあげ大吉 中津からあげ専門店」の幟(のぼり)がある大分中津の唐揚げ店です。看板には「日本唐揚協会 からあげグランプリ受賞」の文字が誇らしげに並んでいます。ネット検索で調べると、第5回(2014年)と第6回(2015年)の西日本しょうゆダレ部門で金賞を連続受賞していました。
 
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その隣の店は「屋台のやきそば」と「焼竹の子」の看板が掲げられています。
 
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その先にも「中津からあげ」の大きな看板がある「からあげ専門店 鶏姫」
 
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そして、「京みそ焼鯖寿し」の店も
 
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オチビちゃんとコチビちゃんの両親が食べ物を購入するために屋台へ向かいましたので、スナック菓子を食べながら2人を待ちました。
 
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シートを敷いたのは「背割堤」の桜並木を後方に見上げる場所です。
 
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子供たちの両親が持ち帰った鯖寿司・串揚げ・おにぎり・団子などは瞬く間に全員のお腹の中へ
 
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花見を始めて1時間ほど経ちましたので、引き上げることになりました。河川敷の散策路を御幸橋方面へ向かいました。
 
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「さくらであい館展望塔」の最上部には桜並木と周辺の景色を鑑賞する人たちの姿が確認できます。
 
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堤防の上に上がって「木津川 御幸橋」方面へ戻ります。
  
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「木津川 行幸橋」の袂(たもと)、「背割堤さくらまつり」の会場入口には八幡市駅から続くと思われる人の列が、1時間半前と変わらず、「背割堤」へと押しかけています。
 
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こちらは「行幸橋」の歩道を歩いて八幡市駅方面へ戻る人の群れ
 
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「木津川 御幸橋」と並んで木津川の上流に架かる京阪電車の鉄橋を京阪電車が通過しています。
 
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「木津川 御幸橋」の前方(左手)には「石清水八幡宮」がある男山(標高143m、別名:鳩ケ峰)が見えます。
 
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「木津川 御幸橋」を渡り終えて信号を通過する時、山の中腹に曹洞宗(そうとうしゅう)の神應寺(じんのうじ)の本堂(国指定重要文化財)が見えました。平安時代初期に石清水八幡宮を勧請した行教(ぎょうきょう)律師が建立した八幡市で一番の古刹(こさつ)です。
 
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「八幡市駅」の券売機付近は改札から出てくる人と切符を買う人が交差して大混雑していますが、子供たちのお父さんが帰りの切符を事前に購入してくれていたため、スムーズに改札を通過することができました。(終)

2019年4月17日 (水)

淀川河川公園「背割堤の桜並木」を再訪(前編)

京阪電車を八幡市駅で下車しました。混雑するホームと改札を抜けた先の歩道にも人の波が続いていました。
 
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右手の駅前広場には12年前に参拝した「国宝 石清水(いわしみず)八幡宮」と八幡市の観光マップ」の案内看板が並んでいます。
 
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駅前広場の脇を抜けたところにある交差点を左折して京阪電車の踏切を渡った人波が木津川に架かる「木津川 御幸橋(ごこうばし)」(長さ355m)へ向かっています。ここでプチ薀蓄(うんちく)です。御幸(ぎょこう)とは天皇がでかけることで、行幸(みゆき)とも呼ばれます。ただし、御幸(ごこう)と呼ぶ場合は、上皇・法皇・女院(にょいん、天皇の母/三后/後宮/内親王など)の外出を敬って言う語になります。
  
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制服を着たスタッフから「背割堤(せわりてい) さくらまつり」の案内ビラを貰いました。
 
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府道13号(旧京阪国道)と府道22号(八幡木津線)が交わる「木津川 御幸橋」の袂(たもと)にある交差点を信号を2回待って通過します。
 
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いつもは車であっという間に通りすぎる「木津川 行幸橋」の歩道を人並みに押されて対岸へと歩きます。まるで都内の表参道の歩道を歩くようですが、実は「木津川 御幸橋」は「石清水八幡宮」の参道なのです。
 
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木津川の下流方向を見ると、対岸の堤防に続く「背割堤」の桜並木を見晴らすことができました。「石清水八幡宮」に参拝した折に訪れた場所です。そして、その先には天王山から山崎地区を望むことができます。これらは、いわずとしれた「天王山の戦い(山崎の合戦) の地です。当ブログでは「洞ヶ峠」についても紹介しています。
 
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右手前方にタワーが見えてきました。堤防上に築かれた「さくらであい館展望塔」です。淀川三川合流の地にある「出会いの場」で、高さ約25mのタワー(展望塔)は「背割堤さくらまつり」の期間中が有料とのこと。ちなみに、タワー周辺の建物は休憩コーナー・多目的広場・学習室になっているようです。
 
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右手の「背割堤」に約1.4kmにわたって約250本の桜が続く桜並木と河川敷に整備された遊歩道に大勢の人の姿があります。
 
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「背割堤 桜並木」の入口に到着しました。「木津川 御幸橋」とともに「御幸橋」と総称される「淀川 御幸橋」(長さ266m)がその先に続きますが、左に折れて「背割堤」へ入ります。しかし、12年前に訪れた時、ここに設置してあった「八幡桜まつり」の横断幕は見当たりません。「背割堤 さくらまつり」へと名称が変わったからでしょうか・・。
 
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舗装された「背割堤」を人並みと一緒に歩きました。
 
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「背割堤」の右側は淀川の「船着き場」のようです。ちなみに、「背割堤」は木津川と淀川とを約1.4kmにわたって区切り、2つの川をスムーズに合流させるために設置された施設です。岐阜県の三川分流と同じ目的の堤防といえます。
 
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桜の古木の下で木津川の堤防斜面に座って花見をする人々がいます。とはいっても肝心の桜は背面にあるのですが・・。
 
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淀川の河川敷にある「背割堤地区船着場」の真横に出ました。
 
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木津川の河川敷に本格的なテントを含む「お花見」のセッティングが並んでいます。
 
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(続く)

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