映画・テレビ

2019年11月12日 (火)

見逃したテレビ番組を視聴できる便利なサービス”TVer”を活用する

ラジオ放送(中波)に嵌(はま)っていてテレビを余り観ない私ですが、それでも必ず観ることにしている番組があります。経済報道番組のWBS(テレビ東京)、ブラタモリ(NHK総合テレビ)、マツコの知らない世界(TBSテレビ)、ケンミンショー日本テレビ)、孤独のグルメ(テレビ東京)などです。小説とアニメが好きな私はテレビドラマを観ることもありますが、次々と放送されるテレビドラマの中から選んで観るようにしています。つまり、テレビドラマはクール(3か月単位で放送されることが多いのですが、多くある内からつまたは2つを選んで観るようにしているのです。ちなみに、連日放送される「朝ドラ」や一年間の長丁場になる「大河ドラマ」は時間を制約されるため視聴を避けています。
 

最近観たドラマはNHK総合テレビで月から月にかけて週一回(金曜日の午後10時から)放送された「これは経費で落ちません」です。主演した多部未華子さんの演技が好きで、同じNHK総合テレビで2017年4月から6月までの8回にわたって週一回(金曜日の午後10時から)放送された「ツバキ文具店」も観ています。毎週楽しみにして観ていましたが、たまたま旅行に出掛けたり、時として晩酌が進み過ぎたりして、見逃してしまうこともありました。もちろん、録画予約をしておけば後で観ることができますが、その予約すら忘れてしまうことがありました。最近になって気づいたことですが、「見逃しテレビ」というネットサービスがあるのです。それは2015年10月にサービスを開始した”TVer”(ティーバー)。民放だけではなく、NHKの番組(2019年8月26日以降)についても後追いで観ることができる優れもので、ラジオ放送における「ラジコ」の「タイムフリー聴取機能」に相当します。

 

TVer”で網羅されていない番組については民放各局が提供している「見逃しテレビ・サービス」を利用することができます。例えば、「日テレTADA」「TBSフリー」「テレ朝キャチアップ」「FOD見逃し無料」「ネットテレ東」などです。これらを使い分けることでほとんどの番組を後追いで観ることが可能だと思われます。しかも、視聴は無料(注釈:CMあり)なのです。有料サービスは衛星放送の”WOWOW”だけに限定していますから、"TVer"はとても有難いサービスです。見逃したテレビ番組を観るために今人気の”Netflix“や”Hulu”、そして以前加入したことがある「ひかりTV」などにも加入する必要はありません。もちろん、これらのメディアに固有の番組を観たい方は加入する必要がありますが・・。付け足しの理由ですが、何度も見返したい場合でも、BDレコーダーやテレビに外付けした録画用HDDの空き容量を気にする必要もありません。

 

TVer”のサービスは小型のスマ―トフォンであるiPhone SE”(画面サイズ4インチ)を使えば、出先でも自由に視聴することができますが、自宅ではより画面の大きなタブレットiPad Air”(画面サイズ9.7インチ)でストレスなく観ることができます。アメリカの刑事ドラマに嵌(はま)っている同居者に居間のテレビを占有されている時にも、まったく競合することなく、観たい番組を”TVer”を使って自室で楽しむことができ、無用のトラブルを避けることができることも効用といえるでしょう。ただし、“TVer” では番組が放送された当日にはその番組を観ることはできず、提供されるのは翌日以降(約一週間程度)なのです。放送中・放送後を問わず聴取できる「ラジコ」のタイムフリー聴取機能よりやや劣る水準のサービスです。欲を言えば放送中においてでも視聴できる、せめて放送終了後には視聴が可能となる、ようにサービス水準を改善して欲しいものです。□

2019年10月 6日 (日)

テレビドラマ「孤独のグルメSeason8」がスタートしました!

テレビ東京で不定期に放送されるグルメ番組[孤独のグルメ」の最新シリーズ"Season8"104日深夜の40分間(5012分から052分)にスタートしました。原作は久住昌之氏・作画が谷口ジロー氏が199496年にかけて『月刊PANJA』にて連載されたグルメ漫画(1997年に単行本化、2008年~15年まで『週刊SPA!』にて特別篇が不定期連載)です。テレビ東京は20121月期(Season1))から俳優の松重豊氏が主人公である輸入雑貨商の猪之頭五郎を演じて好評を博しました。
 
そして続編として201210月期(Season2)20137月期(Season3)20147月期(Season4)201510月期(Season5、台湾編を含む)、20174月期(Season6)20184月期(Season7、韓国編を含む)が続きました。間隔が空いた2016年から2018年にはスペシャル番組が201611日、201683日、201712日、20171231日、20181231日に計5回にわたって挿入されました。なお、当ブログではスペシャル番組についての記事を掲載しています。
 

さて、最新Season8の第1話の舞台は横浜中華街です。主人公の井之頭五郎松重豊さん)は、横浜中華街の山下町公園のベンチで「肉まん」を頬張(ほおば)り、カップに入った「フカヒレおこげ入り酸辣湯」(サンラータン、酸っぱ辛い中華スープ)を飲みながら、無理な要求が次々にメールで指示される案件へ何とか対応していた。そして、どうにかパソコン作業を終え、商談先の占い師・ワン先生(八嶋智人さん)のもとへ向かう。元は自宅リビングのインテリアの相談だったのだが、占い師としての自分のキャラ(個性)に迷いがあるワン先生は、なぜか五郎に進路相談をしたり、五郎のことを占い始めたりする。
 

何とかその商談を終えた五郎は腹が減ったことに気づき、一人でも入れる店を探しながら、小さな店が軒を連ねる路地に入っていく。だが、香港、上海、台湾、北京など、中華料理のバリエーションの多さに店が決められない。まさに「中華大迷宮」で迷った五郎は中華街の外れで立て看板に偶然「釜飯」の文字を見つける。「中華街で釜飯?」と戸惑った五郎は、この「釜飯」にしようと決心して広東料理の「南粤美食ナンエツビショク)」の店内へ入る。出迎えてくれた店のお母さん(榊原郁恵)が同じカウンターに座る先客に出した料理も、意外な組み合わせで、五郎の興味はどんどん広がって行く。
 
そして、「中華風釜飯」をメインに、中華料理を選び始める。メインとしての「腸詰干し肉貝柱釜飯」に加えて、「アヒルのパリパリ揚げ梅ソース付き」と「海老ワンタン麺」、「烏龍茶」を注文する。カウンター横のテーブル席では「ハマの大魔神」こと、元メジャーリーガーの佐々木主浩(かずひろ)さんが先客として、一人で料理を食べているシーンが映し出される。
 

最初に配膳された「アヒルのパリパリ揚げ」の一切れを先ずそのまま口に入れ、次いで梅ソースを付けてアヒル肉をしっかり味わう。そこへ配膳された「海老ワンタン麺」のワンタンを口に入れて海老をじっくり味わった五郎は、それを「雲を咀嚼(そしゃく)する」と表現し、スープと緬も口にする。次いで、中華風の「腸詰干し肉貝柱釜飯」をスプーンでかき回し、小鉢に取り分けて次々と口に法張る。
 
食べ切れない時は持ち帰りができるとお母さんに言われた五郎は「丸鶏の塩蒸し焼き(半羽)」を追加注文して、アヒルと鶏の味を食べ比べ始め、。「中華料理の醍醐味だ」と内心で呟(つぶや)く。そして「中華釜飯」を完食した五郎はこの店を見つけた自分を褒(ほ)めたくなる。残った鶏肉をお土産にしてもらった五郎は大満足で店を出て、いつものエンディング・シーンへ。ちなみに、料金は都合4710円です。
 

最後に、原作者の久住氏が登場して、本物の店主(お父さん)と女将(お母さん)を相手に、「ビール」を飲みながら「干し肉とセロリの炒め物」を美味しそうに食べる。次いで「こぼれ紹興酒」をグラスで注文して飲み方を披露。さらに、「ビーフンの醤油ソースかけ」を注文して、この店の魅力をたっぷり紹介した。
 

[裏話と関連情報] 榊原郁恵さんがピーターパンを演じていた当時、隠れファンとして出待ちをしたことを松重さん自身から撮影の合間に告白されたことを郁恵さんが明らかにしたそうです。10月6日午前9時代にTBSラジオの「山形純菜 プレシャスサンデー」に出演した松重豊さんは私的な話題とともに「孤独のグルメ」と映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(共演者:北川景子さん)についてインタビューに答えていました。
  
                                  ☆
  
以下は本題と関係のない蛇足(私事)です。最近は外食する機会が増えていますが、20代には悪化した十二指腸潰瘍の治療のため胃を半分以上も切除したため、美味しい料理を楽しむ余裕はありませんでした。そのハンディキャップがあったため、逆にグルメに興味を持ち、日本テレビ系で1988年10月~1992年3月に放送されたグルメ・アニメ「美味しんぼ」をよく観ました。そして、2005年にブログを始めたことで、食べ物についての薀蓄披露したり、定年退職後に友人たちと始めた飲み会で食べた料理を2008年から別のブログ(竹輪会)に掲載したりしています。
 
また、四国遍路をしたことで讃岐饂飩(うどん)の美味しさを知り、同じく退職後に始めた仕事(注釈:それまでの海外向けから国内向けに変更)にともない国内出張が増えたことで、首都圏に限らず国内各地のラーメンを食べ歩くようにもなりました。さらに、2016年ころからはグルメ全般に興味が拡大し、グルメについての記事を投稿するようになり ました。
 
(参考)当ブログの「ラーメン食べ歩き
記事」 
[温泉大好き、ドライブも!](29件)
東京ラーメンショー2011汐留ラーメン、茨城県東海町
東海SAの「鍋焼きラーメン」東京ディスニーランド大井町の江戸一喜多方ラーメン坂内(有楽町) 、吉祥寺の海神大阪・京橋のラーメン専科「力雅」 、大阪・池田市のインスタントラーメン発明記念館大阪城北詰駅近くの「らぁ麺Cliff(クリフ)」
 
富士川SA・スナックコーナ-の「富士川ラーメン」目黒通りの「楊州ラーメン」東北自動車道佐野SAのフードコート名古屋駅エスカの「らーめん寿がきや」青森ラーメン「浅利(分店)」仙台市の「ラーメン二郎」長野・上田駅の「武士」京都府八幡市の「一蘭(京都八幡店)」山形県鶴岡市の「東京庵」新潟県新発田(しばた)市の「梟(ふくろう)」
 
東京駅ラーメンストリートの「ひるがお」、群馬県藤岡市ハイウェイオアシスららん藤岡の「東京とんこつラーメン翔(しょう)」 横浜中華街の「中華味市場」滋賀県米原市の「たい風 米原店」京都府長岡京市の「来来亭 長岡京店」奈良市の「あおによし」香川県高松市の「味の店 支那そばや」仙台市の「らーめん堂 仙台っ子 青葉通り店」都内大田区西蒲田の「徳福蒲田店」
 
[旅行大好き、飛行機も!](18件)
香川県高松市の「マリタイムプラザ高松」都内中央区日本橋「ふくしま館」神奈川県川崎市のグランツリー武蔵小杉「フードテラス」神奈川県川崎市の「幸楽苑」京都府八幡市の「京都麺屋 たけ井(R1号店)」東名高速の「エクスパーサ海老名(フードコート)」栃木県佐野市の「足利フラワーパーク」上越自動車道の「横川SA(フードコート)」富山県高岡市の「らーめん 次元」山陽自動車道の「三木SA(フードコート)」
 
伊勢湾岸自動車道「刈谷ハイウェイオアシス」の「ごはんやODAIDOKORO於大処」都内江東区門前仲町の「イベリコバル門仲」ミャンマー・ヤンゴン空港の「筑豊ラーメン 山小屋」京都府八幡市の天然とんこつラーメン専門店「一蘭(京都八幡店)」中国自動車道の「西宮名塩SA(フードコート)」スカンジナビア航空の成田便
京都府八幡市の天然とんこつラーメン専門店「一蘭(京都八幡店)」フィンランド・ヘルシンキの「かもめ食堂」

2019年6月 2日 (日)

北欧4か国を駆け巡る旅(その1) 機内映画で2019年アカデミー賞の受賞4作品をまとめて鑑賞する

午前11時10分成田空港発のスカンジナビア航空のSK984便は、定刻にターミナルから出発し、午前11時30分過ぎに離陸しました。ちなみに、到着地であるコペンハーゲン空港までの所要時間は約11時間20分の予定とのこと。

昔話です。最初の海外旅行に出発した昭和50年(1975年)10月16日、JL405便(B747機) は午後10時30分に羽田空港を出発し、北回りで翌日の午前6時50分にコペンハーゲン空港に到着しました。つまり、フライト時間は16時間20分。5時間も長かった理由は、当時の北回り空路ではロシア(当時ソ連)の上空を飛行することは許可されておらず、北米路線と同様、アラスカのアンカレッジ空港にワンストップする必要があったからなのです。

私はその時、4年前に発売されたばかりのカップヌードルを食べた記憶があります。価格は1ドル(当時の為替レートでは約300円)くらいだったと思います。当時、国内では100円で売られていましたから、かなり高価であったことが印象に残っています。ちなみに、約半世紀後の現在でも150円~200円で売られていることは驚異的と言えるでしょう。古い記憶を懐かしく思い出しました。

閑話休題。私の座席は45D(横方向に2席+4席+2席が並ぶ機内のほぼ中央)で、窓から外を見ることはできないため、11時間以上もある長いフライト中はもっぱら機内映画を鑑賞することに。選んだ映画はいずれも今年度のアカデミー賞を受賞した作品です。
 
201906010049
  
私の左隣(通路側)に座る同行者を見るといつの間にか目の前のディスプレイを使ったゲームに夢中。
 
201906010030
  
 
機内映画(その1)

「アリー、スター誕生」(A star is born.) 吹替

キャスト:ブラッドリー・クーパー、レディ・ガガ

監督:ブラッドリー・クーパー

アカデミー賞で主題歌賞を受賞
 
201906010024
 
[あらすじ]

ライブ会場の群衆に向かって人気絶頂の歌手ジャックが舞台上でエレキギターを演奏するシーンで始まった。車内のシーンに変わるとジャックの疲れた顔が写し出され、彼が酒瓶を口にするクローズアップが。別の場所では若い女性(アリー)が携帯電話でボーイフレンドに大声で別れを告げでいる。車を降りたジャックはファンだという若者に誘われてとあるバーに入る。そこでアリーがラビアンローズをフランス語で歌うのを聴き、その迫力ある歌声に感動してアリーに興味を持つ。メークアップがレディ・ガガらしく奇抜である!

若者はジャックを楽屋へ誘う。そこでジャックとアリーは親しくなり、ジャックはアリーを飲みに誘う。そこでホステスにねだられたジャックはギターを弾きながら歌い始める。バーに入ったアリーは自分の歌は自信がないので歌わないという。ジャックはアリーがコンプレックスを持っていた鼻を褒(ほ)め、自信を持つことを勧める。酔っ払いがジャックに絡んだのをアリーが止めようとしてつかみ合いになり、アリーは手を怪我してしまう。そこでジャックはコンビニで氷などアリーの手当に必要なものを買う。そして、夜明けまで二人は話込み、ジャックはアリーを自宅まで車で送る。

また会いたくなったジャックは人を使ってアリーをライブ会場に来るように誘う。仕事があると渋るアリーは根負けして迎えに来た車に乗ってライブ会場へ。アリーを見つけたジャックはアリーを舞台へ上げて自らのギター伴奏とハモリでアリーに歌わせた。これがきっかけで、二人は親密さを増す。そして、アリーはジャックのライブツワーに参加するようになり、ジャックに強く求められて自分の曲をピアノの弾き語りで、舞台で披露すると、観衆から喝采を得る。

アリーは音楽関係者(マネージャー)に声を掛けられ、レコード会社へ曲を売り込むことに。ダンスの指導も受ける。アリーが自信を付けるのと逆に、元々酒浸(さけびた)りのジャックは精神の安定を失ってゆく。それでも二人は結婚する。ジャックの励ましで自信を持ったアリーはテレビの有名な音楽番組に出演する。ついにはグラミー賞にノミネートされる。一方、ジャックは徐々に壊れて行き、ついに二人は諍(いさか)いを始める。

アリーが受賞した晴れの場にもかかわらずジャックは酔い潰れて舞台で崩れ落ちる。(中略)最後のライブコンサートのシーンでは堪え難い悲しみを抱えながら淡々と歌うアリーが素晴らしい!! レディ・ガガの卓越した歌唱力と若い時に演劇を学んだという彼女の演技力が光りました。そして、監督も務めたブラッドリー・クーパー(ジャック役)の迫真の演技が印象に残りました。
 

機内映画を観ている途中の午後1時(日本時間)少し前に機内食(昼食)が提供されました。チキンライス、野菜サラダ、ケーキで、日本人に食べやすいメニューです。ドリンクはワインです。自分で注文した小瓶が2本に加えて同行者が注文してくれたイタリア原産(カリフォルニア産)ワイン"ZINFANDEL"の小瓶1本で計3本。まとめて注文した理由は後述します。
 
201906010027 
201906010026
 
 
機内映画(その2)

「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rapsody) 吹替(英仏独伊日語)
 
201906010046
  
アカデミー賞での受賞部門とあらすじは先の記事を参照してください。ここでは映画のハイライトであるライブエイド・コンサートのシーン(写真)を掲載します。
 
201906010031 
201906010033 
201906010034 
201906010035 
201906010038 
201906010039 
201906010045
 

機内映画(その3)

「グリーン・ブック」(Green Book) 英語・西語
 
201906010047
 
アカデミー賞で作品賞を受賞
 
[あらすじ]

生演奏を聴きながら食事をするニューヨークにあるレストランのシーンで始まった。そこで登場したのは用心棒の白人男性トニー・リップ。暴れる酔っ払いなどを遇(あし)らう、つまり退治するのが彼の仕事である。時はテレビがモノクロで放送されている時代。堅気とは言えない仕事を生業とする至って平凡な白人男性である。その彼にお雇い運転手の仕事が舞い込む。雇主は著名なピアニストのドン・シャーリー博士、しかも黒人男性であった。白人が黒人に雇われる事など考えられない時代である。金のためならどんな仕事でも気にしない彼はその仕事を引き受ける。そして、彼は南部(ディープサウス)を演奏旅行する雇い主のため、グリーン・ブックを入手する。黒人が利用できるホテルなどの施設を掲載するガイドブックである。こうしてエリート黒人とヤクザな白人の二人旅が始まった。

行先はピッツバーグ。二人が乗る車はもちろんフルサイズの大型乗用車。 後部に翼状の突起(フィン)がある古き良き時代を象徴する車(2ドア・クーペ)である。そして、演奏に使用されるピアノはもちろんスタンウェイ製。特徴的なことは車中における二人の会話のシーンが長々と続くことである。運転手(トニー)が飲み終えたドリンクの容器を車外に投げ捨てた後、車はバックし、運転手が手を伸ばして拾うシーンが大写しされる。

そんな二人にトラブルが発生する。ドンがとあるバーに入って酒を飲んでいるところを数人の白人に暴行される。知らせを受けたトニーが危ういところでドンを助ける。ノースカロライナ州のローリーに立ち寄った時、白人たちのパーティで演奏した後、トイレを利用しようとすると、白人の執事から屋内のトイレではなく戸外のトイレを使うように丁重な言葉で指示される。あからさまな差別の始まりである。ところどころでトニーが送った手紙を彼の妻が読むシーンが挿入される。

ジョージア州のとある町にあるテイラーではドンが選んだ背広の購入を断られた。さらに、ドンに対する警察官たちの酷い仕打ちも描かれる。トニーは困惑しながらも、ドンとの距離を縮める。街中をドライブしている時には白人の運転手と後部座席に座る黒人を訝(いぶか)しがる若者を描写し、道に迷ったところをパトカーに止められ、後部座席に座る黒人が彼のボスだとトニーが説明したため、二人は留置所に入れられてしまう。しかし、警察の幹部からの電話で警察官たちは不承不承二人を釈放する。

さらに二人の親密な会話が続く。二人のドライブ旅はアラバマ州のバーミンガムへ。トニーとその知人が待つレストランでドンは入店を拒絶されたことで、トニーは支配人と揉(も)めるが、ドンがそれを制止する。二人は黒人でも利用できるカジュアルな店へ席を変える。そこでドンは見事なピアノ演奏を披露して店内の人々に感激され、楽団員と共に軽快なジャズ曲も演奏する。

クリスマスになってトニーとドンはそれぞれの自宅へ戻る。そして、ドンがトニー宅を訪れた時、来客たちが驚きで固まるなか、ドンの人となりをトニーの手紙によって理解していたトニーの妻に歓迎されて穏やかなエンディングを迎えました。

[コメント]

実在の人物をモデルにしたドラマを主人公である黒人とその使用人となった白人の会話を軸に展開するユニークな映画はアカデミー賞(作品賞)を受賞するに相応しい作品だと思います。エンディングでハリウッド的なマイルドさが出たことを批判する意見もあるようですが、些末(さまつ)なことでしょう。

 

機内映画(その4)

「バイス」(Vice) 英仏独伊西語
 
201906010048
 
アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞
 
[あらすじ]

ジョージ・ブッシュ大統領のもとで最強の副大統領を務めたディック・チェイニー氏を描いたドラマで、同氏の特異な人間性を描いたドキュメンタリー・タッチの映画。テレビ番組「ライフルマン」のモノクロ放送シーン・ベトナム戦争と思われる戦闘シーン・ニクソン大統領のテレビ演説・レーガン大統領の演説シーンなどを挿入して年代を示しながら要職を歴任した当時や選挙活動・心臓病との闘い・好きな魚釣りのシーンを回想する手法が面白い。後半は2000年の大統領選挙で副大統領に選ばれる過程と副大統領として活躍あるいはパキスタンのアルカイダやイラクのサダム・フセイン問題(イラク戦争)で難題に取り組む姿が描かれる。

オバマ大統領の登場とイラク戦争の総括でエンディングを迎えるが、なぜかウエストサイド物語の挿入歌「ミス・アメリカ」が流れる。主演したクリスチャン・ベイルがチェイニー副大統領の雰囲気を上手く演じている。妻役はエイミー・アダムス。ジョージ・ブッシュ大統領役とコーリン・パウエル役が一目でそれと分かるのも面白い。ただし、時間軸がランダムに移動することとアメリカ政界の知識が不十分であるため、ストーリーの細部を理解することはかなり困難である。

 

座席背面に設置されたディスプレイの右端にはイヤフォン端子とともにUSB端子が具備されていますから、映画を鑑賞しながらスマホやデジカメの充電ができて便利です。充電速度から推測してiPad用の充電器並みの大容量があるようです。ちなみに、下の写真は映画「ボヘミアン・ラプソディ」の後半、元ガールフレンドからの親身な忠告に心を動かされ、土砂降りの雨に立ち尽くす主人公のフレディ・マーキュリー。
 
201906010029
 
コペンハーゲン空港に到着する約1時間半前に軽食が提供されました。赤玉ねぎ、スライスしたジャガイモなどを和えたクリーミー・サラダと野菜サラダの組み合わせです。野菜好きの同行者は大喜び。胃の調子が快復する1年前までは生野菜をほとんど食べなかった私ですが、現在は食事量の1/3は亜麻仁油を掛けた生野菜を食べるようにしています。ちなみに、食事では極力青魚や鶏肉を食べるようにしている一方、ご飯やパンは最小限に控えるようにしています。(続く)

2019年1月26日 (土)

大阪発の高級食パン店「乃が美」(はなれ たまプラーザ店)

今週火曜日(1月22日)、私が早朝から午後にかけて毎日愛聴しているTBSラジオのトーク番組「ジェーン・スー 生活は踊る」の冒頭、「乃が美」(のがみ)の高級食パンが話題に取り上げられました。パンの専門家10人が贅沢(ぜいたく)食パンを食べ比べた結果、第1位に選ばれたというのです。ラジオというのに番組内で食レポも行われました。バターやマーガリンを多く使うことで柔らかくて美味しい食パンができることと、保存方法などが紹介されました。(注釈: 乃が美は、卵を使わず、乳・最高級カナダ産が100%の小麦・大豆・ハチミツ・砂糖・食塩・ドライイーストを使用) 価格も1斤(きん)当たり432円と高価であることも。(注釈: 通常の食パンは1斤が100円程度)
  

ラジオでも取り上げられるように、今は高級食パンがブームとなっています。その代表といえは「乃が美」といっても過言ではないでしょう。生食(なましょく)ができる食パンとして、今や全国(ほぼすべての都道府県)に112店舗(注釈:2019年1月24日現在)を展開していますが、商品である食パンの入手が困難であることで知られています。予約が原則で、当日買いは開店する午前11時から午前12時までに限られており、しかも毎日長い行列ができ、買えないことも珍しくないのです。ちなみに、電話予約は、前日の午後5時までに希望数量・受け取り予定日と時間を指定し、もし空きがあれば予約完了です。ただし、2週間先まで埋まっていることが多いようです。
 

「たまプラーザ駅」の南口から西へ約200m
 
2019_01240001
 
「くら寿司」のすぐ先の閑静な場所、複合施設「フォーラムたまプラーザビル」の奥(1階)に「乃が美」の「はなれたまプラ lーザ店」(2016年5月にオープン)はあります。ちなみに、この店の定休日は月曜日で、その他の日は午後7時まで営業。実はわが家の同居者は何かイベントがある時、この店を訪れるようにしているそうです。
 
2019_01240003
   
同居者のアッシー君として訪れたこの日も開店時間の午前11前には数十名の客が、店舗の入口に向かって左側に列を作っていました。右側は店から出た客や「フォーラムたまプラーザビル」のエレベーターホールに出入りする人たちの通路として確保されているようです。
 
2019_01240004
 
ちなみに、「乃が美」の大きな店舗では、一日に約30回・一回につき36本を焼いて、毎日約1000本の食パンを提供しているそうです。全店舗を合計すると一日当たり約5万本の食パンを販売しているとのこと。
 

午前11時を過ぎると長い人の列がゆっくり動きはじめ、やがて『 高級"生"食パン(オレンジ色の楷書体) 乃が美(草書体)』 と表示された紙袋をいくつも手にした「たまプラ・マダム」が軽い足取りで駅の方向へ向かいはじめました。たとえ長時間並んだとしても、「高級食パン」をいくつも購入できれば、同居者と同様、満足なのでしょう。
 
2019_01240006 
2019_01240009
  

後先になりましたが、私が「乃が美」の存在を知ったのは、昨年4月にテレビ東京のWBS、5月にも「カンブリア宮殿」で高級食パンの火付け役と紹介されたことによります。なお、昨年8月にはTBSのテレビ番組「櫻井・有吉THE夜会」で取り上げられたようです。ひょっとすると、それまでに「乃が美」の食パンを知らずに食べていたのかもしれません。
 

同居者は気心の知れた人への軽いプレゼントとして利用しているようです。「乃が美」の紙袋を見ただけで相手が喜んでくれるとして、同居者は「乃が美」の食パンが大のお気に入りのようです。ちなみに、「乃が美」の紙袋(中身なし)は2枚セットが500円でメルカリ(mercari)に掲載されています。貴金属や高級ファッションなどのブランド品の紙袋と同様、袋だけでも価値があるようです。
 
2019_02070001
  

最後に、「乃が美」の概要を紹介しましょう。2013年に高級食パンを製造・販売する企業として創業しています。本店は大阪市の中心部ともいえる天王寺区上本町に近い上之宮町にあります。操業してわずか5年あまりの間に「パン・オブ・ザ・イヤー2016食パン部門金賞」や「日本の美味しい食パン10本」(2014年)に選ばれる優良企業へと成長しました。ちなみに、社名「乃が美」の「乃」は「すなわち」「まさしく」、「美」は「美しい」あるいは「美味い」を意味するようです。

2019年1月22日 (火)

「サザコーヒー」二子玉川店

私が毎週欠かさず観ているテレビ東京のトーク・ドキュメンタリー番組「カンブリア宮殿」(毎週木曜日午後10時)で1月17日に取り上げられたテーマは「サザコーヒー」。初めて耳にする名前です。いつものように興味を持って観ていると、茨城県ひたちなか市に本店を持つコーヒー会社「サザコーヒー」であることが紹介されました。何と、南米コロンビアでコーヒー豆を栽培する自社農園を2つ所有するユニークな企業です。
 

映画館主の息子として生まれたた現会長の鈴木誉志夫(よしお)氏が「サザコーヒー」の一号店を開店したのはちょうど50年前。地元イベントで配った無料コーヒー、つまり「タダコーヒー戦略」で地元住民の心を掴(つか)み、人気コーヒー・チェーンを茨城県北部などで展開することにつながったた裏話を紹介。そして、息子太郎氏の陣頭指揮によって昨年8月には東京駅丸の内口にあるビル「丸の内キッテ」の1階に出店したことも説明されました。その時、コーヒー好きの同居者が口にした言葉が、『この店へ行きたい!』 でした。そして、3日後の20日(日)、「サザコーヒー」二子玉川店へ出掛けることになりました。
 

午前11時半過ぎに二子玉川ライズのP3駐車場(B3)に車を停め、エレベーターで1階の蔦屋家電の前に出て、二子玉川駅方面へ歩きました。ちなみに、P1駐車場の方が近いのですが、機械式の駐車場ですから敬遠したのです。通路を兼ねた催事広場「ガレリア」で「ポカリスエット」関連のイベントが開催されていました。
 
2019_01200004
  
東急・田園都市線と大井町線のガード下にある「ステーション・マーケット」に入り、階段を利用して地階にある「東急フードショー」(注釈:写真の左端に小さな看板が見える)に下りました。「タウンフロント」と「リバーフロント」、そして「ドッグウッドプラザ」の下に長く続く巨大な地下施設です。ちなみに、そのコンセプトは「 食のテーマパーク」とのこと。
 
2019_01200007
  
事前に詳しい場所を確認していなかったため、『二子玉川駅に近い』 という漠然(ばくぜん)とした記憶にしたがって、「新宿高野」など和洋菓子の店舗が並ぶエリアに続く通路を駅方面へ歩きました。「ドッグウッドプラザ」の下に入ると「食紀行」エリアとなり、通路が右に折れると「恵那川上屋」の先にあるエスカレーター脇に「サザコーヒー」(SAZA COFFEE)の店名を発見しました。辺りを見回すと、すぐ先に二子玉川高島屋へ行く地下連絡通路の入口が確認できました。ちなみに、写真の中央部と左側が「サザコーヒー」の売店で、右側はお茶専門店の「ルピシア」(LUPICIA)です。
 
2019_01200010
  

その中央には巨大な「サイフォン式コーヒーメーカー」と思われるものが置かれていて目立ちます。
 
2019_01200031
  

カウンターには2席並ぶ空席がないため、売店の商品を眺めることにしました。売店には様々な商品が並んでいますが、先ず「徳川将軍珈琲」と「二子玉川ブレンド」を組み合わせた「カップオンコーヒー2種セット」(1820円)、
 
2019_01200016
  

次いでパナマ・エチオピア・コロンビア産の「ゲイシャ」を組み合わせた「世界3大ゲイシャ
サザ カップオンセット」(1201円)」、
 
2019_01200019
  
そして、「将軍カステラ」(1501円)と「ミルクチョコレートかすてら」(1201円)、
 
 
2019_01200020
 
さらには、「二子玉川ブレンド100g」(851円)、
 
2019_01200021
  

カフェとしては意外なことに、他のフード・ショップと同様、オープン・スペースに売店とL字形のカウンター席(8席)があるだけなのです。
 
2019_01200013      
2019_01200017
  

コーヒーだけではなく「いちごミルクシェイク」(600円)があるようです。
 
2019_01200018
  

カウンターの奥にはコーヒー・グラインダー(ditting社製)、ドリップ式コーヒーメーカーおよび業務用電気式エスプレッソマシン(注釈: 極細挽きにしたエスプレッソ豆と圧力を掛けた沸騰水を利用して短時間で抽出)と思われるものも見えます。

ditting社はスイスにあるコーヒー・グラインダー(電動式・おもに業務用・エスプレッソに対応可)とコーヒー・ミル(手動式または電動式・主に家庭用)の専業メーカー
 

ちなみに、「サザコーヒー」の「サザ」は創立者が茶道表千家の且座(さざ)式に傾倒して選んだそうです。禅宗の臨済宗(りんざいしゅう)では「且座喫茶(しゃざきっさ)」、すなわち「ちょっと座ってお茶を一服どうぞ」を意味するようです。ちなみに、「且(かつ)」は、音読みが「シャ」または「ショ」で、ふたつのことを同時に行うことを指しますが、裏千家でも「しゃざ」と読むそうです。
 

昼時とあって10席あるカウンターはいつまで経ってもほぼ満席のままですから、スタッフに名前を告げて、エスカレーター脇のベンチで待つことに。
 

わずか5分ほどで呼ばれた私と同行者は右端の2席に案内されました。手荷物用バスケットを一つ借りて、防寒着などをすべて収納。カウンターの上には小さなバスケットに入れられたクッキーやカステラ類が置かれています。コーヒーと一緒にオーダーできる菓子類のようです。
 
2019_01200024
  

手渡されたメニューを見た私は本日のコーヒー「エチオピア」(450円)を、同行者は定番の「サザスペシャルブレンド」(500円)ではなく、パナマで発見された高級豆「ゲイシャ品種」(注釈: コロンビアの自社農園で栽培したもの)を使った「ゲイシャブレンド」(550円)を注文しました。ちなみに、「ゲイシャ」は芸者ではなく、原産地とされるエチオピアの「ゲイシャ村」に由来するそうです。
 

先払いのシステムですから先に会計をしていると、我々の後方にある「サンクゼール」(St.Cousair)側の通路で2組の客がスタッフに名前を告げていました。
 

10分ほど待つと、まず「ゲイシャブレンド」が同行者の前に。ちなみに、茨城県の「笠間焼」であることが番組内で紹介されています。
 
2019_01200026
  

さらに数分後、「本日のコーヒー」が私の手元に。これも「笠間焼」でしょう。
 
2019_01200028
  

コーヒーには味音痴(おんち)の私ですが、前者がまろやかであるのに対して、後者は苦味が際立っていることが分かりましたす。
 

そこで、砂糖(スティックシュガー)と小型のカップ(ミルクポーション)に入ったコーヒーミルク(別名:コーヒーフレッシュ)を加えてみると、私にピッタリの味に変わりました。
 
2019_01200030
  

ここでプチ蘊蓄(うんちく)を。コーヒーミルクは見た目から牛乳を加工したものと思われがちですが、実際は牛乳ではなく、植物性油脂(サラダ油)に水を加え、両者を混ぜ合わせるための乳化剤で白濁させ、増粘多糖類で牛乳らしい「とろみ」をつけたもの、つまり主成分は食用油なのです。香料とカラメル色素は真っ白で香りが少ないコーヒーミルクをわずかに着色し、かつ匂いを付けて牛乳らしい色に仕上げて、賞味期限を長くする防腐剤(PH調整剤)を加えればコーヒーミルクの完成です。ちなみに、高級品では乳脂肪分を多く含むものがあるようです。私のようにコーヒーミルクを入れてコーヒーを毎日何杯も飲む方は、コーヒーミルクの使い過ぎに注意してください。身体に悪いトランス脂肪酸が含まれているからなのです。
 

コーヒーに満足して席を立つ頃には、背後で待つ客が10人近くに増えていました。昼食後のコーヒーを「サザコーヒー」でと考えた人たちかもしれません。
 

待ち時間の間に品定めをした土産物として、同行者は「カップオン(カフェインフリー)」(1112円)と「サザクッキー(キャラメル)」(463円)を選びました。ちなみに、カップオンコーヒーは、コーヒーメーカーを持っていなくても、コーヒーカップとお湯だけがあれば高級コーヒーを味わうことができる優れものなのです。注釈: 使い方は上に掲載した「カップオンコーヒー2種セット」の写真を参照
 
私は迷わず「将軍カステラ(ポルトガルのマデラワイン入)」(1389円)に決めました。私が子供だったころ(50年以上前)には高価かつ貴重品であった「カステラ」に私は今でも目がないのです。中学生のころに自作したラジオから流れてきた「文明堂のCMソング」(参考:テレビCM)が今でも耳の底に残っているのです。半世紀以上前のことを回想している私の横で、同行者は、『コーヒー豆は今度来た時にしよう!』 と独(ひと)り言を呟(つぶや)いています!
 
2019_01200032
  

エスカレーターで「ドッグウッドプラザ」(地上8階建)の1階へ上がると、そこに「スターバックスコーヒー(二子玉川ライズ ドッグウッドプラザ店)を見つけました。建物から「「ハナミズキ広場」に出て「ガレリア」を抜け、バスロータリー脇を通過したところで、通路の壁に「二子玉川の歴史」が表示されていることに気づきました。
 
2019_01200043 
2019_01200044
  

二子玉川ライズでの滞在時間は丁度1時間半、そして「サザコーヒー」での購入金額が計4200円でしたから、1時間分の駐車割引が受けられて、差額300円の支払いで済みました。
 
2019_01200045
  
(終) 

2019年1月14日 (月)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観る(後編)

1月10日の午後3時ころ、前回と同じ二子玉川ライズの第3駐車場に車を停めて、エレベーターで3階に上がり、109シネマズ二子玉川に入りました。
 
2019_01100002
  
さっそく、ロビーの左手にあるチェックイン端末で予約しておいたチケットを受け取りました。
 
2019_01100005 
2019_01100003 
2019_01100004
  
そして、シネマショップでプレミアム・ポップコーンのキャラメル&チーズ・ミックス(700円)と飲み物を購入。私はジンジャエール(300円)を選びました。ついでに、チケットと駐車券を会計カウンターに提出して駐車料金を3時間無料の扱いにしてもらいました。
 
2019_01100007
  
待つこと15分ほど、上映開始時間の15分前になると開場の案内があり、IMAX専用の7番ホール(注釈:2Kディジタル・プロジェクターを使用するディジタルシアター)へ向かいました。
 
2019_01100008 
2019_01100009
  
IMAXについては「アバタ―」を観た109シネマズ川崎の記事で説明していますから、興味がある方はそちらを参照してください。ちなみに、7番ホールのIMAXのスクリーンは、現在の日本に存在しないフィルムを使う本格的なIMAX(アナログ)と最新のIMAX(4Kデジタル)よりも縦方向に短いのですが、通常の映画(2Kまたは4Kデジタル)より縦方向に少し長いことで迫力があります。ちなみに、日本で最高のクオリティを持つIMAXは109シネマズ大阪の4Kデジタル・レーザーIMAX、次いで109シネマズ川崎と109シネマズ名古屋の4Kデジタル・レーザーIMAXのようです。
 
座席は横方向の通路があることで足元が広いF列のほぼ中央付近を予約時に選んでいます。スクリーンが見やすいのはグランド・エグゼクティブ・シート付近の座席ですが、このシート位置選択は私の個人的な好みによるものです。
 
2019_01100010 
2019_01100011
  
巨大なスクリーンに近くて映像の迫力が感じられる位置です。
 
2019_01100012
  
ほとんどの客席が観客で埋まり、定刻(午後3時40分)になると、CMと予告編(トレイラー映像)が各数本流れました。そして、10数分後に本編の上映が始まるころには12chネクスト・ジェネレーション・サウンドシステムの大音響にも慣れ始めていました。ちなみに、高さ方向を加えたドルビー・アトモスが昨年から日本の一部シアターで導入されているそうです。
 

本編の冒頭は舞台裏から「ライブ・エイド」(後述)のメイン・ステージへ向かう白いタンクトップと同じく白いパンツ姿ですっきりした髪型(黒い短髪)のフレディ・マーキュリーの背中をカメラが追い、そしてステージに立った彼とそれを歓迎する大観衆をジェットコースターに載せられたようにスピーディに移動するカメラで撮像したことで、IMAXスクリーンを観る観客の度肝(どぎも)を抜き、かつ強烈な「掴(つか)み」となりました。そして、ここに登場したフレディ・マーキュリーの顔と仕草(しぐさ)が完璧なまでに本物そっくりなのです。
 

突然、画面が一転すると、時間が一気に15年以上戻りました。インド生まれのフレディ・マーキュリー(当時の名前はファルーク・バルサラ)がロンドンのヒースロー空港で荷物を運ぶ仕事をしているシーンに始まり、「ライブ・エイド」に出演するまでの彼の半生が描かれました。若いころのフレディ・マーキュリーの顔が冒頭に現れた彼のそれと違って見えたのは、若いころの彼が長髪であったことだけではなく、時間の経過を彼の顔で表現する意図が制作者にあることが、ストーリーが進行するとともに、分かりました。しかし、彼の最大の特徴である異常に飛び出でた前歯は生涯変わりません。
 
フレディ・マーキュリーの半生と並行する形で、「クイーン」についても、1971年のグループ結成、ライブ会場での演奏、虎の子の(バンド・メンバーの移動に不可欠な)車を売った金でアルバムを自費制作、1973年にマイナー・デビュー、ラジオ番組への出演、そしてテレビ番組への出演、さらには英国内で始めたコンサート・ツアーが好評を得ると1974年にアメリカのツアーに進出し、ついには全世界へと活動の場を広げて行くのです。(注釈:1975年に初来日) ヒット曲が各活動の中に上手く盛り込まれてテンポ良く展開するため、観客は少ない言葉(説明)だけで「クイーン」がメジャーにステップアップするプロセスを容易に理解できるのです。
 

興味深かったのは曲作りのシーンです。メンバー間の自然な会話が「クイーン」の手作り感に溢(あふ)れる曲作りの手法(その1その2)を上手く描写します。それにより、既成概念にとらわれず、次々と新しい曲想が生み出されるのです。その代表となる曲が映画のタイトルになった「ボヘミアン・ラプソディ」でしょう。先に説明しましたように、「ボヘミアン」は何ものにも束縛(そくばく)されないことを表し、「ラプソディ」(狂詩曲)は音楽様式に囚(とら)われず自由に構成された曲なのです。つまり、フレディ・マーキュリー自身のユニークな感性に基づく叫びといえるでしょう。
 
しかし、大手レコード会社のCBSからフレディ・マーキュリー(個人)へのオファーがあったことで他の3人との関係が悪化しました。彼らが強く反対したにも関わらず、フレディ・マーキュリーは独断でCBSレコードと契約を結んでしまったため、他のメンバーとの関係は破局してしまいます。そして、フレディ・マーキュリーは新しい環境で曲作りに没頭(ぼっとう)しますが、精神的・肉体的に追い込まれて行きました。
  
そんな彼の元に訪れたのは、彼がゲイであることが原因となって何年も前に同棲を解消した元のガールフレンド、メアリー・オースティンです。降りしきる雨に打たれながらフレディ・マーキュリーが聞いたメアリーの優しく、かつ厳しい助言によって、フレディ・マーキュリーは何が大事なのか、誰が真(家族同然)の友人なのかを思い出したのです。
 
他のメンバーに自らの非を心から詫(わ)びたフレディ・マーキュリーを他のメンバーたちはある条件で受け入れました。それは、『誰が作った曲であっても、著作権は「クイーン」に属し、その印税は4人で均等に分ける』 というものです。
 
和解した「クイーン」のメンバー4人はビッグ・チャリティ・イベントの「ライブ・エイド」(『1億人の飢餓を救う』をスローガンとするアフリカなどの貧しい子供たちを助ける活動)に参加することを決めます。「クイーン」を結成して約15年の節目です。英国(ウェンブリー・スタジアム、収容能力8万2千人)とアメリカ(フィラデルフィアのJFKスタジアム、収容能力10万2千人)で同時に12時間にわたって開催(前半がイギリス会場、後半がアメリカ会場)され、超一流の音楽家およびグループ(計40数組)が一堂に会して、20分ずつ演奏します。また、その映像は世界の約150か国に生中継あるいは録画放送されるのです。
 
出演の申し込みはすでに締め切られていましたが、特別の計らいで「クイーン」の出演が決まりました。当日(1985年7月13日)には懐かしい顔が何人もフレディ・マーキュリーに会いに来てくれ、雰囲気はエンディングへ向かって一気に盛り上がりました。
 
最後の約20分は、「ライブ・エイド」の巨大な会場で、「クイーン」のヒット曲(全6曲、一部の曲はショート・バージョンの演奏)を本物とそっくりの顔になったフレディ・マーキュリーの熱唱(注釈:リンクを張ったビデオは本物)で盛り上がった観衆と「クイーン」は一体になりました。演奏順に紹介すると、フレディ・マーキュリーがピアノで弾くイントロが印象的な「ボヘミアン・ラプソディ(前半部のみ)」、ラジオへの思いを歌う”Radio Ga Ga”(レディオ・ガ・ガ、注釈: ”Ga Ga”は夢中になることを意味する、レディ・ガガの芸名に影響)、「Day-O(即興曲)」、核戦争のことを歌う “Hammer to Fall”、エルヴィス・プレスリーを意識してフレディが作った“Crazy Little Thing Called Love”(愛という名の欲望)、“We will rock you”(一番とコーラスのみ)、そして最後に”We re he Champions。その曲を歌い終わったフレディ・マーキュリーは、「クイーン」のメンバー3人の方を振り返って、その一人ひとりとアイコンタクトをしたあと、観客の大歓声が続く中、メンバーの先頭に立って舞台の袖(そで)へ向かうところでエンディングとなりました。
  
このシーンは、この映画が撮影される時には「ライブ・エイド」に使われたスタジアムがすでに取り壊されていたため、巨大かつ本物とそっくりなスタジアムを精巧なセットとして再現し、それを使って実際の「ライブ・エイド」の場面を厳密に再現したのだそうです。また、"Day-O"はアメリカ・ニューヨーク市出身の黒人歌手、ハリー・ベラフォンテが歌って1956年にヒットした「バナナ・ボート」で使われた掛け声(西アフリカの言葉が語源)です。
 
「ライブ・エイド」の後におけるフレディ・マーキュリーと「クイーン」については英語の字幕(日本語訳付)で簡単に紹介するだけに留めたことで、「ライブ・エイド」のシーンで最大限に盛り上がった高揚感が余韻(よいん)、つまり耳に長く残る響きとなりました。繰り返しになりますが、主演のラミ・マレックがフレディ・マーキュリーのしゃべり方・身のこなし方・仕草(しぐさ)のすべてにおいて、専門家の指導を得て似せるだけではなく、本人になりきって演じたことを始め、他の3人を演じる俳優がいずれも本人たちにそっくりであり、楽器の扱いがプロ並みであることから、「クイーン」の演奏シーンはまったく違和感がありません。細部では史実と異なる点(時間軸・出生地など)があるようですが、15年を越える時間に起きた出来事を2時間余りの映画に収めるためには止むを得ないことで、この映画の評価にはまったく影響しないと思います。
 
なお、エンドロールでは画面の左半分を使って本物の「クイーン」による演奏シーンが流されましたが、画像が荒いこともあり、最終シーンで映し出された「クイーン」のメンバーとの違いをほとんど見出せなかったことは大きな驚きです。
 
上映が終わってホール内が明るくなると、観客たちは静かに席を立ち、そのほとんどが無言のまま7番ホールの出口へ向かいました。IMAXの大型画面に映し出されたダイナミックな映像と迫力がある12.1chドルビーサラウンドに包まれて「クイーン」の素晴らしい曲を約2時間で20曲以上も聴いていると、観客はロックコンサート会場にいるように感じ、心地良い酔い(あるいは神経が麻痺)がその身体に生じたようです。フレディ・マーキュリーが映画の中で歌った「ラブ・オブ・マイ・ライフ」(1976年、作詞作曲/フレディ・マーキュリー)は最愛の女性メアリー・オースティンへの切ない想いとゲイであることによる心の葛藤、および彼の生き様が否応なしに伝わりました。そして、特徴あるボーカル&ギターを最大限に生かす優れた曲を次々に発表するロックバンド「クイーン・サウンド」の抗しがたい魅力、そして制作者および出演者の熱い思いが観客にダイレクトに伝わる優れた映画でした。
  
余談になりますが、フレディ・マーキュリーの自室におけるシーンでは、日本好きだったと言われる彼の趣味を表すものが室内にさり気なく飾ってありました。浮世絵・着物・赤い提灯などです。また、”YouTube”で映画の撮影シーンと関係者へのインタビュー・ビデオも見つけました。その理由として、古いものと新しいものが混在する日本文化および日本人のメンタリティが彼のものに近いからではないかと推測されています。また、主役のラミ・マレック(アメリカの俳優)を除くと、主要な配役にイギリスとアイルランドの俳優・女優が選ばれたことで、ブリティッシュ・イングリッシュをたっぷり聞くことが出来て、字幕で台詞(せりふ)を確認しながら英国の雰囲気に溢(あふ)れる映画を楽しむことができました。もちろん、イギリスの美しい田園風景も。
 

3階にある109シネマズ二子玉川を出て、エレベーターでMB階の駐車場へ向かいました。109シネマズ二子玉川で映画を鑑賞すると、二子玉川ライズの駐車場は3時間まで無料であることは承知していますが、2時間15分と長い映画である上に、予告編などを含めると109シネマズ二子玉川での滞在時間は3時間を10分ほど超過しましたが、幸運にも無料で済みました。私は映画の余韻で至福の気分にひたりながら、すっかり暗くなった道路を自宅まで走りました。この映画に大きな興味を持っていた同行者はそれ以上に満足したようです。
  
<参考情報> 日本における洋画の観客動員数(2019年1月6日現在): 612.3万人、同じく興行収入: 84.6億円(2018年公開洋画第1位) 注釈:第2位「ジュラシック・パーク 炎の天国」、第3位「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 
<2019.1.25付追伸>
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の日本での観客動員数が22日までに720万人を超えて興業収入は100億円を突破し、アメリカの「2019アカデミー賞」で作品賞や主演男優賞など5つの賞にノミネートされた(出典:NHK NEWS WEB)
  
<2019.2.2付追伸> 同居者はクイーンがいたく気に入ったようで、「ボヘミアン・ラプソディ」(歌詞カード付オリジナル・サウンドトラック)のCDが欲しいといいます。さっそく、和訳が付いている日本版(2700円)をアマゾンで購入しました。
  

2019_02020018 
2019_02020020
  
<2019.2.25付追伸> WOWOWで生中継された「91回アカデミー賞(2019)」の授賞式で5部門にノミネートされていた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が4部門で受賞する快挙を挙げました。3部門で受賞したメキシコ人監督の体験に基づくモノクロ作品「ローマ」(NetFlix製作)と天才黒人ピアニストとイタリア系アメリカ人の用心棒の関係性を扱った「グリーンブック」、スーパーヒーロー映画「ブラックパンサー」を凌(しの)いで最多受賞となりました。発表された順に部門を列挙すると「音響編集賞」「録音賞」「編集賞」「主演男優賞 ラミ・マレック」です。注釈:「ローマ」はメキシコシティの地区名、「グリーンブック」とは黒人でも利用できる施設のガイド本、「ブラックパンサー」は隕石(いんせき)の影響で超人的な力を備えた主人公の新しい名前
  
そして、司会者が不在となった今回は音楽のパフォーマンスがところどころに織り込まれましたが、冒頭は本物の「クイーン」による生演奏。リードボーカルはこの数年クイーンとジョイントで海外ツアー活動をしている歌手兼舞台俳優のアダム・ランバート(Adam Lambert)が担当し、フレディ・マーキュリーと似たテイストで"We will rock you"と"We are the Champions"を熱唱して会場を盛り上げました。ちなみに、そのグループ名は"Queen+Adam Lambert"。また、放送の中で日本における「ボヘミアン・ラプソディ」の興行収入が117億円に達したことが字幕で伝えられました。世界興行収入比では20%近いシェアがあり、日本におけるクイーン人気がいかに高いかを示しているそうです。
  
「主演男優賞」を受賞したラミ・マレック(Rami Malek)は『母が好きです』 の言葉でスピーチを始め、次いで家族や仕事仲間に感謝し、自分をアカデミーへ連れてきてくれたFOX社、クイーンなどの音楽関係者、自分を信じてくれた人たち、アカデミー会員にも。『自分は最有力候補ではなかったかもしれないが上手くいったと思う。』 と自負。そして、自身がエジプト人移民の息子であることを明かして、主演した作品と出自が似ているフレディ・マーキュリーへの思いを披露(ひろう)。最後には共演した女優ルーシー・ボーイントンへ温かい言葉を送り、それを結言としました。誠意ある感動的なスピーチでした。

2019年1月13日 (日)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観る(前編)

昨年末、大阪へ帰る家族と離れて、わが家に1人で居残ったコチビちゃんと一緒に出かけた二子玉川ライズにある109シネマズ二子玉川で上映中の映画を確認したことがありました。その時には歌手のレディ・ガガが主演する話題の映画「アリー スター誕生(原題: A Star is Born」に関心がありましたが、後日、同居者が 『この映画が見たい』 とテレビの画面を指差しました。何と、それは11月9日から日本で上映されている「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」です。予告編はこちら(その1その2)。

 

英国発の世界的人気ロックバンド「クイーン(Queen)」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の後半生を描いたドラマで、今や伝説のグループとなった「クイーン」の演奏シーン(再現)をたっぷり見られる話題の映画なのです。ちなみに、制作したのはアメリカの20世紀フォックス社。

 

映画の紹介記事には、『劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。』 とあります。
 
ちなみに、音楽プロデューサーを「クイーン」の現役メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが担当したこの映画は、1月6日にラスベガスで開催されたゴールデン・グローブ賞で、ドラマ部門の作品賞と男優賞を受賞しています。上映時間は135分。映倫区分はG(注釈: General Audienceの略)であり、誰でも観ることができる映画です。

 

ネット検索で確認すると、109シネマズ二子玉川では1月10日まで上映されることが分かりました。早速、都合の良い1月10日午後のIMAX版の席を2人分予約しました。10日はサービスデイのため、料金が1500円/人に割引されます。しかし、平日のシルバー料金と同額ですから、残念ながら我々はサービスデイの恩恵は受けられません。

 

余り詳しくない私は、当日までにロックバンド「クイーン」について調べることにしました。「クイーン」はロンドン出身の4人組の男性グループとして1971年に結成されました。ボーカル兼ソングライターのフレディ・マーキュリー、ギターのブライアン・メイ、ベースのジョン・ディーコン、ドラムスのロジャー・テイラーです。

 

1973年にデビューし、多数のアルバムを発表するとともに、イギリスだけではなく、世界中でコンサートを開いて成功させました。アルバムとシングル盤を合計すると2億枚以上を売り上げたと言われます。1970年代(後半)と1980年代(前半)がクイーンの全盛期です。ちなみに、グループ名の「クイーン」はフレディ・マーキュリーの発案であり、『目立つ名前である』 あるいは『イギリス元首の女王を指す』 などの理由を本人が述べているようですが、本当の理由は定かではありません。

 

日本では、ギターのブライアン・メイが作詞・作曲を担当して1977年にリリースされた”We will Rock Youが最も知られています。その理由は、日本サッカーの応援歌、格闘技選手やプロレスラーの入場曲、アメリカMBL(メジャー・リーグ)ではバッターが打席に入る時にイントロが流され、東芝・日産・ソフトバンク・ペプシコーラ・キリンビバレッジなど多数のCMに使われたことで、否応なく日本人の耳に響き続けたからなのです。

 

プチ薀蓄です。英語の”Rock”は名詞では岩を意味しますが、動詞では「心を揺さぶる」となります。1950年頃にアメリカで生まれた音楽のジャンルであるロックン・ロール(Rock'n'Roll)のRockと同じです。そして、”Roll”は「船が横揺れする」あるいは「身体を揺らしながら歩く」を意味し、'n'andの省略形。ちなみに、エルビス・プレスリーやチャック・ベリーなどがロックン・ロール歌手として知られます。このロックン・ロール(注釈:ロカビリーとも呼ばれた)は英国に渡って大きく変化し(進化を遂げ)、現在は単にロックと呼ばれるようになりました。ビートルズとローリング・ストーンズがその代表といえるでしょう。

 

閑話休題。映画のタイトルとなった「ボヘミアン・ラプソディ」も1975年にリリースされた「クイーン」のヒット曲で、こちらはフレディ・マーキュリーが作詞・作曲を担当。世界中で大ヒットして「クイーン」の代表曲となりました。ちなみに、英国では最大のヒット曲と言われているようです。そして、2018年には20世紀に発表された楽曲の中で、全世界で最もストリーミング再生された楽曲としてグラミー殿堂賞を受賞しました。

 

また、”I Was Born To Love You”(1985年)と”We Are The Champions(1977年、伝説のチャンピオン)」などメッセージ性に溢(あふ)れる曲もテレビやラジオから流れることが多く、日本でも良く知られる曲と言えます。

 

1991年にリードボーカルのフレディ・マーキュリーがエイズで死去した後は、他のメンバーたちが「クイーン」の名前で様々な形で活動を続けているようです。

 

主人公であるフレディ・マーキュリーについても調べてみました。彼はペルシャ貴族の末裔(まつえい)として英国の保護国であったタンザニアのザンジバル島で生まれ、英国に移住した後、英国風の名前に変名した経歴があります。自分の生い立ち・容姿・学歴によるコンプレックスが背景となり、「ボヘミアン・ラプソディ」(1975年)の屈折した詞を綴(つづ)ったと考えられます。即興的な楽想の自由形式(注釈:この曲ではアカペラ/バラード/オペラ/ハードロックで構成)である狂詩曲(ラプソディ)形式を採用した楽曲の作曲も自ら手掛けています。ちなみに、クラシック音楽の分野ではリスト/ブラームス/ドボルジャーク/ドビュッシー/ラフマニノフ/ラベル/バルトークなどがこの形式の曲(狂詩曲)を作曲しています。「ボヘミアン・ラプソディ」は詩と曲とも日本人には難解であり、それほどヒットしませんでしたが、母国の英国では最大のヒット曲になりました。

 

余談になりますが、「ラプソディ」と言えば、私はアメリカの作曲家「ジョージ・ガーシュイン」が作曲した「ラプソディ・イン・ブルー」(1924年)を連想します。直訳すると「青色のラプソディ」、意訳すると「ジャズの語法によるラプソディ」という意味のようです。曲の冒頭はクラリネットによるグリッサンド奏法(注釈: 一音一音を区切ることなく流れるように音高を上げ下げする演奏技法、この曲では上昇のみ)で始まる印象的なものです。また、日本の曲では1936年(昭和11年)に藤山一郎さんが歌ってヒットしたモダンな曲「東京ラプソディ」(作詞:門田ゆたか、作曲:古賀政男)があります。

 

曲名の前半にある「ボヘミアン」はチェコ西部、ヴルタヴァ川流域の盆地エリア(首都プラハ古都チェスキー・クルムロフなど)あるいはジプシー(ロマとも呼ばれる)のことを意味しますが、この場合は後者、つまり社会の規範にとらわれず、自由で放浪的な生活をする人々を象徴的に表現しているようです。(続く)

2019年1月 8日 (火)

年末年始の行事(その5) 自宅で過ごす三が日(2日・3日)

元日に開催された「全日本実業団対抗駅伝競走大会」はほぼ下馬評通りの結果でした。これに続いて2日間にわたって行われる「箱根駅伝」は青山学院大学が「箱根駅伝」で5連覇、および2018年度の三大駅伝を全制覇するかどうかが最大の関心事でしたが、こちらも下馬評によれば、青山学院大学の対抗馬として東洋大学と東海大学(2018年の出雲駅伝第3位、同じく全日本大学駅伝第2位)が挙がっているものの、青山学院大学の優位は揺るがないものと思われました。今年も1月2日と3日は日本テレビで「箱根駅伝」を観戦するだけで過ぎましたので、そのレース展開と印象に残った点を紹介します。

 

1月2日の往路では絶えず首位争いを繰り広げた東洋大学が第1位で元箱根のゴールにあるテープを切り、前半で出遅れたものの4区で順位を上げた東海大学が2位、国学院大学が第3位、駒沢大学が第4位、そして法政大学が第5位となりました。青山学院大学は選手の好不調があり第6位に沈みました。

 

今年も往路でアクシデントがありました。各チームが第1区をスタートした直後に大東大の選手が転倒したのです。捻挫または肉離れと思われます。その選手は立ち上がったものの足を引きずりながらの走行となりました。しかし、残りの約20kmを痛みに耐えて走り続け、トップと8分40秒差の23位(最下位)で2区の選手に襷(たすき)をつなぐことができました。

 

5連覇を狙う青山学院にも予期せぬハプニングがありました。3区で首位に立った時には盤石のレース展開かと思われましたが、4区を走る選手が10km地点付近で体調に不具合が出て失速し、トップを走る東洋大学と約3分半遅れの第3位に後退しました。それでも、5区の選手は前年も5区を走った選手であり、往路のゴールまでに大きく挽回する可能性があると考えられました。しかし、その選手も山登り区間の5区でペースが上がらず、逆に国学院大学・駒澤大学・法政大学の3チームに抜かれてしまいました。

 

1月3日の復路では東洋大学が安定した走りを見せて盤石かと思われましたが、東洋大学を追走する東海大学は前半で徐々に差を詰め、8区で首位に立ち後半でも主導権を握りました。往路で首位の東洋大学に約5分30秒差を付けられた青山学院大学は驚異的な追い上げを見せたことで、先行する東洋大学とアンカー勝負になる可能性が出てきましたが、東洋大学が逃げ切って総合優勝を手にしました。第3位は東洋大学、第4位は東海大学と同様、往路の序盤での出遅れを挽回した駒澤大学でした。

 

復路で印象に残ったのは8区です。約4秒差の第2位で襷(たすき)を受け取った東海大学の選手はほどなく東洋大学の選手に追いついたことで、難なく追い抜くと思われましたが、何と14km余りに渡って東洋大学の1年生選手の背後に付いて走ったのです。これは実力と経験を活かす東海大学の戦術だったようです。東洋大学の選手が頑張って走る後を東海大学の選手を風除けにして、東海大学の選手は余裕を持って走ることで余力を温存したのです。途中、並走する位置に出て東洋大学の選手の表情を確認したことも戦略に入っていたのでしょう。

 

そして、約14.6km地点で東海大学の選手がスパートして差を約10mとした後は、遊行寺(ゆぎょうじ)坂の上りを利用して東海大学の選手が独走態勢に入りました。それまでに精神的・肉体的に疲労していた東洋大学の1年生選手には追走する力は残っていなかったようです。素人の私にも東海大学の戦略が完全に成功したことは明白でした。9区へ襷を渡した時点では約50秒の差に広がっていました。このようにレース展開を振り返って見ると、7区までのレース展開で盤石と思われた東洋大学を8区で一気に追い落としたことが東海大学の総合優勝の鍵となりました。大会新記録を樹立したことも見事です。

 

6区は区間新記録で5位になり、7区は区間記録に2秒と迫る区間賞で3位へジャンプアップし、8区と9区で東洋大学を着実に追い上げた青山学院大学は2秒差で襷リレーした10区で東洋大学を追い抜き、懸命にトップの東海大学を追走して最後までレースを盛り上げました。復路優勝を飾ったことでデフェンディング・チャンピオンの意地を見せたと言えます。東海大が先に到着したゴールでアンカー選手を待つ青山学院大学の選手たちの表情が明るいことも清々しい印象を与えました。
 
また、第4位でゴールした駒澤大学は往路・復路とも極めて安定したレース展開をしたことも印象に残りました。一時代を築いた駒澤大学が復活しつつあるようです。そして、復路の5区間を通して9位・10位をキープしてシード権争いを制した拓殖大学と中央学院大学の健闘も光りました。
 
今年も見応えがある「箱根駅伝」でした。(終)

2019年1月 7日 (月)

年末年始の行事(その4) 自宅で過ごす三が日(元日の午後編)

結局、チビスケくんとチビエちゃんの一家がわが家を訪問したのは午後3時過ぎでした。2人のお母さんが手作りした「煮物」「栗きんとん」「大根と人参のナマス」を差し入れてくれたことで、食卓の料理はさらに多彩になりました。昼食と夕食が一緒になりましたが、午後8時過ぎまで賑やかで楽しい時間になりました。2日は2人のお母さんの実家へ正月の挨拶に行くため、午後8時半前にはわが家をあとにしました。

 

時間が前後しますが、事前にテレビの録画予約を設定しておいたことで、午後6時45分少し前にチャンネルがNHKのEテレに変わりました。ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートが例年通りウィーンのウィーン楽友協会の大ホールから生中継されるのです。昨春、この大ホールを見学したことと、1か月前の12月1日に開始された4K放送でも同時に放送されることで、今回は特別な思いでこの番組を観ました。

 

今回、指揮を執るのはドイツ・ベルリン出身のクリスティアン・ティーレマンさんで、ニューイヤー・コンサートで指揮するのは初めてですが、これまで150回以上もウィーンフィルを指揮しているそうですから、意気が合った演奏が聴けるものと思われました。そして、歌劇場で指揮する経歴が多いようですから、1997年・1997年・2000年・2004年・2018年の5回にわたってニューイヤーコンサートを指揮したリッカルド・ムーティさんのような指揮ぶりが見られるかもしれません。ただし、発表された楽曲は私には馴染みがない物ばかり、つまり玄人好みの選曲と思われます。

 

第一部が始まる前には楽友協会の前広場に設置されたガラス張りの特設ブースから今年のニューイヤー・コンサートについてウィーンフィルの元コンサートマスターであり、NHKの中継では常連ゲストであるライナー・キュッヒル、真知子夫妻に加えて女優の中谷美紀さんがゲストでした。昨年、ウィーンフィルのビオラ奏者と結婚されたことが人選の理由なのでしょう。ちなみに、司会はNHKの森田洋平アナウンサーです。

 

発表されたプログラムは以下の通りです。なお、NHKの説明では作曲者のヨーゼフ・ヘルメスベルガーおよびヨハン・シュトラウスが1世・2世のどちらであるかが明示されていませんでしたので、念のために注釈を付けました。また、分かりにくい曲名には日本語訳を付けました。

 

[第一部]

 シェーンフェルト(注釈:大将の名前)行進曲  カール・ミヒャエル・ツィーラー作曲

 ワルツ「トランスアクツィオン(注釈:反作用)」  ヨーゼフ・シュトラウス作曲

 妖精の踊り  ヨーゼフ・ヘルメスベルガー(注釈:2世、以下同様)作曲

 ポルカ・シュネル「急行列車」  ヨハン・シュトラウス(注釈:2世、以下同様)作曲

 ワルツ「北海の風景」  ヨハン・シュトラウス作曲

 ポルカ・シュネル「速達郵便で」 エドゥアルト・シュトラウス作曲

 

[第二部]

 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲  ヨハン・シュトラウス作曲

 ポルカ・フランセーズ「踊り子」  ヨハン・シュトラウス作曲

 ワルツ「芸術家の生活」  ヨハン・シュトラウス作曲

 ポルカ・シュネル「インドの舞姫」  ヨハン・シュトラウス作曲

 ポルカ・フランセーズ「オペラの夕べ」  エドゥアルㇳ・シュトラウス作曲

 歌劇「騎士パスマン」から「エーファ・ワルツ」  ヨハン・シュトラウス作曲

 歌劇「騎士パスマン」から「チャールダーシュ」  ヨハン・シュトラウス作曲

 エジプト行進曲  ヨハン・シュトラウス作曲

 幕間のワルツ  ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲

 ポルカ「女性賛美」  ヨハン・シュトラウス作曲

 ワルツ「天体の音楽」  ヨーゼフ・シュトラウス作曲

 

[アンコール曲]

○美しく青きドナウ  ヨハン・シュトラウス作曲

○ラデツキー行進曲  ヨハン・シュトラウス作曲

 

クリスティアン・ティーレマンさんの指揮は、ドイツ人らしく丁寧で安定感があり、大ホール内で聴く多くの観客は満足しているように見えましたが、クラッシク音楽ファンとは言い難い私には優雅さと面白みにやや欠けると感じられました。歌劇場での指揮経験が豊富である経歴から、リッカルド・ムーティさんに似た個性的な指揮を期待した私には気まじめすぎて物足りなかったのです。また、同居者が毎年期待しているバレーも衣裳と振付担当に若手が登用されたことで、従来の伝統的なバレーとは大きく異なるモダンなものでした。
 
ちなみに、来年(2020年)のニューイヤー・コンサートはラトヴィア出身のアンドリス・ネルソンス氏(40歳、ボストン交響楽団の音楽監督)が指揮者となることがコンサートの終了後に発表されました。同じラトヴィア出身で、3年前のニューイヤー・コンサートで3回目の指揮をしたマリス・ヤンソン氏に指揮を学んだようですから期待できそうです。

 

明日から始まる「箱根駅伝」の生中継に期待して就寝することにしました。(続く)

2019年1月 6日 (日)

年末年始の行事(その3) 自宅で過ごす三が日(元旦編)

大晦日は夜更かしをしないようにしたにもかかわらず、元旦は寝坊してしまい、午前8時ころに起床。毎年正月三が日は和服を着て自宅で正月を祝うことにしています。新年の挨拶(あいさつ)のあとは同居者が用意してくれたお雑煮とお節料理を頂きました。
 
2019_01010001
   

以前のブログ記事で紹介したように私の田舎で食べられている角餅と正月菜だけのシンプルなお雑煮ですが、クローズアップした雑煮の写真に写る「ゆで卵」と「板かまぼこ」はおまけとして同居者が追加してくれたものなのです。
 
2019_01010002
   

今年のお節は和洋折衷(せっちゅう)で内容が多彩です。
 
2019_01010003
 
 

午前8時30分からTBSテレビで生中継される「全日本実業団対抗駅伝競走大会」を観るのも元旦の恒例行事です。今回出場した37チームの中で、トヨタ自動車・旭化成・Honda・トヨタ自動車九州・富士通が有力チームとして優勝候補に挙げられています。午前9時に群馬県庁前(前橋市)をスターした後のレースの展開を以下に概説します。

 

[第1中継所]

多くのチームで構成された先頭集団は大きな塊となって35分後に第1中継所(高崎市)になだれ込みました。中継ポイントでは多くの選手が錯綜(さくそう)するなか、意外にも一意でタスキを渡したのは九電工、次いでヤクルトと愛三工業でした。有力チームでは旭化成が第6位、トヨタ自動車が第9位、Hondaが第14位、富士通が第15位ですが、トップとの差は富士通で約14秒、同じく第28位のYKKでも約20秒と僅差です。

 

[第2中継所]

外国人選手が多数参加する第2区でも快調な走りを見せた愛三工業が第1位でタスキをリレーし、次いで第2位のトヨタ紡織、第3位は富士通、第5位はSUBSRU、少し出遅れた旭化成は第8位、第10位はトヨタ自動車、第13位はトヨタ自動車九州、Hondaは第17位と順位を下げました。

 

[第3中継所]

第3区に入ると出遅れていた旭化成が見事な走りを見せて第2位へ順位を上げました、それを上回ったSUBARUがトップに立ち、第3位はトヨタ紡織、第4位は富士通、第5位はトヨタ自動車、同じくトヨタ自動車九州は第14位、同じくHondaは第18位でした。

 

[第4中継所]

向かい風が吹く第4区は大きな波乱がありました。全区間で首位だった旭化成が第3位へ後退した一方、驚異的な走りを見せたMHPS(三菱日立パワーシステム)はトップに躍り出ました。第2位は富士通、第4位はマツダと豊田自動車九州(今井正人は快走)、トヨタ自動車は第10位へと後退しました。

 

[第5中継所]

第5区ではMHPSは終始リードを保ってトップ、第2位は同様に順位を大きく上げた旭化成、第10位でタスキを受け取ったトヨタ自動車の服部勇馬が多く区順位を上げて第3位、第4位は富士通と、強豪チームが上位を占めました。第7位はSUBARU、第8位はトヨタ自動車九州と、明暗を分けました。

 

[第6中継所]

第6区は実力がある旭化成・富士通・Honda・トヨタ自動車の争いにSUBARUが割り込み激しい競争になり、第1位が旭化成、第2位がこの区間でも健闘したMHPS、第3位が富士通、第4位がトヨタ自動車、第5位がSUBARU、第6位はコニカミノルタ、第7位がマツダ、第8位がトヨタ自動車九州でした。

 

[ゴール(群馬県庁前)]

トップの旭化成は安定な走りを見せてトップでゴール。MHPSも順位を維持して約4秒差の第2位、は第3位はトップと約1分7秒差のトップと約1分7秒差のトヨタ自動車、第4位は同じく約1分50秒差の富士通、第5位は約2分10秒差のコニカミノルタ(第1区の第31位から2区から5区で順位を大幅にアップ)、第6位は約2分49秒差のトヨタ自動車九州と概ね順当な結果でしたが、MHPSの健闘が光った今回の「全日本実業団対抗駅伝競走大会」になりました。
 

 

駅伝をテレビで観戦しているとチビスケくんとチビエちゃんの一家が昼ごろに年始の挨拶に来るとの連絡が入りました。そこで、皆で昼食を摂(と)ることにして待っていましたが、正午を過ぎて午後1時近くになっても姿を現しません。空(す)いた小腹を満たすため、同居者に「磯辺(いそべ)焼き」を作ってもらいました。子供のころから食べなれている「磯辺焼き」は、焼いた餅(もち)の両面に砂糖醤油を塗り、さらに焼き海苔(のり)で巻くだけの簡単な食べ物です。ネット検索をすると、「餅の磯辺巻き」「磯辺餅」「海苔餅(のりもち)」などの呼び名があるそうです。
 
2019_01010004
   

来客を待つ食卓の上に並ぶ料理がいつの間にか少し変わりました。
 
2019_01010005
 
(続く)

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ