日記・コラム・つぶやき

2019年11月 9日 (土)

電子マネーの現状を考察する

電子マネーとは企業により提供される情報通信技術を活用した支払手段の一種で、現金と同じ価値を持ち、電子的なデータの送受によって行う仕組みを指します。従来はカード形式(磁気カード・ICカード)で本人認証を行う方式が採用されました。また、決済方式は現金を先に支払う(預ける)プリペイド型と後で精算するポストペイ型に大別されます。前者の先駆けは交通系電子マネーの”SUICA”であり、後者の代表格は長い歴史(注釈:約150年)があるクレジットカード(注釈:クレジットは信用を意味する)です。一般的に(狭義の)電子マネーといえば、プリペイド型を指すことが多いようですから、本稿ではクレジットカードを除いた電子マネーの動向について考察します。
 

SUICA”JR東日本などが発行する交通系電子マネーです。2001年にサービスを開始していますから18年間の歴史があります。迅速な読み取りと書き込みを実現するためにソニーが開発した非接触型ICカードの技術”FeliCa”が採用されました。ちなみに、"Felica"は香港の交通会社が一歩先んじて1997年に採用し、次いでシンガポールの都市交通向けや"iPhone"”Apple Pay”にも採用されたようです。現在、”Felica”を含む類似技術が近距離通信技術"NFC"(Near Field Communication)として国際規格化されています。その特徴は乗車前に切符を購入する必要(手間)がないことと、改札口を通過する時の所要時間が最短である(つまり立ち止まる必要がない)ことです。
 
ちなみに、日本国内では”SUICA”とほぼ同時期にサービスを開始した「楽天Edy」(旧ビットワレット、1.2億枚)が先行し、イオンが発行する”WAON”(約8千万枚)JR東日本の”SUICA”(約8千万枚)、7&iHDグループが発行する「ナナコカード」(約7千万枚)、関東地方の私鉄の団体による ”PASMO”(約4千万枚)の順で電子マネー市場のシェアを分け合っているようです。
注釈:上位5グループによる発行枚数は計約3.8億枚
 

最近は「QR・バーコード決済サービス」(別名:スマートフォン決済)が日本でも普及し始めています。「QRコード」または「バーコード」を利用することで店舗と利用者が相互に確認(注釈:店舗のバーコード・スキャナーあるいは客のスマホ内臓カメラ)できるシンプルな方法(スマ―トフォンの機能を活用)であるため、店舗にはクレジットカードのように信用照会端末が不要であり、利用者も預金口座を持っている必要がないため、中国をはじめとする発展途上国で爆発的に普及しています。その理由は上記のように簡便であることと、偽札が多くて貨幣に対する信用度が低いことや古い(汚れた)紙幣が多いことなどが理由として挙げられます。この状況は固定電話(黒電話)の普及が遅れた国ほど携帯電話の普及が急速であることと似ています。
 
例えば、中国の
Alipay”(アリペイ)は今年1月現在約10億人が利用し、“WeChat Pay”(シェア約39%)が続いているとされます。つまり、クレジットカードや電子マネーのように導入コストが高くないことが最大の利点です。また、韓国では交通系電子マネーの「Tマネーカード」、「チェックカード」(銀行口座から引き落とすデビットカード)、「クレジットカード」が普及しています。後二者が1000ウォン(約98円)以上の少額支払に対応していることが使用率が高い理由のようで。すちなみに、国別のキャッシュレス率では韓国がほぼ100%で世界一、中国は約60%、欧州諸国(除くドイツ)は40-70%、日本とドイツは約20%とのデータがあります。
注釈:バーコードは一次元型コード、QR(Quick Responnseの頭文字、日本企業による発明)はマトリックス型二次元コード
 

中国や韓国には出遅れましたが、日本国内では”LINE Pay”(“WeChat Pay”と提携)、「楽天ペイ」(約500万加入)と ”Origami Pay” (オリガミペイ、約200万加入)が先行し、昨年4月にNTTドコモの「d払い」(約700万加入)、同10月には”PayPay”(ソフトバンク&ヤフー、約900万加入)がサービス開始時に大規模なペイバック・キャンペーンを行ったことで注目を浴びました。他に、「メルペイ」(メルカリ)、”au PAY” KDDI)、”FamiPay”(ファミリーマート)、「Tマネー」(Tポイント)、”Amazon Pay” (アマゾン)なども参入したことで利用者の争奪戦が始まっています。ちなみに、MMD研究所の調査によると、スマホ決済の利用率(9月末)はPayPayがシェア44.2%、楽天ペイ17.1%、LINE Pay13.6%で、これら3社で市場の約7割を占めるとのこと。
 
一方、電子マネーの普及を狙うわが国政府は10月1日からの増税による消費の落ち込みを抑えるため、2%のキャッシュバック(注釈:キャッシュレス・消費者還元制度、中小小売や宿泊などは5%、クレジットカード/デビットカード/プリペイドカードを含む)を始めたことで、各社は独自のキャッシュバック・キャンペーンを上積みする期間限定のキャンペーンを来年6月まで実施中です。
注釈:毎日新聞の調査によると40歳代以下では50%の人が電子マネーを利用しているとのこと
 

以上、電子マネーの現状を概観した上で、自身の利用状況を披露したいと思います。時代の流れとともに、最初に加入した電子マネーは「クレジットカード」でした。利用目的は海外出張時の支払いでしたから、ステータスが比較的に高いと言われた「ダイナース・カード」、次いで「アメックス・カード」、さらには航空会社系の「JALカード」などに加入。しかし、現役を退いた現在は、年会費を考慮して、加入するカードをその一部に限定しています。
注釈:クレジットカードへの加入が認められるまではもっぱら「トラベラーズ・チェック(旅行小切手)」を利用
 

次いで、”SUICA”カードにも加入し、現在も鉄道とバスで日常的に利用しています。また、コンビニでの買い物に便利である「ナナコカード」(7&i HD)も入手。「セブンイレブン」や「イトーヨーカドー」など約50万店で利用可能です。
<参考情報> "SUICA"カードは、コンビニ、スーパー、駅ビル、飲食店、ドラッグストア、量販店、タクシーなどで利用可能。また「ナナコカード」は、ガソリン・スタンド(ENEOS)、カラオケ店(一部店舗)、「吉野家」、「デニーズ」、「かっぱ寿司」、「マクドナルド」、「コメダ珈琲店」、「ミスタードーナッツ」、「ドミノ・ピザ」、「ビックカメラ/コジマ」、「ラウンドワン」など身近な店でも利用可能
 

最近加入したのは「QR・バーコード決済」の”PayPay”です。スマートフォン(iPhone SE)にアプリをダウンロードしてチャージ方法を選択するだけで手続きが完了しました。リスクを考慮してチャージ金額の上限を設定してあります。娯楽施設の「ラウンドワン」や家電量販店の「ビックカメラ/コジマ」「ケーズデンキ」、コンビニの「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」「ミニストップ」、スーパーの「イトーヨーカドー」「OK」「東急ストア」「ライフ」、牛丼店の「吉野家」「松屋」、回転寿司の「かっぱ寿司」などでの支払いに便利です。
 
この"PayPay"に対応する店舗は急速に増加していますが、当面は”NANACO”カードと使い分けることで、ほとんどの店舗で電子マネーを利用することができるようになりました。ただし、高額商品を購入する場合は事前のチャージが不要なクレジットカードを使用しています。つまり、
当面は「クレジットカード(Visa/Master/国内の3種)」「電子マネー(2種)」「QR・バーコード決済(1種)」で十分間に合っていると思います。
 

余談です。「電子マー」とは少し異なりますが、手持ちの「ポイントカード」もだんだん増えています。ソフトバンクで加入した「Tカード」、7&i HDの「ナナコカード」で利用できる「ナナコポイント」、「イオンカード」と一体化した「WAONポイント」、ローソンの「ポンタカード」などメジャーなものから、ややマイナーなホームセンター「ビバホーム」やドラッグストア「クリエイト」のポイントカードなど10枚近くになりました。このため、私の財布は携行が必須である「運転免許証」「ETCカード」「クレジットカード」「ポイントカード」、そして様々の会員カードで一杯に!
 
その救済策として、ポイントカードをアプリの形でスマートフォン(iPhone SE)に入れることにしました。また、会員証では「JAF会員証」、家電量販店の「コジマ」、ホームセンターの「ビバホーム」についても専用アプリでスマートフォンにインストールして携行。ただし、「ナナコカード」と「WAONポイント」は、「オサイフケイタイ」機能がないiPhone向けのアプリは提供されていませんので、カードをそのまま使用せざるを得ないことは残念です。

<参考情報> 2019年10月1日現在(注釈: 関連サイトで最新情報を確認してください)
1.ナナコカード
  [現金チャージできる場所]
    ・ナナコ対応店舗のレジ
    ・セブン銀行のATM@セブンイレブン他
    ・ナナコチャージ機@イトーヨーカドー他
    ・タッチパネル端末@エナネオスのガソリンスタンド他
   [ナナコポイントの付与]
   購入額100円に付き1P付与
   注釈:1P円に交換可、2020年2月29日までの期間限定、2019年9月30日までは
       購入額200円につき1P付与であった
   ビックカメラ、コジマ、エネオス、ラウンド、マクドナルド、コメダコーヒー、ドミノピザ、吉野屋、他
  [国からの還元]
   1カ月間の利用金額について2%相当のポイントが翌月15日に付与(注釈:実績は未確認)

2.PayPay
  [チャージ方法]
    ・指定クレジットカードから自動チャージ
    ・ソフトバンクの携帯電話料金との一括支払い
    [還元率] 1.5%
  [国からの還元] (期間:2019.10.01~2020.6.30)
    ・コンビニや外食店 2%、中小小売や宿泊 5% (注釈:請求額から値引き)
   
例)コンビニでPayPayを使用すると1.5%と2.0%が還元されるので計3.5%になる

2019年9月21日 (土)

携帯電話(スマホ)の利用料金を最適化する(続編)

今年4月に投稿した記事の続編です。大手通信会社の顧客囲い込み戦略によって高止まりしている携帯電話料金を引き下げるとの触れ込みで、今年5月に電気通信事業法が改正され、10月1日から同法が施行されることになりました。鳴り物入りで一部改正された同法の成果を期待したのですが、携帯電話サービスを提供する大手通信会社から発表された新しい料金体系は契約中の解約や2年縛りへの違約金は見直されたものの、通信料金そのものに目立った変更はありませんでした。
 
記者から料金は下がっていないのではないかと質問された菅官房長官は「そうは思いません」と木で鼻をくくったように答えたことが報道されました。『携帯電話料金が他の先進国と比較して高く、4割下げる余地がある』 と1年余り前に指摘して通信業界に一石を投じた菅官房長官の言葉とは思えない大手通信会社の対応に寛容とも受け取れる発言です。
 

通話料金はどのように変わったかを考察する前に電気通信事業法の改正内容をおさらいしましょう。改正点は大別して次の3点です。

①モバイル市場の競争の促進
   ・期間拘束などの行き過ぎた囲い込みの是正のための制度を整備
   ・通信料金と端末料金の完全分離

②販売代理店への届け出制度の導入
  ・販売代理店に届け出制度を導入することで販売代理店の不適切な業務の是正に実効性を担保

③事業者・販売代理店の勧誘の適正化
  ・自己の名称等を告げずに勧誘する行為等を抑止することで、利用者利益の保護を強化
 

この法改正を踏まえて大手携帯電話会社(3社)の料金体制は10月1日までに以下のように変わります。 注)料金の詳細は各携帯電話会社の関連資料を参照・確認してください

1)NTTドコモ(9月17日発表)
  ・2年契約はそのままとし、違約金を1000円に引き下げる
   ただし、同社のクレジットカード(dカード)で料金を支払う場合は割引(170円)あり、違約金無
  ・端末を36か月で分割支払いする場合は最大3分の1を割り引く
  ・SIMロックあり
  ・ギガホ(2年契約とファミリー割引の場合、4980円/月、定期契約がない場合は5150円/月)
   とギガライト(2年契約:1GBまで1980円/月~7GB以上4980円/月、定期契約無:1GBまで
   2150円~7GB以上5150円/月)の2択
  ・ドコモ光セット割(月額料金から最大1000円割引)

2)KDDI(au)(9月3日受付スタート)
    ・2年契約はそのままとし、違約金を1000円に引き下げる
  ・端末を48か月で分割支払いする場合は最大半額免除
    ・SIMロックあり
    ・auデータMAXプラン(同居家族3人、データ容量上限無:5980円/月(6ヶ月)、6980円(以降)
    ・auフラットプラン20(データ容量20GB:4000円/月(1年間)、5000円(2年目以降)
  ・新auピタットプラン(同居家族3人、データ容量1GB以下:1980円/

3)ソフトバンク(9月6日発表、9月13日から適用)
    ・2年契約は廃止する(つまり違約金も廃止)
  ・48か月払いで最大半額免除、ただし端末購入に回線契約を条件としない
  ・SIMロックあり
  ・ウルトラギガモンスター+(50GB):3480円/月(12か月間)、4480円(2年目)
   注) 1年おトク割・みんな家族割・他がある場合
  ・ミニモンスター(1GB以下):1980円(12か月間)、2980円(2年目)
    最大50GB:6480円(12か月間)7480円/月(2年目)
   注)1年おトク割・おうち割・光セットがある場合
 

つまり、大手3社の料金体系は、大容量プランが増えたものの、従来水準でほぼ横並びの料金体系となりますから、通信料金による競争はこれまで以上に弱いものになりそうです。改正のポイントであった通信料金と端末料金の分離については各社とも端末の分割払いに対する割引と形を変えて存続。ただし、10月1日から商用サービスを開始するとしていた楽天モバイルが、基地局の整備などの遅れで開始時期が大幅に遅れることになった(新しい開始時期は未公表)ため、当分は上記のような横並びの状態が続くと見られます。
 
ただし、懸案となっていた大手通信会社によるSIMロックは、従来通り(2015年5月以降に販売された端末は101日目以降に解除可能)のままですから、近いうちに追加で見直しが行われる可能性があると思われます。また、楽天モバイルは新規参入が遅れたことを挽回するため、積極的な料金体系で携帯電話業界にインパクトを与えることも予想され、来春(6月ころ)に商用サービスがスタートする第五世代超高速移動通信「5Gサービス」に対応する携帯端末(日本では未発表)への買い替え需要が生まれることになります。
 
それに先立つプレサービスについては、NTTドコモが9月20日にラグビーワールドカップ2019の会場などにおいてソニーMC・サムスン・LGエレクトロニクスの各社製プレサービス専用端末を使って開始しました。また、ソフトバンクは8月22日にさいたまスーパーアリーナで開催されたバスケットボールの日本代表戦でプレサービスを実施しました。
 
楽天モバイルの参入と5Gの商用サービス、つまり不確定要素と大きな変化、により最新の料金体系が大きな影響を受ける可能性があります。従い、当面(来春まで)は様子見とし、利用者は来年後半に大きな判断をするのが良いと私は考えています。上記状況を踏まえて、これからも携帯電話料金の動向を注視したいと思います。

2019年6月26日 (水)

北欧4か国を駆け巡る旅(その15) ウルヴィックからフィヨルドツアーの基点ヴォスへ

午前7時近くになるとレストランの入口付近には長い列ができましたが、前日の夕食と同様に予約席となっていますから慌てる必要はありません。朝食も前日の夕食と同じビッフェ形式(食べ放題)です。
 

午前8時45分、専用バスに乗車してホテルを出発。最初の目的地はベルゲン鉄道(ノルウェー鉄道庁のベルゲン線)のヴォス(Voss)駅で、ソグネ・フィヨルドやハダンゲル・フィヨルドへの中継駅(基点、ベースポイント)になっています。ちなみに、この路線は首都オスロと第2の都市ベルゲンを結ぶノルウェーの主要鉄道(全線単線・電化、路線長489km、所要時間約6時間半)です。
 
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ホテル前の浮桟橋に係留されていた水上飛行機が白い航跡を残しながらゆっくり移動しているのが見えます。
 
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ウルヴィック・フィヨルドの折れ曲がった最深部を抜けて前日とは反対方向に走行します。
 
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その時、上空でエンジン音が聞こえてきました。水上飛行機が離水したようです。慌ててカメラの電源を入れましたが、撮影できたのはその小さな後姿だけでした。
 
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ウルヴィック・フィヨルドとオサ・フィヨルドの合流点付近を通過
 
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エイド・フィヨルドに架かる国定景勝道路(RV)13号の吊り橋が見えてきました。
 
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地方道路572号がトンネル内に入ると珍しい光景がありました。トンネル内にラウンドアバウトがあるのです。前日、通過した時にはスケジュールなどを確認していて気づきませんでしたが、国定景勝道路(RV)13号にヴァラビックトンネル(Vallavik)内で合流する目的で造られたのです。
 
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長いトンネルを抜けると左手に大きな湖(Nesheim)が現れました。湖畔には小さな集落が確認できます。
   
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ウルヴィックのホテルを出発して約45分後(午前9時30分ころ)にホルダラン県のヴォス(Voss)に到着。駅前広場で専用バスを降りてヴォス駅へ向かいました。雨はすっかり止んでいました。駅の隣接地でビルが建設中であるためか仮設の歩道橋が設置してありました。
 
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一段高くなったところに列車の線路があります。
 
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プラットフォームに上がりました。ちなみに、欧州の鉄道駅ですから改札口はありません。建設中のビルの先から列車の架線と交差するように上方へ伸びるワイヤがあることに気づきました。
 
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下から見上げるとロープウェイの駅のようです。
 
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ネット検索で調べると、標高660メートルのハングレン山の頂上まで5分ほどで到着できるロープウェイでした。しかし、ゴンドラの姿がなく、ワイヤも緩んでいるように見えます。ワイヤの張り替え工事のために運休しているのかもしれません。
 
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プラットフォームの前方へ移動すると反対側にもプラットフォームがあることが分かりました。ベルゲン鉄道は全路線が単線(標準軌道)ですから、主要駅であるヴォス駅では上りと下りの列車がすれ違うようです。
 
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午前10時発のミュルラール駅(Mydral)行き列車を待ちました。ソグネ・フィヨルドから分岐するオーランド・フィヨルドの最深部にあるフロム駅(Flam)へ至るフロム鉄道との乗り換え駅です。
 
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ちなみに、ヴォスはフィヨルドクルーズの基点であり列車やバスの中継地点となる町(人口約1.4万人)です。今回はバスから列車に乗り換えるだけで、観光する余裕がありませんので、参考情報としてヴォスの観光案内サイトにリンクしておきます。
 
北欧旅行の3日目が始まったところで投稿を小休止します。
(続く)

2019年6月24日 (月)

北欧4か国を駆け巡る旅(その13) ハダンゲル・フィヨルド地区(ウルヴィック)のブラカネス・ホテルに宿泊(前編)

外の景色を楽しんでいるうちにチェックインが完了。宿泊する部屋は1階(日本の2階)にあるロビーから時代を感じさせるエレベーターで1階分だけ上がった303号室です。ちなみに、荷物がなければロビーから続く階段を上がればすぐ部屋にアクセスできて便利な場所にありました。
  
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4つ星ホテルだけあってバスタブが設備されています。
 
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3階(日本の4階)の窓から見るウルヴィック・フィヨルド
 
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午後7時30分からホテル内のレストランで夕食(ブュッフェ形式)でしたが、何組もの団体客が到着したため、大きなレストランもほぼ満席の状態。人気があることが良く分かるホテルです。
 

フィヨルドを正面に見ることができる3階の自室で絶景を3時間近く楽みました。
 
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午後11時と言うのに外はまだ薄暮状態ですから厚手のカーテンをしっかり閉じて就寝することにしました。この日(2日目)の総歩数は12,233歩です。
 
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天気予報では翌日雨天と伝えられていましたので、空が白み始めた午前4時頃に起床。カーテンを開けると前夜と同様の曇天で、雨は降っていないことに安堵しました。
 
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ベランダにある椅子席からはロビーに続くサンルームがすぐ下に見えます。
 
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雲の状態は刻々変化して、視界が少し悪くなったようです。
 
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この日は船でフィヨルドをクルーズする予定が入っていますから気が気ではありません。20年前(1999年4月)にニュージーランドの南島にあるフィヨルド「ミルフォート・サウンズ」ではボート・クルーズが風雨に祟(たた)られたことが思い出されます。次の写真はその時に撮影したものです。
 
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(続く)

2019年6月23日 (日)

北欧4か国を駆け巡る旅(その12) ベルゲンからハダンゲル・フィヨルド地区へのバス旅(後編)

Stainsvegen”を出発して主要道7号を10分ほど走行するとハダンゲル・フィヨルド沿いに出ました。
注釈;全長は179kmあり、ノルウェーで2番目、世界で3番目の規模を誇る
 
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ハダンゲル・フィヨルド沿いに東進する主要道路7号でウルヴィック(Ulvik)へ向かいました。
 
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ハダンゲル・フィヨルドから分岐したフィヨルドに架かる吊り橋を渡りました。
 
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主要道路7号はハダンゲル・フィヨルドから分岐するグランヴィン・フィヨルドに沿って北東方向へ続いています。
 
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山の上から水が流れ落ちています。
 
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Granvin”で国定景勝道路(RV)13号に入ってエイド・フィヨルド方面へ向かい、地方道路572号へそれると、右手後方にRV13が通る吊り橋が見えました。いよいよこの日の目的地が近づいたようです。
 
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エイド・フィヨルド沿いに進みます。
 
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エイド・フィヨルドから分岐するオサ・フィヨルドへそれる場所に出ました。
 
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さらに左手に分かれるウルヴィック・フィヨルド沿いに進みます。
 
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前方に集落が見えてきました。
 
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ハダンゲル・フィヨルド地区内にあるウルヴィック・フィヨルドを間近から見ることができるブラカネス・ホテルBrakanes)に午後6時半すぎに到着しました。1952年に開業した4つ星ホテル(全143室)です。正面エントランスは一段高くなった車寄せよりもさらに高くなっているため、風格があるファサードを演出しています。
 
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このホテルはフィヨルド側へ傾斜した敷地に建っているため、1階(日本の2階)にあるホールの先にあるサンルームを抜けると前庭に出ることができます。緩やかな下り坂を10m余り歩くと、フィヨルドの最深部に造られた桟橋に出ることができました。ちなみに、最深部にあるオサ・フィヨルド沿岸のオサは数km東にあります。
 
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(続く)

2019年6月22日 (土)

北欧4か国を駆け巡る旅(その11) ベルゲンからハダンゲル・フィヨルド地区へのバス旅(前編)

ブリッゲン地区を約1時間散策した後は、ベルゲンから専用バスでハダンゲル・フィヨルド地区へ(150km、約3時間)の長距離移動です。ヴォーゲン湾沿いの道を進むと、湾の入り口付近にある大型客船用埠頭の近くを通過しました。
 
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ネット検索で調べると、ベルゲンに近いフィヨルドを巡るクルーズ、ノルウェーの海岸線を巡るクルーズ、そしてヨーロッパ諸国の主要都市に寄港する国際クルーズなど多彩な船旅があるようです。
 

首都オスロへ向かう欧州自動車道路E16に入って北上しました。
 
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ほどなくE16はソル・フィヨルド(Sorfjorden)沿いに出ると進路を東に変えました。
 
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ソル・フィヨルドに架かる吊り橋
 
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ソル・フィヨルドに沿ってE16が続きます。
 
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主要道7号にそれて峠のような小高い場所を通過
 
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ベルゲンから約1時間半、Stainsvegenにある巨大な「ステインス滝」(Steinsdals)にトイレ休憩を兼ねて立ち寄りました。川沿いにある駐車場(無料公衆トイレ有)に専用バスが駐車。
 
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「ステインス滝」の案内パネルには、『この滝ができたのは幸運な事故に由ります。17世紀末まで川は現在滝がある場所の西を流れていました。しかし、1699年の洪水により農場が甚大な被害を受けましたが、古い川の流路は大量の雪または雪崩によって遮断されてしまったため、水は崖を超えざるを得なくなりました。19世紀に入ると観光地として注目されるようになりました。(中略)1890年ごろの写真には木製の橋が写っています。1910年頃の写真には滝の脇にある園亭と観光客を待つ小型馬車が写っています。1930年には自動車が 「ステインス滝」へ来るための交通手段になりました。(以下略)』 とあります。
 
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「ステインス滝アーチ橋」の説明パネルには、『このアーチ橋は1908年に建設されました。長さが32m(アーチのスパンは24.45m)、道幅は3.75m。(以下略)』
とあります。
 
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滝まで徒歩で向かいました。
 
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滝の裏側を通り抜けることができます。
 
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流れ落ちる大量の水
 
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駐車場とその手前にある店舗が眼下に
 
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近くにある小さな牧場には羊たちが草を食んでいました。
 
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(続く)

2019年6月21日 (金)

北欧4か国を駆け巡る旅(その10) ベルゲンの世界遺産「ブリッゲン」を散策する

その先にある埠頭(ふとう)のような場所に建つ建物は1899年に創業した老舗バーの”Jack’s Country Saloon”になっており、欧州らしいオープン・テラスは観光客で賑わっています。
 
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埠頭脇にこの立て看板を見かけました。ヴォーゲン湾沿いにあるモニュメントの説明のようです。
注釈; “Vagen””a”には小さな○印が付いています。これは北欧3か国で用いられる文字で、「ア」よりも「オ」に近い発音となる
 
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左上にある”SHETLAND-LARSEN”の説明文は『第二次世界大戦中、ナチズムに対する抵抗と北海において極めて重要な役割によって高く評価された海軍士官”Leif Larsen”への賛辞』
注釈;ベルゲン出身者、ナチスドイツに侵攻されたノルウェーからの脱出ルートを構築、”SHETLAND”はスコットランドにある基地名
 
左下にある”NORDSTJERNEN(THE NORTH STAR)”の説明文は『第二次世界大戦中、商船と海軍において海での勤務中に戦死したベルゲン出身の515名の水夫たちへの賛辞』
 
右横の”MINEBOSSEN(THE MINE DONATION COLLECTOR)”の説明文じゃ『戦傷水夫と戦没者の家族への寄付および第一次世界大戦中、ベルゲンを168隻の船が出発した時、海での勤務中に戦死したベルゲン出身の水夫292名への賛辞』
 
「ブリッケンン」が近づきました。その前の埠頭には多数の船が停泊しています。
 
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遠くには軍艦、帆船(はんせん)、そして大型豪華客船も見えます。
 
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ヴォーゲン湾東端の角、変則的な交差点に出ました。カラフルな外観の建物が魅力的です。
  
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その左手にある遠目には教会のように見えた建物はレストランの“Egon Kjottbasaren”です。ほぼ満席のテラス席が確認できました。
 
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ベルゲンで最も古い木造建築(3階建)とされるハンザ博物館が改修工事中で見られないことは残念ですが、「ブリッゲン」の木造商館群が目の前に現れました。
 
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地上階(0階)がショップ/レストラン/ギャラリーなどになっている建物は間口が狭いのですが、航空写真で確認すると、奥行きが異常に長い京町家風なのです。つまり、当時は前面(埠頭に近い)部分が倉庫として使われ、その奥には事務所と住宅エリアになっていたそうです。
 
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来し方を眺めると、バー”Jacks Country Saloon”が入る建物は意外と大きく、レストランなど多数の店舗があるようです。
 
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「ハンザ博物館」の湾側にあった説明パネルです。バーコードが付いていますから、詳しい説明を読むことができるのでしょう。西洋史オタクの私とは違って「ハンザ同盟」は同行者の関心事ではなさそうですから、長居しないでスルーすることに。 
注釈;「ハンザ同盟」は中世後期(13-16世紀)に北海とバルト海沿岸のドイツ諸都市が中心になって結成した経済的同盟体。ハンザとは元来「商人仲間」を意味する。ベルゲンの中心部(旧市街)であったブリッゲン地区は14世紀に加盟。
 
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このモニュメントは形状から見て前述の”MINEBOSSEN(THE MINE DONATION COLLECTOR)”だと思われます。
 
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「ブリッゲン」の建物群(続き)の写真をさらに3枚
 
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小型の軍用船が近づいてきました。
 
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その先にあるこちらの大きな軍艦(フリゲート)の船尾にはスカンジナビア十字をあしらった竿(さお)側からから遠い部分が燕尾形(えんびがた)をしたノルウェー国旗が掲げてあります。海上で使用したり、公館庁が掲げたりする場合の国旗で、十字がバランスよく見えるように竿寄りに十字の交点があるデザインです。
 
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帆船越しに見る対岸風景
 
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土産物店を何軒も梯子をして「ご当地パッチ」(いわゆるワッペン)を探し回りましたが見つけられず、購入したのはコーヒーマグだけになりました。1時間しかない自由時間の終わりが近づきましたので、集合場所である「ブリッゲン」の西端にある「ラディソンBLUロイヤル・ホテル」に近いベンチで休憩することにしました。テラス席のすぐ隣です。
 
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同行者はアイスクリーム店で選んだソフトクリームに舌鼓を打っています。
 
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ベルゲン市街地を展望するにはケーブルカーでフロイエン山(標高425m)の山頂へ上がる(所要時間約4分)と良いのですが、15-30分間隔で運行されているようですから、1時間の自由時間では余裕がありません。しかも、この日は曇天で山頂付近を見ることができませんから、山頂からの眺望は期待できそうにもありません。その景色は「ベルゲン観光情報」のサイトで見ることができます。(続く)

2019年6月19日 (水)

北欧4か国を駆け巡る旅(その8) コペンハーゲン空港からノルウェーのベルゲン・フレースランド空港へ

午前11時10分、SK2864便(ベルゲン行き)の 搭乗が始まりました。先ず優先者、次いで座席1-19列(ボーディング・ブリッジを利用)。座席が28列(階段を利用)の我われは搭乗順が最後です。
 
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B9ゲートのセルフ・ボーディング・ゲートを抜け、左手の階段を下りてエプロンに出ました。SK2864便の機材はエアバス社製A320-251N(座席数約180、2016年10月登録)。
 
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尾翼に近いドアに掛けられた乗降用階段(タラップ/オランダ語:trap)を上がります。機体の垂直尾翼には”SAS”の文字があり、胴体の上部にはスカンジナビア航空の主要拠点があるデンマーク/ノルウェー/スウェーデン(スカンジナビア諸国)の国旗を簡略化したものが描かれています。
 
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余談です。この3か国の国旗は色遣いが異なるだけで同じスカンジナビア十字(交点が左寄りの横長十字、ノルディック・クロス)です。これは人種的に同じ北ゲルマン系であり、言語もゲルマン系であり、過去(14-16世紀)には同君連合(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン連合国家)を構成していた背景があるからでしょう。ちなみに、フィンランドも同じデザインですが、人種と言語が異なります(起源には諸説がある)。ただし、650年間もの長きにわたってスウェーデンの支配下(スウェーデン・フィンランド連合国家)にあったことで文化的には国境を接するロシアよりもスカンジナビア諸国に近いようです。なお、スカンジナビア諸国のみならずヨーロッパン諸国の歴史において重要な存在であるヴァイキングについては後述します。
 

SK2864便(A320)の機内(キャビン)は中央の通路を挟んで左右に3席ずつ並んでいます。 
 
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各座席に装備されたUSBコネクタ(タイプA
 
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機内WiFiサービス(有料、SAS会員は無料)
 
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飲み物が配られたところで先ほど購入したオープンサンドを取り出しました。箱の蓋(ふた)に書かれた“smorrebrod”(スモーブロー/デンマーク語)はオープンサンドを、”fra”は「~から」を意味しますので、“Smorrebrod fra Aamanns”は「アーマンズ製オープンサンド」です。
 
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蓋を開けると三角形にカットされたオープンサンドが2個入っていることが分かりました。
 
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ハムとチーズを挟んだオープンサンドです。
 
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軽食を食べ終えた(出発後1時間10分)ころ、ノルウェーの海岸線が左手に見えてきました。SK2864便はかなり高度を下げたようです。
 
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湖あるいはフィヨルドが確認できます。
 
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そして多数の島々も
 
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フィヨルドと思われる複雑な海岸線が現れました。
 
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窓枠の傾きからSK2864便が着陸態勢に入ったことが分かります。
 
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ベルゲン・フレースランド空港の整地された敷地が見えてきました。
 
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タッチダウンの予感
 
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定刻の午前12時50分、ノルウェー南西部にあるベルゲン・フレースランド空港に到着しました。長さ2990mの滑走路が一本あるだけのコンパクトな空港で、ベルゲン市の中心部から南西方向、10数kmの距離にあります。
  
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(続く)

2019年6月18日 (火)

北欧4か国を駆け巡る旅(その7) コペンハーゲン空港におけるセルフ・チェックイン

SASが国際線に利用する第3ターミナルに到着。
 
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専用バスを下車して、前日利用した到着口(Arrivals)の右手(注釈;Terminal 3の表示の右下)にある出発口へと進みました。デンマーク語の”Afgang”とともに英語でDepartures”と併記されていますから迷うことはありません。それにしても、小さな入口です。しかも、その前方に大きなコンクリートブロックが3つも置かれています。安全上の配慮なのかもしれません。
 
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第3ターミナル内には”TREAT YOURSELF TODAY!”の看板があります。チェックインはセルフサービスで行う必要があるのです。
 
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右手にセルフチェックイン用端末が何台も並んでいました。”Self Service Check-in”画面で先ず、航空会社を選びます。
 
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次いで利用したい言語を左上のアイコンをクリックして選びます。
 
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幸いにも日本語を選ぶことができます。
 
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メニューが日本語に変わりました。Eチケットに記載されている6桁の予約コード(予約番号)を入力します。
 
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そして、名前と預ける荷物の数とマイレージなどの情報をメニューの指示に従って入力すれば、搭乗券(ボーディングパス)と荷物用タグが発券されました。搭乗ゲートは決まっていないようで表記されていません。従来の搭乗券とは異なり、搭乗時に切り取って搭乗者の控えとなる部分がない代わりに、印刷されたバーコードがありました。これは搭乗者が出発口と搭乗ゲートを通過する時に読み取り機にかざす必要があるバーコードです。
 
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タグを貼り付けたスーツケースを荷物預け入れカウンター(BAG DROP)にあるベルトコンベアに載せて、荷物用タグの端についていたバーコードをバーコードリーダーで読み取らせます。そうすると、ベルトコンベアが自動的に動き出してすべてのチェックイン操作は完了です。
 
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これらのプロセスはすべてセルフサービスですから空港のスタッフは一切関与しません。ただし、操作がうまくできない時にアシストするスタッフが少人数控えていました。また、北欧か国のうちノルウェーはEUに加盟していませんが、いずれも北欧理事会に加盟していることで入出国管理が共通になっているため、2か国目からはパスポートコントロールがありません。また、通貨としてユーロを採用しているのはフィンランドだけで、その他は各々の自国通貨を採用しています。
 

出発まではまだ十分な時間がありますが、ターミナルの増設工事を見ながら搭乗ゲートへ向かいました。ちなみに、1枚目の写真の右上に写る建物はターミナル3の前にあるクラリオン・ホテル(Clarion Hotel)です。そして、2枚目の方はデンマークの安全靴メーカー”AIRTOX”社の広告看板。
 
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搭乗券に搭乗ゲートが記載されていませんので、出発便の表示画面で確認しましたが、ノルウェーのベルゲン行きSK2864便の搭乗ゲートはまだ決まっていないようです。
 
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午前11時30分発のSK2864便がベルゲンに到着するのは午前12時50分の予定ですから、軽食をスナック・バーで購入することにしました。国際便といっても飛行時間がわずか1時間20分と短いため、機内では飲み物しかサービスされないそうです。
 

ショップエリアにある手作りオープンサンドの店Aamanns Deli & Take Away”(アーマンズ空港店)で同行者が選んだフルーツの盛り合わせが35デンマーク・クローネ、デンマーク風サンドイッチが79デンマーク・クローネで、計144.75デンマーク・クローネ(約2300円)とかなり高価です。クレジットカードを使わない同行者は20ユーロ札(144.75デンマーク・クローネ相当)で支払い、30.75デンマーク・クローネのお釣りを貰いました。国際空港内ですからデンマークでもユーロが使えるのです。商品はすべて手作りのため、同行者は購入したフルーツの盛り合わせとデンマーク風オープンサンドを受け取るまで10分以上も待たされたそうです。
 
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ここで箸休めとしての基礎的な英会話講座を。店名にある"take-away"は「持ち帰り」を意味するイギリス英語で、アメリカでは日本語にもなっている"takeout"です。ちなみに、店員は『店内でお召し上がりですか? それともお持ち帰りですか?』を"For here or to go"と訊きますから、"For here,
please"または"To go, please"と答えてから、"Thank you"と付け加えれば完璧です。
 

同行者は隣のJOE & THE JUICEで冷たいフレッシュジュース”POWER SHAKE”(54デンマーク・クローネ、約860円)も購入。手作りのフレッシュジュースはストロベリー味でプロテインなどが入っているそうです。ちなみに、私とともにアメリカで5年間居住したことがある同行者は一人での買い物も平気なのです。
 
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午前10時15分ころ、ディスプレイにSK2864便の搭乗口が“B9”であるとの表示が出ました。
 
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ゲートB9へ向かいました。ゲートB9の待合所には簡素な操作宅とともに壁にAC電源とUSBのコネクタがいくつも並んでいます。
 
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搭乗するまで1時間近くあり、手持無沙汰な私は例によって発着する旅客機と空港内の施設を眺めて歩きました。先ず、ノルウェー航空機。
 
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スカンジナビア航空(SAS)機
 
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管制塔
 
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(続く)

2019年6月17日 (月)

北欧4か国を駆け巡る旅(その6) コペンハーゲンの朝

<北欧旅行についての投稿を再開します>
 
まだ外が暗い午前4時前に起床。寝不足ですが、時差調整のため、止むを得ません。そして、30分後には空が白み始め、午前5時頃には青空が覗き始めました。
 
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スーツケース内を整理したり、携行品のバッテリーを充電したり、ショルダーバッグの中身も確認しました。ちなみに、ショルダーバッグに付けている革製のタグは日本航空(JAL)から搭乗総マイル数が50万マイル(約80万km)を超えた時にもらった記念品です。

 
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朝食が提供される午前6時30分にはまだ時間がありますので、ホテルから外に出てみると、一面に青空が広がっていました。道路の反対側にある”QuickPot”は自動車整備工場で、その隣はシトロエン・デンマーク社のオフィスのようです。
 
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その他にも欧州自動車道路(E55E47)のインターチェンジの近いエリアらしい建物が並んでいました。
注釈;E55はスウエーデン南部のヘルシングボリからコペンハーゲンを経て、ベルリン・プラハ・ザルツブルグへ向かい、ギリシャのカラマタに至る総延長2920kmの欧州自動車道路(ユーロピアンルート)
 

ホテルの左手にあるオープンスペース
 
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ホテル・スカンディック・グロストルップのサービス図解
 
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午前6時30分になりましたので0階(日本の1階)にあるカフェテリアに入りました。ブッフェ形式(食べ放題)です。
 
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私のチョイスはやや控えめ
 
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同行者のチョイスはヨーグルトをたっぷり
 
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朝食の後、レセプション・ホールに北欧4か国の略図を見かけましたので、今回の旅行で立ち寄る場所を再確認することにしました。
 
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先ず、デンマークのコペンハーゲン。ヨーロッパ大陸と地続きになっている西半分のユトランド半島とはフィン島を経由する道路で繋(つな)がっていますが、大きなシェラン島の東端に位置します。

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次いで、空路でノルウェー第2の都市で12-13世紀には首都だったこともあるベルゲン(Bergen)へ飛び、陸路(バス)でフィヨルドを巡ったあとは現在の首都オスロ(Oslo)へ移動
 
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オスロから空路で移動するスウェーデンの首都ストックホルムからは海路でフィンランドのヘルシンキ(Helsinki)へ
 
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そして、ヘルシンキからは空路でコペンハーゲンに戻り、さらに空路で成田空港へと毎日移動することになります。
 
なお、今回は北極圏に近いエリアには足を踏み入れません。
 
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午前8時30分までにホテルをチェックアウト。前日とは別の専用バスに乗車して、E21とE20を利用してコペンハーゲン空港へ向かいました。
 
201906010162
 
(続く)

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