趣味

2023年11月13日 (月)

秋の生田緑地ばら苑(最終回)

「ロイヤルコーナー」に入りました。このコーナーでは「生田緑地ばら苑」で見ることができる「世界の王室と日本の皇室」に所縁(ゆかり)があるバラが紹介されています。主なものはイギリスのクイーン エリザベスとダイアナ プリンセス オブ ウエールズ、モナコ公国のプリンセス ドゥ モナコなどです。

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そして、このコーナーには一際目立つ石像「花の女神 フローラ像」があります。少し補足すると、ラテン語の「フローラ(Flora)」はローマ神話の花と豊穣(ほうじょう)と春の女神を意味します。

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「ロイヤルコーナー」の主役はイギリスで誕生した「プリンセス・ミチコ」でしょう。コーナーの正面に位置しています。

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「ロイヤルコーナー」を通り抜けました。振り返ると、右手奥に「花の神 フローラ像」が小さく見えます。

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次は「イングリッシュ・ローズ・コーナー」

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イギリスで生まれた「ザ シェパーデス(The Shepherdess)」は中輪のオープンカップの花で、色はリッチ・アプリコット・ピンクです。ソフトにカーブした形状と明るい花色がチャーミングです。なお、名前は羊飼いを意味します。

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このバラは「アン ブリン(Anne Boleyn)」。名前の由来となったのはイングランド王ヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブリン(注釈:アン・ブーリンとも表記、1501年?-1536年)。彼女はエリザベス1世の生母ですが、イギリスの王室史上に残るスキャンダルで反逆罪などに問われ処刑されるという悲劇に見舞われた王妃でした。

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「スカ―レット ボニカ(Scarlet Bonica)はフランスで誕生した朱色が鮮やかな四季咲きのバラですが、次の写真では光線の加減で紫色に近くに見えるのは残念です。

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右手へ緩(ゆる)やかにカーブする通路を抜けて、

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さらに右手に折れると「生田緑地ばら苑」の南端に位置する「休憩所」に出ました。ここまででS字型にルートが完結したようです。なお、周囲の林では紅葉が始まったようです。

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右手遠くに「パーゴラ」が見える場所に出ました。写真の左手では石柱に咲く蔓(つる)バラに見入る人たちがいます。

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しかし、その横にあるバラたちは花を咲かせていません。

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休憩所方面を振り返ってみました。

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「ローズガーデンハウス」へ向かう広い通路に出るようです。その通路には小高い木々が並木になっているのが見えます。これで入口に戻るたことに。

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「生田緑地ばら苑」の南西口を出て臨時駐車場へ戻ります。

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車に乗って誘導ラインに従って臨時駐車場を出る時、「生田緑地ばら苑」内を生垣越しに見ることができました。臨時駐車場の方が低い位置にあるため、「花の女神 フローラ像」は上半身しか見えません。なお、テントがある場所は送迎車両の乗降所のようです。

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今回は1時間弱の滞在になりましたが、秋のバラを筆者の目とカメラで心ゆくまで鑑賞することができました。(終)

2023年11月12日 (日)

秋の生田緑地ばら苑(その3)

通路は左に折れ曲がって青い屋根の「ローズガーデンハウス」方面へ緩やかに折れ曲がりながら続いています。

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「ローズガーデンハウス」脇の売店では美しいバラの切り花が売られていました。

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何色もの染料で着色したようなバラの花も・・。

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「生田緑地ばら苑コンサート」が開かれていると思われる左手のテント(芝生広場)へ向かうことにしました。

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午前12時10分から始まった「アンサンブル・サルーテ(Ensemble Salute)&コール・メーヴェ(Chor Moewe)」のジョイント・コーラスは合唱曲とクラシック曲を披露していました。

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ちなみに、春季には後ろにあるパーゴラ(注釈:イタリア語でぶどう棚を意味する)に蔓バラの花が咲き乱れる様子を本ブログ記事の(その2)と前々回の訪問記事で少し紹介しています。なお、コーラスのパフォーマンスは午前12時40分まで30分間続きますが、筆者は途中で退席して先を急ぐことに。

「芝生広場」内をパーゴラに沿って東方向へ進むと2つ目の彫像「白鳥と子供」がありました。

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この彫像の手前で右手に折れて時計回りの通路へ入りました。「パーゴラ」から「ロイヤルコーナー」へと一直線(南北方向)に伸びる広い通路です。

イギリスで誕生した「グラハム・トーマス(Graham Thomas)」は深いカップ咲きで強いティー系の芳香があるそうです。なお、カップ咲とは横から見てティー・カップのような形をしている花の形状を指します。色の豊かさなどからイングリッシュローズを代表する名花とされます。

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アメリカ生まれの「サンダンス(Sundance)」はオレンジ・イエロー(山吹色)の花を咲かせる四季咲きのバラ

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「ネージュ パルファン(英 Neige Parfum/仏 Parfum de la Neige)」はフランスで誕生した白系アイボリーの四季咲きのバラ

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「はまみらい(Hamamirai)」はピンク色の花色で四季咲き

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「トワイス インナー ブルームーン(Twice in a blue moon)」はドイツで誕生した藤色の四季咲きバラで、花の形と色がエレガント。

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イギリス生まれの「チェシャー(Cheshire)」はオレンジ色ないし黄色の花を咲かせる四季咲きのバラ

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「ゴールデン メダリオン(Golden Medallion、注釈:金賞を意味する)」はドイツ生まれの黄色い四季咲きのバラ

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「ニーナ・アナ二アシビリ」は日本生まれですが、ジョージア(旧グルジア」の有名なバレーダンサーの名前が付けられています。

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「パティオ ローズ(注釈:中庭のバラ)の案内看板」

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「ドフト ゴールド(Duftgold)」はドイツ生まれの四季咲きバラです。ちなみに、"Duft"はドイツ語で「香り」あるいは「匂い」を意味します。

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アメリカで誕生した「ヨハネ パウロ 2世」は白色またはアイボリー色の四季咲きのバラ。名前は第264代ローマ法王に由来する。

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次回が最終回です。(続く)

2023年11月11日 (土)

秋の生田緑地ばら苑(その2)

「ばら苑」内は順路が決まっているわけではありませんから、先ずは通路を右手(東方向)へ進み、反時計周りに歩きながら通路脇のバラを見ることにしました。ちなみに、お昼過ぎの気温は25Cと高く、夏日になったようです。筆者が通路を歩きながら見かけたバラを順不同で紹介しましょう。

「ウイミー(Wimi)」はドイツのローゼン・タンタウ社が1982年に開発した四季咲きのバラです。白い大輪にピンクのぼかしが入る特徴があります。

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1953年にイギリスで生まれた「ピンク・スパイラル」は茎が成長して螺旋状になるとより豪華になるようです。

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「ユメオトメ(夢乙女)」は春(5月ころ)に花が咲く蔓バラですが、白色と薄いピンク色の小さな花がいくつも咲いています。

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「宮城野」は国内産で、ピンクの一重の花が落ち着いた印象を与える蔓バラで、横に長く成長する特徴があるそうです。

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「シャルル ドゥ ゴール(Charles de Gaulle)」は名前から推察されるようにフランスで生まれたバラで、藤色で大輪の花を咲かせる四季咲きとのこと。フランスの元大統領にちなんで名づけられたそうです。

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「天津乙女(Amatsu Otome)」は淡い黄色の花が美しい四季咲きのバラ

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「パスカリ(Pascali)」はベルギー生まれで多花性・四季咲きのバラ。名前はキリスト教の復活祭を意味するとのこと。「クイーン・エリザベスの」の子供で、花色は象牙白で独特の雰囲気があり、切り花としても人気があるようです。

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「イングリッド・バーグマン」はデンマークで誕生した艶やかな花を咲かせるバラで、赤系のバラの中で最高の品種の一つとされるそうです。また、その名前はスウェーデン出身の国際的な女優にちなんで付けられたとのこと。映画「カサブランカ」(1942年)「誰が為に鐘は鳴る」(1943年)「追想」(1956)などで良く知られます。美しい女優であったため、私生活は奔放(ほんぽう)であったようです。

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なお、4年半前(2019年5月)に「神代植物公園」でも同じ花を見ています。

アメリカで1959年に誕生した「ガーデン パーティ」は淡い黄色にほんのりと淡いピンクを帯びる丸くソフトな花形が可憐で、品のあるパーティーのようであるとして名付けられたそうです。

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「アンドレ トゥルカ(Andre Turcat)」はフランス生まれ。オレンジ系の花を繰り返し咲かせるそうです。

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「ジャスト ジョーイ」はイギリス生まれの四季咲きです。オレンジ・アプリコットの花を咲かせます。

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「オジリア」はドイツで誕生した四季咲きのバラです。花色は赤系あるいは赤と白の複色系とのこと。

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「パーゴラ」(注釈:イタリア語でぶどう棚を意味する)の支柱に絡みつく「つる ピース」はアメリカ生まれの一季咲き蔓バラで、大輪の花をびっしりと咲かせます。

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「ばら苑」の雰囲気を演出する白い彫像は「母と子の像」のようです。

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(続く)

2023年11月10日 (金)

秋の生田緑地ばら苑(その1)

毎年、春と秋に期間限定で開園される「生田緑地ばら苑」が今年の秋は1019日から1112日まで開園されています。例年、華やかなバラの花が一面に咲き誇る春期に比べて、秋期は花の数が少ないとされます。さらに、今年は季節の違いに加えて夏の酷暑が長期間続いたため、開花時期が遅れて開花状況も不良であると伝えられています。

なお、アクセス情報です。「生田緑地ばら苑」の最寄り鉄道駅は小田急向ヶ丘遊園駅またはJR南武線宿河原駅です。これら2駅のうちでより近い向ヶ丘遊園駅から入口である「ばら苑正面ゲート」までは徒歩13分、同じくバスを利用すると最寄りの「藤子・F・不二雄ミュージアム・バス停」まで5分です。(参考:徒歩用アクセス案内

車の場合は府中街道の長尾橋交差点を300mほど西進した左手に「ばら苑正面ゲート」があります。なお、その途中には「藤子・F・不二雄ミュージアム」が同じく左手にあります。次の写真は左手にセブンイレブンがある長尾交差点で宿川原駅方面から南進する市道を右折して府中街道に入るところです。

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「生田緑地ばら苑」を今秋訪れるタイミングは上記した理由から遅い方が良さそうですが、混雑状況も考慮して3連休の初日である11月3日(文化の日)の午前11時45分頃に訪れました。早めに昼食を済ませたのは、午後になると訪れる人が増えて、スペースが60台と限られる臨時駐車場が満車になるリスクを考慮したのです。なお、開園時間は平日が午前10時から午後4時まで、土日祝は午前9時から午後4時まで。 

筆者の読みが当たったようです。府中街道脇の「ばら苑正面ゲート」から臨時駐車場へのアクセス道路では交互通行規制が行われているため、所定の場所で数分待つ必要がありましたが、順調に山の上にある臨時駐車場へ向かうことができました。

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丘陵地に造られた古い道路(注釈:1927年の開園から75年後の2002年に閉園した旧向ヶ丘遊園の「花の大階段」脇にあった道路)は、下り車線が歩行者専用に指定されているため、上り車線だけが車の交互通行に割り当てられています。(注釈:特に道幅が狭い一部区間では最高速度が10km/h)しかし、対向車がありませんから、運転の初心者を除けば、さほど運転は難しくはありません。 

曲がりくねった山道は途中で歩行者専用レーンが解除されて2車線の自動車専用道路に変わりました。その先にある坂を上り切った高台では右手に「生田緑地ばら園」の全景を見下ろすことができましたが、一時停止するわけには行きませんからさらに進むと、少し低くなった場所に仮設料金所がありました。開園時間内の駐車料金は1日1500円です。

整理用の白線が引かれた楕円形の駐車場内には誘導員が数名配置されており、その指示に従って奥の空きスペースに自車を停めることができました。未舗装の仮設駐車場であるためか、隣りとのスペースが広く取ってありました。駐車が苦手な人も楽でしょう。なお、目の子による概算ですが、半分以上が車で埋まっている駐車場は公称値60台の容量よりも余裕がありそうです。

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楕円形の駐車場のほぼ中央部を横切った場所に案内看板を見つけました。『バラと庭を語る「秋のスペシャル講座」』が当日(11月3日)の午後に開催されると説明されています。残念ながら事前申込制とのこと、バラの愛好家に人気があるようです。

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その左手にあるスロープ(坂道)を上がります。右手が「生田緑地ばら苑」です。

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今回利用した臨時駐車場とスロープには見覚えがありません。前回(10年前の2013年10月)と前々回(17年前の2006年5月)に訪れた時は反対側にある歩行者用入口から入園したのだと思われます。

『ばら苑内で利用状況調査を実施中』との案内が手摺に吊り下げてあります。監視カメラの機能も兼ねているのでしょう。

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スロープを上り切り、さらに右手に折れて「生田バラ苑」に入りました。

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この先で貰った詳細な地図を見ると、やはり「歩行者用入口」とは反対側に位置する場所です。ここで思い出しました。前回(2013年10月)前々回(2006年5月)は「もみじ谷駐車場」(注釈:Xマークが付いていますから利用されていないと思われる)を利用して114段の急階段を上がって入園したのです。

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この地図から、今回利用した臨時駐車場へアクセスする道はもともと急階段を上がれない人向けの巡回バスルートなのです。参考:この巡回バスは現在も運行されている

その隣に置かれた『生田緑地ばら苑コンサート」のポスターによれば、この日(11月3日)は午前10時から稲田中学のチアダンス部のパフォーマンスがあったようです。そして、午前12時10分からはコーラスの公演も。

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先ほどスロープの下で見かけたものと同じ案内看板(説明:午後2時から開催される講座の案内)です。

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同行者は右脇にあるラックから園内の案内地図を入手。それによると苑内のレイアウトはこれまで2回訪れた時とほとんど変わっていないようです。なお、案内地図には『秋の生田緑地ばら苑では、およそ625種、2,900株のバラが開花します』と大きな文字で表記されています。

一方、通路脇に設置された「生田緑地ばら苑」の案内パネルは表面の経年変化により不思議な縞模様(網目模様)が浮き出ていました。その左半分は上記の案内地図と同じですが、右半分にある「周辺案内図」は縮尺が異なることと縞模様の効果(目くらまし)により、しばらく睨(にら)めっこしてしまいました。そして、「生田緑地ばら苑」が広い「生田緑地」の縁部にあることが分かりました。今年1月に運転免許更新手続きを行った時に初めて受けた後期高齢者講習で問題なしと判定されましたが、やはり認知度は・・。

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「生田緑地ばら苑」の多種多様なバラを紹介する前に長い導入部(イントロ)になってしまいましたが、次回からは本題であるバラの紹介に入ります。(続く)

2023年6月 2日 (金)

今年も孔雀サボテンが咲きました!

筆者の住むマンションでは6-7年前に大規模修繕工事が行われたため、わが家の「孔雀サボテン」(品種:紫紅花孔雀/しこうかくじゃく)は半年間にわたって劣悪な環境下(北側の空き部屋内)に何か月も置くことになり、すっかり弱ってしまいました。

元の場所に戻して養生に努めたことで3年前からまた花を咲かせるようになった経緯は以前のブログ記事で紹介しています。そして、3年連続で今年も綺麗に咲いてくれました。527日に二鉢あるうちの一鉢において最初の一輪が咲いたのです。ただ残念なことですが、もう一鉢は昨年に続いて今年も花芽が見当たりません。若芽は出るものの花芽が出ない4年前までの衰弱した状態に戻ってしまったのです。

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なお、花が咲かない理由には、葉が成長し過ぎている、水を与えすぎている、肥料を与えすぎている、日光不足などがあるそうです。これらの点に気を付けながら根気よく育てたいと思います。

2日後の529日には二輪目が開花しました。

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花芽が出てから開花するまでの様子を毎日観察するとともにデジカメで記録していると、3週間ほど前(5月初旬)に10個以上の蕾がほぼ同時に現れて、徐々に膨らみ始めていました。撮影した開花プロセスを以下に紹介します。

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5月4日 芽吹き始めた蕾たち

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6月1日 大きく開花した花は盛りを過ぎました

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最初の開花から僅(わず)か5日間余りでしたが綺麗な花を楽しむことができました。また、来年も大きな花をいっぱい咲かせて欲しいものです。◇ 

2023年5月 8日 (月)

関西へのロングドライブは今年3回目(最終回) 新清水JCTから東名川崎ICへ

新清水JCT」まで5.8㎞の地点です。このJCTから「東名高速道路」の「清水JCT」または「中部横断自動車道」へ向かうことができます。

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参考情報:「中部横断自動車道」は「新東名高速道路」の「新清水JCT」から「中央自動車道」の「双葉JCT」までの区間が2021年8月に先行して開通しました。なお、「中央自動車道」の「長坂JCT」と「上信越自動車」の「佐久小諸JCT」を結ぶ山梨県―長野県区間(注釈:佐久小諸JCT-八千穂高原IC間が2021年8月に先行完成済)が全線開通すると静岡県静岡市から長野県小諸市までの約132㎞が中央高速道路経由で結ばれることになります。

『新清水JCTまで6㎞』と表示する案内看板の先にトンネルが近づきました。「北沼上トンネル」(上り線の長さ:1,269m)です。なお、『東名経由で東京ICまで151㎞、120分』 とも表示されています。順調!!

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なお、上の写真で路肩に『覆面パト取締中』 の立て看板が写っています。

余談です。「東名高速道路」には「固定式OBIS(オービス、自動速度取締機)」に加えて「半固定式OBIS)」が3台配備されたそうです。複数の場所に電源などを収容した台座が設置されていて、その中から任意の台座を選択して設置するとのこと。従来の「固定式」と「移動式」の利点を兼ね備えた"OBIS"です。

「新東名高速道路」における「半固定式OBIS」の情報はこれ以上ありませんが、これからも最高速度制限である120㎞/h以下で走行する必要があります。努々(ゆめゆめ)「取締速度の160㎞/h」を越えてはいけません。

左端の「走行車線」で車線規制が始まりました。

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静岡市清水区にある「和田島トンネル」(長さ約1,120m)に入ります。なお、「新清水IC」まで7㎞です。

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清水PA」のすぐ手前に『右車線へ⤴』 の電光表示が確認でき、同時に速度規制の表示があります。そして、左前方には5合目付近まで冠雪した「富士山」がくっきり見えてきました。

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緩(ゆる)やかな左カーブを進むと「富士山」がほぼ正面に位置しました。間もなく「新清水IC」を通過します。

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車線は「富士山」を追いかけるように緩やかに右カーブします。

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今度は右端の追い越し車線が規制されていました。「新富士IC」まで1㎞の地点です。長い下り坂が続きますからスピードに注意します。

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「新富士IC」が近づくと進行方向が少し北方向に変わり「箱根」の山々が正面に見えてきました。

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規制された「追越車線」に工事用の車両が停まっています。

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駿河湾沼津SA」に入りました。

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幸いにも混雑する駐車場に空きスペースを見つけて車を停めることができました。何気なく辺りを見回すと変わったでフォルムの車が停まっています。後部には"PRIUS"と”HEV"の文字が! 「新型(5代目)プリウス」の実車を見るのはこれが初めてです。不躾(ぶしつけ)でしたが、前後から写真を1枚ずつ。

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「駿河湾沼津SA」を出発。好天であり駿河湾と伊豆半島が綺麗に見えます。

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「東名高速道路」も順調に走行して目的とする「東名川崎IC」が近づきました。なお、「東名高速道路」の様子は、往路のブログ記事と、過去の記事(2023年3月28日2023年3月5日2022年11月26日)で詳しく紹介しています。

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いつもの渋滞がなくて順調に「東名川崎IC」を出ます。ちょうど午前12時を約1分過ぎたところです。

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偶然かも知れませんが、料金ゲート周辺に車がいないことも珍しいことだと思います。ちなみに、通行料金は休日割引が適用されて30%OFFでした。(終)

2023年5月 7日 (日)

関西へのロングドライブは今年3回目(その8) 新東名高速道路の浜松SAから静岡SAへ

日曜日の午前7-8時台の「新名神高速道路」と「伊勢湾岸自動車道」はともに空いており、「新東名高速道路」の「浜松SA」まで一気に走ることができました。ここで初めての小休憩を摂(と)ります。午前9時を少し過ぎたところです。

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NHKの大河ドラマをPRする大きな幕には『出世の街 浜松』 とあります。

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関連すると思われる家康の活躍を概説しましょう。

『尾張国(愛知県西部)へ攻め入った今川義元が「桶狭間(おけはざま)の戦い」(1560年)で織田信長軍の奇襲作戦によって桶狭間(説明:名古屋市緑区と豊明市にまたがる地域)で討死。これにより、今川家の支配から脱した徳川家康は遠江国(静岡県西部)を順次支配下に置き、1570年に本城を岡崎城から浜松城(別名:出世城、説明:家康をはじめ歴代城主の多くが出世したことによる)へ移して武田軍の侵攻に備えた。』

『そして、侵攻した武田軍に徳川軍は「三方ヶ原の戦い」(1573年)で敗退したが、武田信玄が死去したことで武田軍は一旦撤退。再度攻め込んだ武田軍(信玄の子・武田勝頼が大将)との「長篠(ながしの)・設楽(しだら)ヶ原の戦い」(1575年)では織田信長の援軍を得て武田軍に大勝。武田勝頼は信濃の高遠城へ撤退。』

『1982年に織田軍と徳川軍は武田領深くへ侵攻したことで武田勝頼が自害し武田家は滅亡。この戦功により家康には三河国と遠江国(とおとうみこく)に加えて駿河国(するがこく、静岡県東部)が与えられた。』

同行者は「NEOPASA浜松」 のショップでお土産を探しています。浜松名物の「うなぎめし」と筆者が好きな春華堂の「うなぎパイ」などを買い求めました。

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余談です。帰宅後に食べてみました。「うなぎめし」とは名古屋の「ひつまぶし」と同じ食べ方ができるように「うなぎの蒲焼」が3袋に小分けされたもので、筆者にはほど良いボリュームでした。『愛知県産鰻使用』と表記されています。ちなみに、浜松(静岡県)は鰻の生産地として知られますが、生産高では鹿児島県・愛知県がツートップで、3位の宮崎県にも後塵を拝しているようです。

倉真トンネル」(長さ540m)を通過します。ちなみに、「浜松SA」のすぐ西にある「浜松いなさJCT」以東の「新東名高速道路」は最高速度の上限が120㎞/hです。

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すぐ先の「掛川PA」に立ち寄ってみました。とは言っても駐車場内を通過するだけになりましたが・・。

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次いで「矢倉山トンネル」(長さ1,380m)を抜けます。「大井川」に架かる「大井川橋」を渡って1㎞ほどの場所に西側の出入り口があります。

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藤枝PA」にも立ち寄りました。

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藤棚が見ごろを迎えています。

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「森町茶屋」で同行者が好きなソフトクリーム(バニラソフト、420円)を購入。筆者が先に一口だけ味見をしたところを撮影しました。

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「藤枝PA」を出たところで車線規制が始まりました。

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大きなクレーンが作業をしています。三車線化の工事でしょう。

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岡部トンネル」の中も車線規制が行われています。スピードを控えめにして走りました。

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静岡SA/IC」を通過します。

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トンネル内をバイクが爆走して筆者の車を追い抜いて行きます。

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トンネルを抜けると赤色灯を点灯したパトカーが前方に現れました。巡回中のようです。トンネル内で筆者の車を追い越したバイクはお構いなしで追い越して行きます。

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パトカーは「新静岡IC(出口)」を出て行きます。

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(続く)

2023年5月 6日 (土)

関西へのロングドライブは今年3回目(その7) 新名神高速道路は一車線に規制

金勝山トンネル」を抜ける少し手前から2本の柱のようなものが確認できました。

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2007年に竣工した大戸川に架かる「近江大鳥橋(おうみおおどりばし)」(長さ:上り線 495m、下り線 555m)です。

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以前のブログ記事でも紹介しましたが、波形鋼板ウェブを用いたエクストラドーズド橋です。なお、右端に写る下り線の主塔が中央に見える上り線の主塔(高さ103m)より低く見えますが、橋桁の高さがで異なるためです。

朝日が真正面に位置するため案内表示板の内容が良く読めませんが、「甲南SA/IC 10分」「甲賀土山SA」「四日市JCT 60分」とSAやJCTまでの所要時間が表示されているようです。

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遠方に「鈴鹿山脈」が見えてきました。なお、「新名神高速道路」では車線が一車線に規制されたままです。

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車載型電光掲示板に『この先車線変更あり』と表示されています。

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『甲賀土山-亀山西JCT 集中工事渋滞 3km』と表示されていますから、一車線規制は「亀山西JCT」まで続いているようです。

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甲賀土山SA」が近づきましたが、今回は立ち寄らずに通過します。

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『甲賀土山-亀山西JCT 集中工事渋滞 3km』と表示してあります。

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なぜか「甲賀土山SA」付近では車線規制がなくなりました。それはSAに出入りする車のためでしょう。

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「甲賀土山SA」を通過するとやはり一車線規制が再開されました。前方ではクレーンを使う大規模な工事が行われています。「三車線化」のスペースを確保するため、切通しの法面(のりめん)をさらに掘削しているようです。

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鈴鹿トンネル」に入りました。名前が示すように「鈴鹿山脈」の下を掘削して造られたトンネルです。一車線規制はまだ続いています。

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「鈴鹿トンネル」を抜けた約1.5km先にある「亀山西JCT」は亀山伊勢方面(名阪国道)への分岐点です。電光掲示板には『亀山伊勢方面 1キロ先ー亀山JCT 工事追い越し車線規制、名古屋方面 名古屋西JCT-清州西 工事通行止め(名神高速道路での表示内容と同じ)』とありますが、いずれも筆者には関係ありません。

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左手が亀山伊勢方面で、右手が名古屋方面です。地図の感覚とは逆になっていますが、すぐ先で2つのランプが立体交差して帳尻が合っています。

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直進して「新名神高速道路」の新規開通区間(亀山西JCT-新四日市JCT)へ向かいますが、まだ一車線に規制されています。

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「亀山西JCT」を過ぎると車線規制は無くなり快調に走行できました。「野登(ののぼり)トンネル」(長さ約4,130m)に入ります。あまり知られていないようですが、「鈴鹿山脈」の山麓に造られたため、「鈴鹿トンネル」(長さ約3.9㎞)よりも長いトンネルです。

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(続く)

2023年5月 5日 (金)

関西へのロングドライブは今年3回目(その6) 第二京阪と京滋バイパスから新名神高速道路へ

いよいよ帰宅する日になりました。午前6時を少し過ぎたころ、おチビちゃん宅を出発。早朝にもかかわらず3人の孫たちとその両親(家族全員)が見送ってくれました。なお、前日にガソリンを満タンに給油してありますから燃料に心配はありません。

「第二京阪自動車道」を北上して「京滋バイパス」と交差する「久御山(くみやま)JCT」へ向かいました。早朝でもあり車線は空いていますが、「京滋バイパス」に入りやすいように左端の走行車線をキープします。

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久御山JCT」に入ります。走行車線から左に逸(そ)れ、次いで大きく右へ旋回します。

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「京都方面」(左のランプ)と「名神 名古屋方面」(右のランプ)の状況を確認しながら2車線がある右のランプ(傾斜路)を進んで「名古屋方面」へ向かいます。ちなみみ、左のランプに入り「京都方面」へ進むと「大山崎JCT」で「京都縦貫道」と「名神高速道路」に接続しています。

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「京滋バイパス」の本線へ入りましたが、右前方に強い陽光があり、前方の様子に十分注意しながら走行しました。

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宇治トンネル」(長さ約4300m)を通過します。緩(ゆる)やかな上り坂が続くトンネル内は車線変更が禁止されています。前方の車はもちろんのこと並走する車にも注意しながら、走行速度を維持するように心がける必要があります。

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「宇治トンネル」を抜けると「瀬田東JCT/IC」が近づきます。出口は右側と変則ですから左の走行車線をキープします。

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広域情報として『名神高速道路 岐阜羽島-一宮 渋滞4km』とあります。そして、2段目にある通行止め情報は「名古屋第二環状自動車道」に於(お)けるもの。いずれも筆者には関係なさそうです。

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「名神高速道路」と「新名神高速道路」へ向かう車は左の走行車線を走行するのが良さそうです。

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「瀬田東JCT」で左方向へ一回転して「名神高速道路」へ入りました。「新名神高速道路」方面へ向かう車は左端の分岐車線を走ります。

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草津JCT」が見えてきました。

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「草津JCT」内のランプは2車線になっていて、スムーズに走行することができます。ただし、大きく右カーブしながら坂を下りきったところで京都方面からの車が右側から合流しますから、十分注意する必要があります。

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「新名神高速道路」に入り「草津田上IC」を通過して間もなく「金勝山(こんぜやま)トンネル」に入り入りました。車線が一車線に規制されていますから、前方の車との車間距離を十分確保しながら安定した速度で走行しました。

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この先には「信楽(しがらき)IC」「甲南SA/IC」「甲賀土山SA」が続きます。

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カーナビは午前12時過ぎの到着を予想していますが、これはカーナビのマップが古いため「東名阪自動車道」を経由するルートで計算しているものです。なお、車外の気温は9℃とやや低めです。(続く)

2023年4月19日 (水)

関西へのロングドライブは今年3回目(その1) 東名川崎IC-海老名JCT

昨年11月および今年2月・3月と関西へのロングドライブが続きましたが、3か月連続となる今月(4月)も出かけることになりました。大阪に住む年長の孫(おチビちゃん)が大学生になったお祝いを届けるためです。今回は時間に縛られたドライブ旅ではありませんから、これまでとは違ってドライブそのものをのんびり楽しむことにしました。

ブログ記事の今回のポイントは、久しぶりに神奈川県内の「東名高速道路」を詳しく紹介することです。

近くのコンビニで軽食類を購入した後、午前7時少し前に東名川崎ICから東名高速道路に入りました。案内表示板には所要時間情報として『横浜町田まで20分、厚木まで40分、御殿場まで80分』 とありますから、概ね順調に走行ができそうです。

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SAとPAにおける駐車場の状況も『港北PAで大型車が混雑』である以外はすべて空きがあります。

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2㎞先の「横浜青葉JCT/IC)で首都高と第三京浜に逸(そ)れることができます。つまり、東名高速道路(横浜青葉JCT)・第三京浜道路(横浜港北JCT)・首都高速神奈川1号横羽線(生麦JCT)の3本の高速道路が首都高速神奈川7号横浜北西線(K7)と首都高速神奈川7号横浜北線で串刺しになっており、任意の高速道路へ移動することができるのです。

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横浜青葉IC(出口)」が近づきました。

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約20㎞間隔で並ぶ「港北PA」「海老名SA」「中井PA」の駐車場はいずれも空いているようです。

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渋滞情報が出ています。

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左前方に見える「港北PA」は大型貨物車で絶えず混雑する休憩施設です。渋滞を少しでも軽減するために設置された「付加車線」が左端に出現しました。

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設置された目的は理解できますが、走行車線との間で車線変更が心理的にし難(にく)いという難点があるため、効果のほどはやや疑問です。

第2走行車線を走っていても「港北PA」の駐車場(左前方)が混雑していることが分かります。

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「付加車線」は「横浜町田IC」が近づくと設置されていません。少し手前に『7km先 付加車線 工事実施中』の横断幕がありましたから、これから設置されるのかもしれません。「港北PA」の7㎞先は横浜市瀬谷区上瀬谷付近です。途切れ途切れに設置されるようです・

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「横浜町田IC」の500m手前に渋滞情報の『ここから渋滞 4km』が出ています。

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「横浜町田IC(出口)」がすぐ先に近づきました。いつの間にか「付加車線」が出現。

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「横浜町田IC」の合流車線が前方に見えます。

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「横浜町田IC」を通過しても車列が続いています。

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路側帯で工事が行われています。

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大和トンネル」です。

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綾瀬SIC」の案内看板が見えてきました。

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海老名SA」です。

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「圏央道」と立体交差する「海老名JCT」

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(続く)

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